転生して進化したら最強になって無双します

エルナ・アストル

216話 2人目の大罪へ②

こちらへ向かってきた人達が次々と倒れていった

ベル「おー見事にみんな気絶してる」

ピクシー《マスターの威圧なんて当てられたら誰でもそうなりますよ》

ベル「まぁ気絶するように設定したから確実にそうなるよね」

マスター《ですね、もし気絶しなかった場合マスターより強いことになりますよ》

ベル「だね、この人たちはここで放置でいいとして、怠惰は動く気配なしと」

マスター《怠惰の名に相応しいですね》

ベル「仕方ない、こっちから行ってあげますか」

マスター《それがいいですね、これは恐らく今居る場所から動きませんよ》

ベル「動かないって事は自信があるのかな?」

マスター《これはただめんどくさいだけですよ》

ベル「まぁいいや、可愛い子には楽をさせろって言うしね」

マスター《……可愛い子には旅をさせよです》

ベル「あれ、そうだっけ?」

マスター《楽をさせろはマスターの自論です》

ベル「マジか!今まで可愛い子には楽をさせろで生きてきた」

マスター《周りからはいい人って思われるのでいいでしょう、ちなみにテレス様方は?》

ベル「もちろん対象です」ドヤ

マスター《はい、どうでもいいですから早く行きましょう?》

ベル「あぁ!自分で振っといて対応が冷たい」

マスター《まぁマスターの自論に誰も興味無いでしょ?》

ベル「確かにどうでもいいね、早く行こ」

この街はそんなに広くないためベルはのんびり歩いて怠惰の下へ向かった

ベル「こんにちは怠惰さん?」

怠惰(めんどくさいからどっか行け)
「……」

ベル「なら抵抗しないでスキル渡してくれる?」

怠惰(こいつ心を読めるのか、戦うのめんどいし取れるもんなら取ってみな)

ベル「じゃあ貰うね」
『スキル怠惰 強奪』

〈相手の同意があったため強奪に成功しました〉

ベル(ほんとに素直にくれたよ)

怠惰は大罪スキルをベルに強奪されたため、嫉妬の時と同様に姿が変わった

怠惰「ほんとに取られちゃった、冗談のつもりで言ってたのに」

ベル「取れるもんなら取ってみなって言われたからね」

怠惰「確かに僕が言ったけど」

ベル「だからしょうがないよね、じゃあ一緒に帰ろっか」

怠惰「どこに帰るの?」

ベル「俺の国へね」

怠惰「偉い人なんだ、でもどうしてそんな人が僕を?」

ベル「大罪をみんな回収するためにね」

怠惰「じゃあみんないるの?」

ベル「今は元嫉妬のメルちゃんがいるよ」

怠惰「他のみんなも連れてくるの?」

ベル「まぁね、みんな連れてくるわけだし」

怠惰「そうなんだね、じゃあ早く行こ」

ベル(なんか話が早くて助かる)
「そうだね」
『街を修復』
へ 転移』

そして何事も無かったように街も元通りになり、ベルと元怠惰はアクルノスのベルの城へ転移した

コメント

コメントを書く

「ファンタジー」の人気作品

書籍化作品