破壊の創造士
006:ある宿でのひと時
その日の夜、俺たちはギルド長に勧められた宿場で一夜を明かすことに決めた。
最も感動したのは、そう、この宿場、なんと大浴場付きなのです!
日本人故、汚れた体を漬からせる場所は、寝床と同レベルで重要なのだ。ちなみに混浴ではない。
「きれいな部屋。」
そういいながらミリアは部屋に入っていった。
俺も同じ感想を持った。日本の一般ホテルほどとはいかないが、目立った汚れは見受けられず、使っている素材がいいのかベットは見るからに暖かそうである。
 
 すると、ミリアが着ていたローブを脱ぎ、それを布掛けに掛けた。
初めて彼女の素顔を見た
・・・ジト目、無表情、貧乳、ロリ(15歳ぐらいだが)、、、。それは置いといて、髪の色は銀でそれが肩まで伸びていた。二つの大きな目、その黄と紫のオッドアイが美しい。そしてなんといっても、元の世界には絶対に存在しえないこの美貌である。彼女は美人でありながらも、その体格に相応する幼さを交えた顔立ちをしていた。部屋の小さな照明さえ、スポットライトのように彼女を照らす。
  さすが異世界だ。理由は何であれ、外でフードを被るのは正解だな。
 にもかかわらず、俺は興奮とか、そういった邪な考えは全く浮かばなかった。彼女はやはりどことなく悲しげな表情をしているのだ。何かあるなら聞いてあげたいが、あってその日の間柄だ。答えてはくれないだろう。
「そんなに見られると、、、恥ずかしいんだけど。」
どうやら俺は始終彼女を見ていたらしい。
「やっぱり同部屋はやめるべきだった。」
ミリアは不平を言っているが、それはこちらも同じである。
美少女と一緒で羨ましいって?そういう問題ではないのだ。
問題なのはそう、、、ベッドが二人専用なのだ。
即ち、男である俺が彼女にベッドを譲るべきなのである。女性を床になんて寝かせられない。
とはいっても二人部屋もここしか開いていなかったから仕方ないといえば仕方ないのだ。
まあ好感度というものはちょくちょくと貯めていくものだ。俺は一緒で全然構わないんだけどね、、、。
「それじゃあ、私は湯船に漬かってくるけど、、、覗いたり、、、しないでね。」
そう念を押すと、なぜか顔を赤らめた彼女は部屋を後にした。
 ということで俺も今、風呂に漬かっている。
何度も自分の顔を撫でるが、まったく慣れないものである。
水に映る俺はかなりの美少年で、元々癖っ気のある黒髪はストレートの真紅色に。まったく特徴のなかった黒目は透き通る青色になっていた。
美少年という表現をしたが、エグザ○ル顔というよりは優男顔だった。
・・・女神の計らいか。
黒目黒髪が好まれないこの世界で、女神はその辺を気遣ってくれたのだろう。なかなか気が利くな、、、。
そんなことを考えながら、湯船を堪能した俺は全くの満足で部屋に戻った。
 
 部屋に戻ると、電気?を付けたままミリアは眠りについていた。
消灯した後、床に敷いた薄い布に体を横たわらせようとすると、
「一緒にねないの?」
俺は判断に戸惑ったが、彼女の純粋な瞳を受け素直にベッドに横たわった。
「やっぱ恥ずかしい。次からはちゃんとベッド二つの部屋にする。」
同じ部屋でいいのかと突っ込みたくなったが、今はそのやさしさに甘えてしずかに眠ることにした。
俺の隣で小さな寝息が聞こえた。
 
最も感動したのは、そう、この宿場、なんと大浴場付きなのです!
日本人故、汚れた体を漬からせる場所は、寝床と同レベルで重要なのだ。ちなみに混浴ではない。
「きれいな部屋。」
そういいながらミリアは部屋に入っていった。
俺も同じ感想を持った。日本の一般ホテルほどとはいかないが、目立った汚れは見受けられず、使っている素材がいいのかベットは見るからに暖かそうである。
 
 すると、ミリアが着ていたローブを脱ぎ、それを布掛けに掛けた。
初めて彼女の素顔を見た
・・・ジト目、無表情、貧乳、ロリ(15歳ぐらいだが)、、、。それは置いといて、髪の色は銀でそれが肩まで伸びていた。二つの大きな目、その黄と紫のオッドアイが美しい。そしてなんといっても、元の世界には絶対に存在しえないこの美貌である。彼女は美人でありながらも、その体格に相応する幼さを交えた顔立ちをしていた。部屋の小さな照明さえ、スポットライトのように彼女を照らす。
  さすが異世界だ。理由は何であれ、外でフードを被るのは正解だな。
 にもかかわらず、俺は興奮とか、そういった邪な考えは全く浮かばなかった。彼女はやはりどことなく悲しげな表情をしているのだ。何かあるなら聞いてあげたいが、あってその日の間柄だ。答えてはくれないだろう。
「そんなに見られると、、、恥ずかしいんだけど。」
どうやら俺は始終彼女を見ていたらしい。
「やっぱり同部屋はやめるべきだった。」
ミリアは不平を言っているが、それはこちらも同じである。
美少女と一緒で羨ましいって?そういう問題ではないのだ。
問題なのはそう、、、ベッドが二人専用なのだ。
即ち、男である俺が彼女にベッドを譲るべきなのである。女性を床になんて寝かせられない。
とはいっても二人部屋もここしか開いていなかったから仕方ないといえば仕方ないのだ。
まあ好感度というものはちょくちょくと貯めていくものだ。俺は一緒で全然構わないんだけどね、、、。
「それじゃあ、私は湯船に漬かってくるけど、、、覗いたり、、、しないでね。」
そう念を押すと、なぜか顔を赤らめた彼女は部屋を後にした。
 ということで俺も今、風呂に漬かっている。
何度も自分の顔を撫でるが、まったく慣れないものである。
水に映る俺はかなりの美少年で、元々癖っ気のある黒髪はストレートの真紅色に。まったく特徴のなかった黒目は透き通る青色になっていた。
美少年という表現をしたが、エグザ○ル顔というよりは優男顔だった。
・・・女神の計らいか。
黒目黒髪が好まれないこの世界で、女神はその辺を気遣ってくれたのだろう。なかなか気が利くな、、、。
そんなことを考えながら、湯船を堪能した俺は全くの満足で部屋に戻った。
 
 部屋に戻ると、電気?を付けたままミリアは眠りについていた。
消灯した後、床に敷いた薄い布に体を横たわらせようとすると、
「一緒にねないの?」
俺は判断に戸惑ったが、彼女の純粋な瞳を受け素直にベッドに横たわった。
「やっぱ恥ずかしい。次からはちゃんとベッド二つの部屋にする。」
同じ部屋でいいのかと突っ込みたくなったが、今はそのやさしさに甘えてしずかに眠ることにした。
俺の隣で小さな寝息が聞こえた。
 
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