異世界に召喚された殺し屋は自由に生きる

S・R

31話 さらに化け物になっちゃった

「はぁ…疲れたぁー」
「疲れた。」
「弱かったなぁ。」

 俺達は魔王軍を全滅させたあと宿に帰った。そして現在はダラダラしている。

「おっと、そういえば新しいスキルが手に入ったんだった。確認してみるか。」
「そういえば大罪スキルが手に入ったんだよね。僕にも見せて!」
「私も。」
「はいはい。」

 と言って、優真はステータスを開いた、だが優真は知らない.......これが原因で、さらに化け物になることを…

「それじゃあ開くぞ。ステータス。ぐぁああ!」

 ステータスを開いた瞬間、無機質な音声と同時に体中に激痛が走った。

『条件達成。スキル進化を発動します。』

 無機質な音声が頭の中に響いた後、身体中に激痛が走った。そして、あまりの痛みで気絶してしまった。

「優真!」

 そして珍しくミーシャが焦ったが、アルテが大丈夫だと言った。

「大丈夫だよ。普通はね、神族は大罪スキルを取得出来ないけど、優真は普通の神族じゃないから取得出来たの。だからその代償として、気絶しただけだから、少しすれば起きるよ。」
「.......良かった。」

 と言って、ミーシャは安心した。

 そして1時間後…



「ふぁー…ん?なんで寝てたんだ?確かステータスを確認しようとして、その後、気絶したのか。」

 知らないうちに気絶していたので、俺は冷静に現在の状況を把握した。
 そしてアルテが説明した。

「そうだよ。神族は普通大罪スキルを取得出来ないからね。その代償だよ。」
「なるほどな。」
「心配した。」

 ミーシャが涙目で心配そうな顔をしていた。

「心配させて悪かったな。」

 と言って、優真がミーシャの頭を撫でた。そしたら、ミーシャは安心したのか、気持ちよさそうに目を細めた。

「うん。」
「それじゃあ、今度こそステータスを確認するぞ!」

 俺は大声で叫びながら手を握りしめ、手を高く上げた。

「おー!」
「おー。」

 アルテはノリノリでやったが、ミーシャはいつも通り無表情で静かだ。

天草優真
男 400歳 覇神族
HP 概念が存在しない
MP 概念が存在しない
筋力 概念が存在しない
防御 概念が存在しない
俊敏 概念が存在しない

虚無スキルヴァニタス
虚無魔法 虚無空間  

終焉スキルラグナロク
終焉魔法 終焉世界 世界創造

死神スキルイラーアルマウト
死魔法 言霊 死気

大罪スキル
憤怒イラ

固有スキル
叡智之神 厄災之神 創造之神 進化

完全記憶 神気掌握 古代魔法 剣之神

全無効 不老不死

称号
異世界人 最強の死神 悪魔殺し

神の領域を超越した者 試練を乗り越えし者

創造神アルテの契約者 ミーシャの夫

アルテの夫 大罪人 魔王殺し 

進化し続ける者

「「「.......」」」
「あはは!化け物だね!」
「うるせぇ!」

 アルテならやっぱり言うと思ったよ!

「さすが優真。」

 ミーシャが嬉しそうに褒めて来たから怒鳴れずに俺は素直にお礼?を言った。

「お、おう…ありがとう?」

 こうして優真は、さらに化け物になったのだった。

コメント

  • ペンギン

    Σd(≧∀≦*)

    1
  • 白華

    虚無とか凄い厨二くさいこと僕もずっとゲーム名で使ってました!

    4
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