172話 テレスの誕生会(謎の商人)

フォルス達が去っていって少ししてちょっと面倒くさそうな人が来た

謎商人「お初にお目にかかりますドルナード様、少しよろしいでしょうか？」

ベル「そういう会だからいいよ、あと名前でいいよ」

謎商人「わかりましたベルド様、私はケルディー商会会長のラオスです。本日はベルド様が今着ていらっしゃるお召し物が気になりまして、お話を聞かせて貰えますか？」

ベル「この服のこと？」

ラオス「はいそうです」

ベル「気になった理由は？しっかり話してくれたら教えてあげる可能性はあるよ」

ラオス「わかりました、理由はランクが気になりまして、それでお聞きしたいと思ったのです」

ベル「そのランクってどうなってた？」

ラオス「ランクが∞超越級と見たことも聞いたこともないものでして」

ベル(隠密とかかけてなかったっけ？)
「なんで見れたの？」

ラオス「遠目で見た限りで見たことない素材かつ、綺麗な素材だったので鑑定させて頂きました」

ベル(ちょっと確認……うん、隠密系が抜けてるね)
「人の服とか装備に勝手に鑑定かけたらダメな気がするけど？」

ラオス「そ、それは」

ベル「まぁ今日のところは許すけど、他の人にはやったらダメだからね？」

ラオス「わかりました」

ベル「じゃあランク教えてあげよっか」

ラオス「教えてくれるのですか！」

ベル「特別ね？もし誰かに教えたり広めたら……わかるよね？」
『防音結界』

ラオス(権力で消される？……まさかな)
「わ、わかりました！」

ベル「じゃあこのランクは神器の2つ上のランクだよ」

ラオス「神器の2つ上！？」

ベル「そう、神器の上が∞級でその上がこの∞超越級だよ」

ラオス「まさか神器の上が存在するとは」

ベル(説明めんどくさくなったから記憶改変してなかったことにしよ)
「じゃあこの辺でバイバイ」
『∞超越級の記憶がなかったことに、そして今話した内容もなかったことに 記憶改変』

ラオスの記憶から∞超越級のことや∞級のこと、そしてベルドが∞超越級の服を着ていたことに関する記憶が消され、消された部分に適当な世間話をしたことに上書きした

ラオス「では私はこの辺で、いつでもいいので我が商会に来てくださいね」

ベル「もし必要なものがあったら行くね」

ラオス「わかりました、来られた際は最大限のおもてなしをさせていただきます」

ベル「分かった、またね」

そして去っていった