170話 テレスの誕生会(親交会③)

タクト「じゃあ次はシモンの横にいる同じ髪の色の子がうちの長女のミアラだ」

ベル「ミアラさんもタクトの髪の色を受け継いでるね」

ミアラもタクトやシモンやミーファと同じく真っ赤な髪をしている

タクト「確かにな」

ベル「ミラさんの髪の色はアンナちゃんだけしか受け継いでないね」

ミラタクトの妻はピンク色の髪の色をしていて赤色の目をしている
{ミーファやアンナちゃんのピンク色の目はタクトから受け継いでいるよ}

タクト「タレス達とベルに比べたらマシだろ」

ベル「生物としての格が違うから仕方ない、次は？」

タクト「分かった。次は紫色の髪の2人がレミアのお姉さんだ」

ベル「やっぱり」

タクト「右がミリアで左がマリアだ、見ての通り双子だな」

ベル「見分け方は？」

タクト「髪飾りの色の違いだな」

ミリアとマリアは色違いの髪飾りをしていて、ミリアが水色 マリアが青色のをつけている

ベル「確かにあの髪飾りないと普通なら見分けつかないね」

タクト「他に見分ける方法があるのか？」

ベル「魔力量は双子だけあってほぼ同じだね、ただ質は人それぞれ違うからそれくらいじゃない？」

タクト「なるほどな、俺らじゃわからんやつか」

ミラ「そろそろいいかしら？」

タクト「あ、あぁ悪かったなもういいぞ」

ミラ「じゃあアンナ？あれ渡すんでしょ？」

ベル「なにかくれるのかな？」

アンナ「うん！前にエルノ様くれたでしょ？」

ベル「あげたね、それがどうしたの？」

アンナ「ちゃんとおれいしないといけないから、これ頑張って作ったからあげる！」

アンナちゃんは肩から下げたポーチのような物の中からとあるものを取りだした

ベル(大事に使ってくれてるみたいだね、そのアイテムボックス着いたポーチ)
「これはお花の冠かな？」

アンナ「そうだよ！お母さんに作り方聞いて頑張って1人で作ったの！」

ベル「そうなんだ！ありがとねアンナちゃん！」

アンナ「お母さん！ベルお兄ちゃん喜んでくれたよ！」

ミラ「喜んでくれたみたいで良かったわね！」

ベル「じゃあせっかく貰ったんだし、ちょっとおまじないかけていい？」

アンナ「おまじない？」

ベル「そう、せっかくこんなに綺麗に咲いているのに枯れちゃったら勿体無いし、せっかく頑張って作ったアンナちゃんも可哀想だからね。よーく見ててね？」

アンナ「うん！」

ベル「じゃあこのお花の冠にくるくるっと」
『付与 自動修復 常時満開 』

お花の冠に添わせて二周するように付与をした

ベル「はい、出来た！」

アンナ「何か変わった？」

ベル「今のでこのお花の冠が壊れたりしおれたり枯れたりしないようにしたんだよ？」

アンナ「ふよ魔法？ってやつ？」

ベル「アンナちゃん付与魔法を知ってるんだ！」

アンナ「前にお母さんに教えてもらったの！」

ベル「お勉強してたんだ！付与魔法はね？付与するのは難しいけど、上手く付与するととても強いから覚えておいて損は無いね」

アンナ「ふよ魔法ってやつそんなに難しいの？ベルお兄ちゃん簡単にやってるけど？」

タクト「アンナそれはな？ベルが普通じゃないからだ、普通ならこんな簡単に付与魔法なんて使えないぞ？」

アンナ「うん、ベルお兄ちゃんは普通じゃないかも？」

ベル「確かに俺は普通じゃないね、でも付与魔法はアンナちゃんも練習すればできるから、頑張って練習して大事なものを壊れないようにしようね」

アンナ「どうやって練習するの？私まだ魔力操作しか出来ないよ？」

ベル「付与魔法は魔力操作で魔力を付与するものに流してイメージした効果をその物に定着させる感じでできるよ」

アンナ「後で何かで試してみるね！」

ベル「分かった、頑張ってね！出来たら持ってきてくれたらできてるか確認してあげるからね」

アンナ「わかった！」

タクト「じゃあ俺たちはこの辺で」
ミラ「そうね、アンナも付与魔法の練習したいみたいだし、また後でね」

ベル「わかりました、応援してあげてくださいね、簡単に出来ることじゃないので」

タクト「当たり前だろ？」

そしてタクト達は去っていった