転生して進化したら最強になって無双します

エルナ・アストル

234話 軽い商売をする⑥

ベルはこれで帰るかと思われたが

ベル「はい、では最後にお菓子を今あるだけ全部ください」

サトカ「また随分突然ですね」

ベル「これ私は食べましたが他の人にもお土産として持ち帰ろうかと思いましてね」

サトカ「そうですか、ありがとうございます。今あるのは47個ですね」

ベル「先程出してもらったものは?」

サトカ「あれでしたら売る予定のものは50個で家には10個置いてあるんですよ、それをお出ししました」

ベル「そうだったんですね、47個全て買わせてもらいます」

サトカ「単体で買いますか?それとも一括で買いますか?一括で買うのでしたらキリよく1つ追加しますよ」

ベル「一括でお願いします」

サトカ「じゃあ準備するわね」

ベル「わかりました、お金は全部で大金貨2枚と金貨1枚と銀貨2枚ですね、ここに置いておきます」

サトカ「わかりました、少々お待ちください」

そう言って奥に入っていき数分後帰ってきた

サトカ「お待たせしました」

ベル「ありがとうございます、ここに全て投げ入れてください」
『無限収納』

無限収納を開いた

サトカ「ここにですか?」

ベル「はい、ただの空間収納ですよ」

サトカとトワちゃんは不思議そうに見ていた

サトカ「これが!?初めてしました」

トワ「私さっきハルさんの見たけど色が違うよ?」

ハルが無限収納を使った時は薄いピンク色で、ベルが使う無限収納は真っ白だった。
理由は同一人物と気づかせないように反転の際に一緒に変えていた

ベル「これは人それぞれ魔力の色が違うからこうなるんだよ」

トワ「そうなの?」

ベル「魔力光って確か学園に通ってたら習うはずだよ?」

トワ「……私学園行ってないから知らない」

ベル「そうなの?」

トワ「うん」

サトカ「お金がなくて通わせることが出来ないんです、それに学園って貴族様が身分がなんたらで差別するって聴くので通わせにくいんですよ、すいませんこんな話」

ベル「なるほど、ではもしこの国に学園ができるとしたら通わせますか?」

サトカ「作るんですか?」

ベル「いえ、まだそこまでは決まってません、ただもしあったらどうするかな?って思いまして」

サトカ「貴族様が身分に文句を言ってこないのであれば通わせたいですね」

ベル「わかりました、参考程度に聞いただけなのであまり期待はしないでくださいね」

サトカ「ですよね、学園って簡単に建てれるようなものでもないですもんね」

ベル(めんどくさい事に色んな国の許可と国民達の意見がいるんだよね)
「はい、トワちゃん?もししっかり勉強がしたいんだったらミツバ孤児院に行ってみるといいよ」

ミツバ孤児院とはベルが建て直した孤児院のこと、いつもはただ孤児院とだけ読んでいるが正式名称はミツバ孤児院という

トワ「ミツバ孤児院に?」

ベル「そう、あそこならいつでも勉強を教えてくれるよ」

トワ「ほんとにいいの?」

ベル「うん…そういえばトワちゃん何歳?」

トワ「私は9歳だよ?」

ベル「若いのにしっかりしてるね」

トワ「色んな人に言われます」

ベル「トワちゃんは文字の読み書きも計算もできるよね?」

トワ「できますよ?」

ベル「なら本格的に学園と同じ勉強ができるから闇の日以外の好きな時に行ってみるといいよ」

トワ「いいの?」

ベル「何回も言うけどいいよ、孤児院だけどあそこは他に比べたら全然孤児院じゃないから」

トワ「どうして?」

ベル「孤児院の近所の子達も親公認で行って勉強したり遊びに行ったりしてるから、遊べて勉強もできる施設って感じだね」

このミツバ孤児院以外ではこんなこと滅多にない、大抵の孤児院には子供達が近ずかないように親に言われるからだ

トワ「お母さん行ってもいい?」

サトカ「いいわよ、あそこなら私も行って見たことあるし、ホントならトワには学園に行って勉強して欲しかったしね、好きなように勉強して遊んできなさい」

トワ「わかった、じゃあ今度行ってみる」

ベル「じゃあその時に孤児院に着いたらベル君にここで勉強できるって聞いてきましたって伝えたらすぐに勉強出来ると思うよ」

トワ「わかりました、ありがとうございます」ペコ

サトカ「全て入れ終わりました」

ベル「ありがとうございます、では今度こそおいとまします」

そしてベルはサトカとトワちゃんに見送られながら帰って行った
{ちなみにベルに出されたお菓子はトワちゃんにあげました、自分の分を食べたあとまだ食べたそう見つめられたため。トワちゃんは食いしん坊なのかも?}

ベルが帰ったあと

サトカ「帝王様って女の子だったっけ?」

トワ「ベル君って呼ばれてるみたいだから男の子じゃないの?」

サトカ「どうなんでしょうね」

こんな感じで話されていた

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