転生して進化したら最強になって無双します

エルナ・アストル

223話 2人目の大罪とお話②

ミラに着く専属メイドがちょうど部屋にやってきた

サヤ「わかりました、私はミラ様の専属メイドになりましたサヤと申します」

ミラ「せんぞくめいどって?」

ベル「こういうのも専属メイドの役目だと思うから答えてあげて」

サヤ「わかりました、専属メイドとはミラ様に付き添い身の回りの事をお手伝いしたりするメイドのことです」

ミラ「身の回りの事を?」

サヤ「はい、朝起こしてあげたり、着替えの手伝いなどですね」

ミラ「へぇー、じゃあ色々手伝ってくれるってこと?」

サヤ「はい、ご所望とあればベル様の暗殺までやってみせますよ」

ベル「…なんで?」

サヤ「その為に私を指名したのでしょ?」

サヤは暗殺術に長けていて、ドルナード帝国でも上位に入るほどの実力者だったりするが普段はメイドとして働いている

ベル「そんな訳ないよ、ここで働いてる人ならそんな馬鹿なことしないのは知ってるでしょ?」

サヤ「もちろんご存知ですよ?私はただ笑いを取ろうかと思いまして」

ベル「ミラくん今の面白かった?」

ミラ「んーよくわかんない」

ベル「だって、どうする?」

サヤ「ベル様を黙らせてなかったことにします」

サヤはどこからともなく取り出したナイフをベルに向かって突き刺そうとした

ベル「子供の前なんだからそんな事しないでよ」

ベルはと言うと一瞬でサヤの後ろに周り、ナイフを持った手を背中で抑えていた

ミラ「ベル兄ちゃんすごい!今の見えなかった!」

{ミラくんのベルの呼び方はお風呂からの移動の際にベル兄ちゃんに一時的に決定したようです}

サヤ「私はただベル様の力をミラ様に見せてあげようと思いまして」

ベル「そんなことするから興味津々じゃん」

ミラは目をキラキラさせながらベルの方を見ていた

サヤ「あの…そろそろ離して貰えますか?」

ベル「あぁごめんごめん」

ベルはサヤの手を離した

サヤ「ありがとうございます、ミラ様もここに住んでいればいずれ私を超える実力者になれますよ」

ミラ「ここにいたらいつかベル兄ちゃんに勝てる?」

サヤ「それはミラ様の頑張り次第ですよ」

ミラ「じゃあ頑張らないと!」

ベル「余計なことを吹き込まないでよ」苦笑い

ミラ「ベル兄ちゃん待っててね、僕頑張ってベル兄ちゃんに勝つから!」

ベル「そんなのこと言っていいのかな?俺もそんな簡単に勝たせてあげないよ?」
(ミラくんが勝つ未来が見えないけど、どうしよう)

ミラ「僕が大罪の時に1回負けて悔しいから、いつか絶対勝つよ!」

ベル(単に負けず嫌いなんだね)
「それでも負けるつもりは無いよ?」

ミラ「他のみんなも集めるんでしょ?」

ベル「大罪のこと?」

ミラ「うん」

ベル「それならみんな集めるよ、あと5人ね」

ミラ「じゃあみんなの力を合わせて頑張るよ!」

ベル(厄介なことをしようとするね)
「なんでもいいけど頑張って、じゃあ次の子のとこに行ってくるよ」

ミラ「わかった!覚えててね」

ベル「うん、楽しみに待ってるよ」
『次の大罪の元へ 転移』

そして次の大罪の下へ向かった

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