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俺はどこでもモブ扱い

海ネズミ

第1話 俺はどこでもモブ扱い

    「ぐふぉっ…」
俺はロリっ子に殴られた。
信じられないくらいの力で殴り飛ばされた。
あのロリっ子に一言物申したい。
けどできない。来てしまったのだ。



 
華の高校生活。
誰もがみんな輝きキラキラ の青春を描く。映画やドラマ、アニメもそうだ。みんなが輝く生活だと思ってた。



 「現実はそうじゃない…」



どの学校にもカースト制度がきっとあるだろう。5つくらいに分けて想像して欲しい。
俺はその5つにすら属さないモブ中のモブ。
基本的には目立ちたくもないし、楽できるなら楽な道を進みたい。
俺はの名前は佐倉みちる。アニメ道を極めることで現実逃避に成功していた。
「異世界系のアニメってみんな成功していて羨ましいなぁ〜。日本語は通じるしぃ、コミュ障治ってるしぃ、何よりハーレムだ。はぁ〜」
最近、異世界系のアニメにハマっているのだ。

    (俺も行きたいなぁ)

無意識にそんなことを呟くと同時に急に睡魔に襲われ、俺はそのまま倒れた。

気がつくと俺は真っ暗な部屋に不自然に光る丸い玉のようなものを目の前に座らされていた。
「ここは…。ん?」
「やっと起きたな。私は神になりたいものだ。お主を私の力だけで転生させることができれば私は神になれるのだ」
どう見ても小学生低学年くらいのロリっ子にしか見えない子が俺の目の前でペラペラとしゃべっている。
「…」
「聞いておるのか!」
「あ、ごめんごめん」
「タメだとっ…、まぁいい。お主名はなんという?」
「佐倉みちるですが」
「なんだその名は。変だぞ。異世界に行くんだ。名を変えるぞ。」
「えっ?ちょっ…」
話が見えない。夢じゃないなら本当に異世界に行くのか?全くわかんない。しかも名前を変えるとか言いやがったぞ、このロリっ子め。
「カヌトリーネ!」
は?
「決定!」
どう考えてもお前の方がセンスないわ
「いやちょっと待っ…」
何かいいかけた時、体が発光し俺の名前がカヌトリーネという訳の分からない名前になってしまった。
「言い忘れておったな。私はカミューじゃ。よろしくなって言ってももう会えるかわからんがな」
ニヤニヤしながらカミューがなんか言っている。きっとなんか企んでいるに違いない。けど、異世界に行けるというのは非常にいい話だ。ここは合わせるか。
「よろしくです…」
「じゃそのまま目をつぶるのじゃ。失敗しなきゃランダムで能力が一つもらえる。まだ神様に慣れてないからあまり期待しないでほしいのじゃ。」
「失敗しなきゃって…そういえばカミューさん?俺って死んだんですか?」
「そういうこになるか。お主は元々存在しないことになっておるぞ。あっちの世界では。」
モブってことですかい。
「あ〜はいはい。」
「では目をつぶれ」
俺は言われた通りに目をつぶった。
(いない存在かぁ〜)
少し複雑な気持ちになりいろんなことを思い出してはいたが、異世界転生に少し心が弾んでいたのも事実だ。
「いくぞっ!」


    「ぐふぉっ…」
僕はロリっ子に殴られた。
信じられないくらいの力で殴り飛ばされた。少し淡い期待も抱いていたが無駄だった。
「カミューーッ!…ってあれ?」
俺はあのロリっ子に一言物申したい。
けどできない。来てしまったのだ。
本物の異世界に



 










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