異世界に召喚された殺し屋は自由に生きる

S・R

68話 文化祭④

「ご注文がお決まりになりましたら私を呼んでください。」



俺はニッコリと笑みを作りながら言った



「いえ、もう決まったわ。それじゃあ。これを食べたいわ。」



「ビックサイズパフェですね?分かりました。少々お待ちください。」



そして約10分の時間が経った。



「こちらビックサイズパフェになります。それと執事からのサービスがありますがどうしますか?」



悪戯をする時の子供のような笑みを作りながらサービスを受けるか聞いた。



「そうね、折角だからお願いしようかしら。」



と言って静香は「」どんなサービスなの?」と聞いた。



「私がお嬢様に「あーん」と言って、食べさせてあげるサービスですよ。」



「あらそう。それじゃあ、お願いしようかしら。」



静香なら恥ずかしがるかと思ってたけど、思ってたよりも普通にしてるな。



そして俺は小声で「ちぇー、つまんねぇな。」と言った。



「それでは、失礼します。」



と言ってスプーンを取って食べさせた。



「んっ…ふぅ…美味しいわね。」



「ありがとうございます。こちら当店のオススメの1つですので、他にも美味しい物がございますが、どうします?」



「それじゃあ、いただくわ。」





ビックサイズパフェを食べてから、約30分経った。そしてその間、他のおすすめの品を食べた。



「うっぷ…食べすぎた…」



静香は食べすぎたせいで、まるで妊娠したようにお腹が膨れた。そしてお腹を擦りながら、食べすぎたと言った。それを見た優真は思わず「ぷっ」と言って吹き出し笑った。



「ぷっ…」



「あなた今、笑ったわね!」



「いえいえ、執事が笑うはずないじゃないですか。…ぷっ…」



俺が笑ったとこを指摘されて、すぐに表情を戻したが、思い出したらまた笑ってしまった。



「また笑った!」



そしてまた笑ったと言われた俺は、すぐにまた表情を戻した。



「気のせいですよ。」



「はぁ…もういいわ。さっき貴方が笑ったからそのお詫びとして文化祭一緒に回るわよ。」



面倒になったのか、ため息を吐いてお詫びとして文化祭を一緒に回ることを命令した。



何か断ったら後が怖そうだから、一緒に回ってやるか。



「はいはい、仰せのままに。…でも食べすぎた後、すぐに動いたら吐いちまうぞ?」



俺はニヤニヤ笑いながら言った。



「は、吐かないわよ!バカー!」



顔をかぁっと赤くしながら大きな声で言った。



「「「しーっ!」」」



そして静香の声がうるさかったから、周りのみんなが口に指を当てて「しーっ!」と言った。

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