異世界に召喚された殺し屋は自由に生きる

S・R

32話 スキル確認

「コホン…さて新しいスキルの確認もしないとな!」

 更に化け物になってしまったが、気にしていても仕方が無い。
 だから俺はスキルの確認をする事にした。

「早く見せてー!」
「見たい。」

 と言って、アルテとミーシャは子供のようにはしゃいで優真に早くステータスを見せるように急かした。

「分かったから急かすなって.......それじゃあ確認するぞ。ステータス。」

 そして優真はステータスを開き、スキルの確認をした。

天草優真
男 400歳 覇神族
HP 概念が存在しない
MP 概念が存在しない
筋力 概念が存在しない
防御 概念が存在しない
俊敏 概念が存在しない

虚無スキルヴァニタス
虚無魔法 虚無空間  

終焉スキルラグナロク
終焉魔法 終焉世界 世界創造

死神スキルイラーアルマウト
死魔法 言霊 死気

大罪スキル
憤怒イラ

固有スキル
叡智之神 厄災之神 創造之神 進化

完全記憶 神気掌握 古代魔法 剣之神

全無効 不老不死

称号
異世界人 最強の死神 悪魔殺し

神の領域を超越した者 試練を乗り越えし者

創造神アルテの契約者 ミーシャの夫

アルテの夫 大罪人 魔王殺し  

進化し続ける者

「それじゃあ、ナビさん!スキルの解説お願いします!」

 よく分からないスキルが多かったので、あとはナビに任せよう。

『お久しぶりです。数少ない私の出番なので気合を入れて確認させていただきます。』

 なんかナビの言動が少しトゲトゲしいな.......

「悪いな全然出してやれなくて。」
「ナビって優真のスキルの子?」

 初めて聞く名前なのでアルテは優真に質問した。

「そうだよ。」
「へぇー…よろしくね!ナビちゃん!」

 そしてナビはアルテの頭の中に、念話を送って返事をした。

『よろしくお願いします。アルテ様。』
「うん!」

 普通に会話できているので、これからも仲良くしていけるだろう。

『それではスキルの確認をさせていただきます。まずはHP、MP、筋力、防御、俊敏の説明ですが、マスターはステータスでは測れないほど強くなりましたので「概念が存在しない」という表示になりました。次にスキルの確認です。

虚無スキルヴァニタス
虚無魔法・・・全ての存在を消す魔法。
虚無空間・・・無限に広がる何も無い空間を作れる。

終焉スキルラグナロク
終焉魔法・・・対象を終焉に導く魔法。
終焉世界・・・世界を一瞬で滅ぼせる。
世界創造・・・自分の世界を作ることが出来る。

死神スキルイラーアルマウト
死魔法・・・死を操る魔法を使う事が出来る。
言霊・・・生き物ならどんな命令も出来る。
死気・・・死のエネルギーを操れる。

大罪スキル
憤怒イラ・・・怒りが高まれば高まるほど全ての能力が上がる。

固有スキル
進化・・・条件を満たしたら進化して強くなる。
神気掌握・・・神の力を掌握できる。
全無効・・・敵対意思のある攻撃を全て無効する。

これでスキルの説明は終わりです。さすがマスターですね。めちゃくちゃ強いです。)

 予想以上に化け物じみていたので、俺は苦笑いしてどうにか言葉を絞り出した。

「.......どうコメントしていいか分からん。とりあえずひとつ聞いていい?」
『なんでしょうか?』
「覇神族ってなに?」
『覇神族とは神を超越した存在です。ちなみに今までに覇神族になった神は殆どいません。』
「お、おぉ…まぁ、強くなったしいっか!」

 "殆ど"という事は少しは居るって事か?.......考えても仕方が無いから、また今度調べるか。

「さすが優真。」
「また強くなったね!」

 そして優真はさらに化け物になったのだった。
だが、これからも進化し続ける事を優真自身さえ分かっていなかった.......

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