転生して進化したら最強になって無双します

エルナ・アストル

186話 国が大変な事になる前に対策を!

ボルト「なるほどな、まだ来るまでに時間はあるのか」

ベル「そうだね、ただ時間がかかるってことはそれだけ勢力が強くなるってことだから、上陸してから弱くなることを願うしかないね」

ボルト「そうか……ところで勢力ってなんだ?」

ベル「知らないのね、簡単に言うと台風の大きさを勢力って表すの、あと強さを表すのがhPaヘクトパスカルって言ってこの数値が低いと強い台風って感じだね」

{作者 軽く調べた程度なのであっているかは分かりません}

ボルト「うむ、さっぱりわからん」

ベル「まぁこの世界では勢力もhPaも測ったりすることできないから気にしなくていいよ」

ボルト「そうか、聞いたところでわからんが、今回のでそのヘクトパスカルってやつはどのくらいなんだ?」

ベル「聞きたい?」

ボルト「わかるならな」

ベル「だいたい800hPaくらいかな、精霊の集まり具合で変わってくるから弱くなることはあるかもね」

ボルト「それはどのくらいなんだ?」

ベル「簡単に言えば人が軽々吹っ飛ぶ程度かな」

ボルト「それならいつもの事だな、じゃあいつものはどのくらいなんだ?」

ベル「いつもので900前後かな」

ボルト「じゃあ今回のを分かりやすく教えてくれ」

ベル「いつものだと人が飛ばされたり家が壊れたりかな?んで、今回のは人はもちろん飛ばされて家とかも大半が吹き飛ばされるかも」

ボルト「復旧作業が大変だな……ところでここは大丈夫だよな?」

ベルはキョロキョロしだした

ベル「……うん、問題ないね。まぁ千斗が作ったわけだし強度は問題ないよ、ただ轟音と窓ガラスが割れる以外の被害は出ないよ」

ボルト「それならいつもと変わらんな」

ベル「対策をしたらそんなこと起きないだろうけどね」

ボルト「ほんとか?」

ベル「神級精霊の能力でどうなるかは知らないけど、まぁ俺の能力でなんとかなるでしょ」

ここはボルトの自室のため他の人はいない

ボルト「その言い方は怖すぎるぞ」

ベル「無理やり何とかするよ」

ボルト「それが怖いんだよ、確実じゃないからな」

ベル「誰が言ってると思ってるの?」

ボルト「最高神という立場やこの世界のEXランク冒険者の肩書きを持つ最強のベルだろ?」

ベル「長い長い……最高神か最強でいいからめんどくさいし、とりあえずその最高神が言ってるんだから信用してもらわないと」

ボルト「ならちょっとは言い方を確実化しろよ」

ベル「めんどくさいという理由で丁重にお断りします」

ボルト「全く理由になっとらんぞ」

ベル「そう?俺が言ったらなんでも絶対でしょ」

ボルト「最高神としての立場があればな、でも今はタレスとレーネの子だろ?一応帝王でもあるけどな」

ベル「……それ言われちゃ素直に否定できないからやめて?」

ボルト「そもそもお前ここでは最高神の立場や帝王としての立場を利用してないだろ」

ベル「立場で何とかしようとしてくるのは嫌いなんでね、だから俺も仕方ない時以外は使わないよ。嫌でしょ?立場で無理やり何とかしようとしてくるやつは」

ボルト「確かにな、でもお前が立場を使わないからこそ俺らやお前の周りも楽しくやれてるんだしな」ニカッ

ベル「それが1番いいからね、自分も楽しく周りも楽しく笑っていられるようにしてるからさ」

ボルト「まぁお前がいいならいいさ、さっさと対策してこい」

ベル「はいはい行ってきますよ」
『上空へ 転移』

ベルはそう言って城の上空に転移した

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