225話 次の大罪をまとめて持ち帰る

そう言って大罪がいる場所のど真ん中に飛び込んだ

ベル「さぁまとめてかかっておいで」

ベルがそう言うと各大罪の得意とするもので攻撃してきた

ベル「まず傲慢の君の能力は効かないよ、だから大人しく眠ってな」

そう言って傲慢のお腹を死なない程度、尚且つ気絶するくらいの強さで殴り壁まで吹き飛ばした

ベル(この空間がこのくらいの広さで助かったよ)

ここの広さは直径約50m程のドーム状空間だ

ベル「じゃあ次は憤怒の君、ステータスが高くても能力はまぁまぁだから俺には関係ないので眠ってな」

次も同じように吹き飛ばした

ベル「じゃあ次は誰やられたい？」

10秒も経たずに2人もやられたため警戒して近ずいて来なくなった

ベル「さすがに強欲と暴食と色欲の3人は相手にならないんだよねぇ」

ピクシー《それを言っては誰も相手になりませんよ》

ベル「まぁね、あと暴食さん？噛まないでくれる？」

暴食はベルの腕をカジカジしていた、当の本人暴食は噛み切れなくて困っているみたいだが

ベル「噛みきれないの分かってるんだから離してくれない？早くしないとあの二人みたいになるよ？」

暴食「……ﾊｸﾞ」

離したと思ったらまたカジカジしだした

ベル「また噛むのかい、まぁいいや君は後でね」

ベルがにこにこで暴食にお頭を撫でたため気を取られていると思った強欲と色欲が飛びかかってきた

ベル(強欲は色んな人から奪ったスキルを使ってきて、色欲はなんで知ってるかは知らないけど元最高神のツイストルに擬態と)

強欲はベルのスキルなどを奪うことが出来なかったため諦め、色欲はベルに擬態しようとしたが出来なかったため諦めてツイストルにしたみたい

ベル「諦めてスキル差し出してくれない？」

ベルは話しながら強欲と色欲の攻撃をひらりひらりと躱していた
{暴食はベルの腕に噛み付いたまま}

ベル「んーどうしたものか」

ピクシー《マスターにとっては隙だらけなんですからパパっと終わらせたらいいのでは？》

ベル「確かにそうだけど面白くないじゃん？」

ピクシー《マスターが好きなアニメの技を真似てみたりなどは？》

ベル「あ、それいいね。何しようかな」

ベルは頭に入っているアニメの色々な技を考え出した

ベル「……じゃあまずは最近流行りのあれね」
『吹っ飛べ！』

強欲と色欲は文字通り壁まで吹き飛んだ

ベル「威力やばすぎでしょ、多分今のツイストルでも見えないよ？」

ピクシー《でしょうね、マスターの言霊が強すぎてとてつもない速さがでましたね》

{ベルは呪言を言霊で再現していた。この2つの違いは呪力か魔力かの違いだけで効果はほぼ同じ、ただ両方声が発動条件なので相手が強すぎたり、効果が大きいものを使うと喉を痛めて最悪の場合吐血してしまう}

ベル「さぁ次は……あ、伸びてた」

大罪の2人は吹き飛ばされ、とてつもない速さで壁にぶつかったため気を失っていた

ベル「あとは君か、ほんとに離さないね」

暴食はと言うと、ずっとベルの腕に噛み付いたままだった

ベル「噛みちぎらせてもいいけど毒混ぜるよ？」

ピクシー《それをすると死にますよ》

ベル《どんな反応するかなって思って》
「ほんとにいいの？」

暴食は腕に噛みつきながらベルのことを睨んでいた