276話 学園で話をする

システィーナ「その職業体験でいつも行かせてもらっている領地の領主様がもうすぐって時に急に都合が悪くなったようなの、それで代わりをと思って色々探したのよ？…でもね」

ベル「見つからなかったんですか」

見つかったかどうかは分かりきっていた

システィーナ「そうなの、いつもの場所は職業体験用に泊まれる場所までわざわざ作ってくれている場所なのよ、だから今までは何とかなってたんだけど別を探すってなるとみんなが泊まれる場所がね、だから本当は避けたかったのだけどベル君の国で今回だけ行わせてくれないかな？」

ベル「この国じゃダメなんですか？」

システィーナ「職業体験は現地に行く際にその場所の領主様を護衛対象として護衛しながら移動するの、だからこの国だと護衛が出来ないのよね」

ベル「その護衛は冒険者として体験するんですか？」

システィーナ「そうよ」

ベル「じゃあ冒険者登録とかはするんですか？」

システィーナ「あくまで体験だから登録まではしないわよ、ただ本物の冒険者のチームを1組は確実に入れて教えてもらうって感じね」

ベル「なるほど、では場所は俺の国で決定として、その護衛対象はどうするんですか？」

システィーナ「ベル君やる？」

ベル「嫌ですよ、そもそもこの学園で俺が帝王って知ってるのは学園長と1部の先生と1部の生徒とテレス達くらいですよ？」

システィーナ「だから今回はここの国王様ボルトに頼もうと思ってね」

ベル「護衛対象になることを？」

システィーナ「そうよ、あの人は学園行事には積極的に貢献してくれるし頼めばやってくれるでしょ」

ベル(たしかにやりそうだけど、特に今はテレスもいるし)
「そうですか、護衛対象も決定ですね。次に職業体験をする職業は何にしますか？」

システィー「ベル君の国には騎士団があったよね？」

ベル「はい、未だに無敗の騎士団がありますよ」

システィーナ「じゃあそれを1つの候補にしましょ」

ベル「わかりました、他は何にしますか？」

システィーナ「メイドや執事体験も良さそうね」

ベル「良さそうですね、ほかはどうします？」

システィーナ「他に何があるかしら？」

ベル「大きな施設を取るなら孤児院とかでしょうか？あそこなら勉強を教える先生の勉強も出来ますし、子供たちの面倒を見る大変さなんかも学べますよ」

ドルナード帝国にある1番大きな施設は孤児院だったりする、理由は単純でベルが子供たちのためにと色々用意していった結果元の2倍ほどまで広がってしまった
{元々孤児院の周りはある程度広さを用意していた}