異世界に召喚された殺し屋は自由に生きる

S・R

15話 試練の始まり

「ハァハァハァハァ…いきなり死んだな。てか、この試練本当に死んでも蘇るんだな.......一応知ってはいたんだが、実際に体験してみないと信じられないからな.......」
「ほぉ…そこまで知っていたのか。だが、いくら蘇るからって精神は直ぐに壊れていくから、あまり死なない方がいいぞ。」
「んな事分かってるよ。まずは鑑定.......!?」

 アモンのステータスを確認していなかったので、鑑定を使って確認したが、思っていた以上に化け物だったから、結構驚いてしまった。

アモン
男 ??歳 種族 悪魔族
HP 測定不能
MP 測定不能
筋力 測定不能
防御 測定不能
俊敏 測定不能

終焉スキルラグナロク
不明

魔法
不明

スキル
不明

称号
世界を破壊した者 終焉を呼ぶ者

封印されし悪魔 試練を与える者

 化け物かよ…勝てるイメージが全く浮かばねぇ…
 俺が考え事をしてる間に、アモンが攻撃を仕掛けて来た。いや、既に攻撃されていた。今意識があるという事は蘇ったのだろう。その後も何度も殺され何度も蘇るのを繰り返した。
 クソっ!反撃が出来ねぇ…少しずつ見えてきたが隙が全くねぇな。

「その程度か?まだまだだろ?早く来い!」

 その後も俺は何度もアモンに向かっていったが、かすり傷さえも付けられずにいた。

「がっかりしたぞ。その程度だったのか.......これで終わらせてもらうぞ!はぁぁぁぁ!」

 と言った瞬間、アモンが今まで以上の威力で拳を放ってきた。だが…

「それはもう見切ったぜ。」

 そこにはニヤリと不敵に笑みを浮かべる優真がいた。

「なぜ避けられた?しかもこんな完璧に…」

 アモンは、俺が完璧に攻撃を見切り、避けた事が信じられていないようだ。

「あんた自身がこの試練の意味を忘れてどうするんだ?この試練は死と蘇生を繰り返して、それを乗り越えながら自分の限界を超える試練だぜ?俺は、めちゃくちゃ死んだからな。めっちゃステータスが伸びた.......と思う。」

 まぁ、どのくらいステータスが伸びたか知らないけどな。こっそり見るか…ステータス

天草優真
男 400歳 種族 半神半??
HP∞
MP∞
筋力 測定不能
防御∞
俊敏 測定不能

固有スキル
叡智之神 厄災之神 創造之神 再構築

完全記憶 魔力掌握 古代魔法 神格化

全耐性 無限収納 剣之神

魔法無効 一定の威力まで魔力攻撃を無効化できる。

物理無効・・・一定の威力まで物理攻撃を無効化できる。

称号
異世界人 禁忌者 最強の卵・・・あと少し。

半分神になった者 限界を超えた者

 よっしゃ!めっちゃ強くなった。てか、この年齢なんだよ!ジジィとか、そういうレベルじゃねぇよ!まぁ試練中は外の時間が進まねぇからいいけど…てか400年近くも殺され続けてたのか…半分神で半分が?ってなんだよそれ…まぁいっか。

「なるほどな…クックックッこれは面白い!それじゃあ我も本気で行くぞ!はぁぁぁぁ!」

 その時、無機質な声が響いた。

 終焉ラグナロクスキルの発動を検知しました。世界の崩壊が始まります。直ちに、そのスキルを解いてください。

「黙れ…管理者風情が.......こんな楽しい戦いを止められるわけないだろう!それじゃあ始めようか。ここからが本当の試練だ!」

コメント

  • 月

    魔法無効、物理無効の効果を教えて欲しいです。
    試練の時、死んだ理由がわからないので

    1
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