239話 大罪のみんなに説明をする④

アヤの下へ移動した

ベル「アヤちゃんはどれがいいんだっけ？」

アヤ「これ！」

アヤはイルカの絵が書いた紙を取って言った

ベル「イルカね」

アヤ「イルカって言うんだ、可愛いから選んだけど」

この紙にはよくあるイルカのイラストを写し出していた

ベル(まぁこんな可愛いイルカはこの世界にはいないけどね)

この世界のイルカは体長約30m程あり、鋭い牙と高度な魔法を操り攻撃してきたり、更には泳ぐ速度も約100km程と早く、その速度で突撃してきたりもする

アヤ「このイルカはどんなやつなの？ヘングルくんの時みたいに教えてよ」

ベル「いいよ、このイルカは大きさが30mくらいあってガブって噛み付いてきたり、海からジャンプしたりするよ」

アヤ「30めーとるってどのくらいなの？」

ベル「んー、だいたいサクヤくんの部屋からアヤちゃんの部屋くらいまでかな？」

アヤ「そんなに大きいの！？それにガブって噛まれたら食べられちゃう」

そう言うとアヤは少し震え出した

ベル「そうだね、でもイルカは海の下の方に居るから食べられることは無いよ」

この世界のイルカも肺呼吸だが、息をしなくても短くて約100年は余裕で潜っていられるため滅多にお目にかかることが出来ない

アヤ「そうなの？じゃあ大丈夫？」

ベル「大丈夫だね、もし食べられたらお腹ぶち抜いて出てくればいいし」
(イルカって食べる時丸呑みするからぶち抜けば問題ないよね)

ミコ「ベル様基準で言ってもこの子達には不可能に近いんですから」

ベル「まぁね、でもそうなったら俺が助けるから大丈夫だよ」

アヤ「お願いね？」

上目遣いで少し涙目で言っていた

ベル(可愛い！……これだから子供は最高だぜ！)
「もちろん！」

ピクシー《警察の方！ここに変態が！至急逮捕願います！》

ベル《手は出さないので許してね？》

ピクシー《私にそれが通じるとでも？》

ベルは子供っぽく、かつ最高に可愛く言ったがピクシーは一切通じなかった{いつもの事}

ベル「じゃあ色は何色がいい？」

アヤ「赤色が良かったけど、ピンク色にする」

ベル「どうして？赤色でもいいんだよ？」

アヤ「だって私は見たことないけど怖そうだから、色だけでも可愛くしたくて」

ベル「大丈夫だよ、ただ大きくて鋭い牙があるだけで見た目は可愛いから」

アヤ「ほんと？」

ベル「うん、だいたいこの絵と同じだよ」

この世界のイルカは地球いるイルカと見た目はほぼ同じ、大きく違うのは大きさだけだ

アヤ「じゃあ赤色にする」

ベル「赤色で作っていいね？」

アヤ「うん」

ベル(ずっとつけるんだもん、好きな色にしてあげたいよね)
「じゃあ」
『ミラくん達と同じ物で飾りをイルカの赤色の物へ 変換』

パッと変わった

ベル「こんな感じだよ」

アヤ「うん、いい感じ。これでも可愛い」

ベル「じゃあとりあえずつけてみて、不具合とかないか」

アヤ「じゃあつけるね」

アヤはそう言ってブレスレットを左手につけた

ベル「どんな感じ？」

アヤ「うん、大丈夫だよ。どこも悪くない、これで物を壊さなくなる」

元大罪の子はみんな1回は物を壊している、さすがに城の中にある物全てを無限結晶にするのは難しい

ベル「じゃあ問題なし。じゃあ次はキラちゃんだね」

キラの下へ移動した