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猫耳無双 〜猫耳に転生した俺は異世界で無双する〜

ぽっち。

第14話 猫の冒険



















「クロ、北には何があるのかな?」


「雪でも降ってるんじゃないか?」


「雪!!見たことない!」


ヘルネの城塞都市を出発して約2週間。
正確な情報はなく、北にあるとされている獣人の楽園、エデンに向けてクロたち3人と1匹?はひたすら北へ向かって旅を続けていた。
少し銀色がかった綺麗な髪。頭にはひょこっと生えている猫耳が覗いている。
髪を伸ばしているのか、腰に届きそうな長さの髪の毛を後ろで括り、動きやすい様にしている。
ティナは村から出たことはないので、旅の道中で見る様々な景色を見て尻尾を嬉しそうに揺らしながら楽しんでいる。


「んー、北っていうくらいだから寒いのかな?」


「そうとは限らない。」


そう言って話に混ざってきたのはヘルネの街で奴隷として酷い扱いを受けていたシエルだ。
基本的に無表情。抑揚のない話し方が特徴的だ。
鮮やかな水色の髪はギリギリ肩にかからないほどの長さになっている。
シエルはこの世界の気候について説明をし始める。


「まず、この世界の気候は精霊との因果関係があると言われている。」


シエルはそう言いながらクロの頭の上で呑気に昼寝をしている太々しい顔をした猫を見つめる。
灰色の毛並みを持ったこの猫はクロが顕現化させた精霊の1人(1匹?)でもある。
彼女は大きな欠伸をして、顔を上げる。
手をペロッと一回舐め顔をゴシゴシ拭く。
すると、ティナとシエルが自分のことを見ているのに気がつく。


『・・・・何か?』


「どうせ話聞いてたんだろ?精霊は寝なくていいんだからな」


そう言ってクロはケットの首根っこを掴み、シエルに渡す。
シエルは嬉しそうに(といっても口角が若干上がっているだけ。クロには見分けがつかないが尻尾の動きで分かる)ケットを受け取ると楽しそうに撫で回す。


『・・・・ボクは関係ないけど、他のやつが関与してるのは認めるよ。その土地の地脈を使って顕現化してる精霊もいるからね。』


と、シエルに撫でられるのが気持ちいいのか喉をゴロゴロ鳴らしながら目を細めるケット。
クロに撫でられると骨抜きにされてしまうが、シエル程度の力で撫で回されると心地が良く、気分がいい。


「・・・・だから、その精霊の力に影響を受けた土地は暑かったり寒かったり、又は両方だったり。」


「そうなんだぁ。この辺りは安定した天気が多いし、恵まれてるんだね。」


こんな与太話をしていると、クロは立ち止まる。


「・・・・どうしたの?クロ?」


シエルが心配してクロの様子を伺う。
クロは頻りに頭についている猫耳を動かす。


「・・・・地面か?」


クロは少し離れた地面をじっと見つめる。


「・・・・何も聞こえないよ?どうしたの?」


ティナも耳を動かして周囲の音を聞き取ろうとするが何も聞こえない。


『・・・・クロ!!!』


ケットが何かを察知したのか、クロに向かって叫ぶ。
クロは察した様で、ティナとシエルを抱きかかえ、後方に跳ぶ。
すると、先程クロらが居た場所の地面からドガンッ!!と地面を割いて巨大な生物が飛び出してくる。


「・・・・っ!?ロックワーム!」


博識のシエルはその魔物の正体を確認すると驚愕の表情を浮かべる。
クロは2人を地面に下ろし、短剣を引き抜き構える。


『よく気がついたね・・・・。流石クロ。』


ケットはスーッとクロに近づき、近くで漂う。
魔物が出たことを認識したティナも剣を構える。
シエルはすでに弦を引き絞り、いつでも矢を放てる様にしている。


「・・・・コイツ、強いな。」


「ギギギッ!!」


ロックワームは鋭い歯をガチガチ鳴らせながら、口の奥から不快な鳴き声を放つ。
大きさは10メートルは下らないその巨体を全て地面から出すと、クロらに向けて威嚇をし始める。


「・・・・クロ!気をつけて、ロックワームは硬い!」


「まぁ見た目的にそうだろうなっ――――くるぞ!!」


巨大な身体を地面に落とし、蛇のように移動する。
かなりのスピードでこちらに迫ってくるロックワーム。
これだけの質量を持つ巨大な身体にぶつかればタダでは済まない。


「――――っ!雷よ!!」


クロは迫り来る巨体を躱し、距離を取ると同時に電撃を巨体に浴びさせる。


「ギギギギッ!!」


だが、効果がない。


「(・・・・!!?クソ、地面タイプには電気は聞かないってか!?)」


すると、攻撃を受けたからかロックワームはクロに標的を定める。


『クロ!そんな電撃じゃアイツには効果ないよ!』


「分かってる!喰らえ!『電轟雷撃』!!」


クロはケットを経由して魔法の威力を底上げする。
爆音を鳴らして、クロの掌から激しい電撃が放たれる。


「グギギギッ!!!」


電気抵抗により、表皮にまとわりつく岩のようなものが溶けていく。
痛みはあるのか、少し動きを鈍らせた。


「はぁぁぁぁっ!!!!」


すると高く舞い上がったティナが剣を振りかざし、ロックワームの肉を切り裂く。紫色の鮮血が飛び散る。
普通の剣ではロックワームの堅固な表皮は裂けない。
しかし、ティナは魔力を剣に纏わせ斬れ味と威力を底上げしたのだ。これは『魔撃』と呼ばれる魔法剣術の基本技。
単純な効果だが、その威力は絶大なのだ。


「グギガギギギギッ!!」


耳障りな悲鳴なような音を立てる。
だが、まだ生きている。


「・・・・もう一撃。」


そう呟いたシエルが矢を放った。
空気を裂き、鏃はロックワームの口の近くの肉を抉る。
通常の矢であれば弾かれて終わるのだが、これも『魔撃』の応用である。
矢に魔力を纏わせることによって絶大な威力を発揮できる。
抉られた部分から紫色の液体を吹き出すロックワーム。
ビクッと身体を揺らして地面に倒れる。
死んだことを確認したクロは剣を鞘に入れる。


「・・・・ふぅ。てか、2人とも強くなったな。」


「えへへ!でしょ!」


そう言って笑顔で近づいてくるティナ。
褒めてくれたことが嬉しいのか、尻尾を嬉しそうに揺らしながらクロに頭を差し出す。
クロは日課のようにティナの右手で頭を撫でる。


「・・・・ティナ、ズルい。トドメは私がさした。」


弓を背中にかけながら、シエルもやってくる。
クロは空いた左手でシエルの頭を撫でる。


「それにしても、最後の一撃は凄かったぞ。」


「・・・・ん。ロックワームの心臓は口の下にある。」


よく見ないと分からないくらいだが、口角を少し上げて尻尾を揺らして嬉しそうにしているシエル。
彼女らはこの数ヶ月で実力をぐんぐん伸ばしていた。
魔物を見て、ビクビク震えていたティナはもういない。
アレはアレで癒しだと思っていたクロだが、今では頼れる前衛でもあり、剣の腕はすでにクロに匹敵する技術を持っている。
ケットはクロの頭の上に乗ると軽くため息を出す。


『・・・・はぁ。相変わらずの猫たらしのようで何よりだよ。』


幸せそうな友人2人を眺めながらケットも笑みをこぼした。
クロが2人を撫で終わると、シエルは腰につけた護身用のナイフを取り出してロックワームの死体に近づく。


「ん?どうしたんだ?」


「この大きさの魔物なら魔石がある。魔石を取る。」


「・・・・ませき?」


首を可愛らしく傾げるティナ。
シエルは抉られた部分にナイフを突き刺し、肉を割いていく。


「・・・・魔石って何に使えるの??」


ティナはシエルの行動を見学しながらクロに聞く。


「そうだな・・・・魔法具を作るときの素材になったり、魔剣の素材にもなるな。まぁ、それらを作れるのはエンチャントを使える人族だけだけどな。」


とは言ってもクロも詳しくは知らない。
自宅にあった本で学んだことだ。
シエルは読書が趣味のため、そういった知識も豊富だ。


「へぇー・・・・。」


「しっかし、魔石は心臓の近くに作られるけど・・・・それを避けて確実に心臓だけ射抜いたのか。恐ろしい命中精度だな。」


クロはシエルの射撃力を目の当たりにしながら、ロックワームの大きさをさらに実感する。


「・・・・にしても、バカみたいな大きさだな。」


『そうだね。ロックワームは本来1メートル程の大きさで、尚且つ臆病だ。ここまで成長するってことは・・・・地脈に触れたんだろう。』


とケットは予想されることを口にする。
地脈はこの世界に漂う魔素の根源。
それは力の塊でもあり、クロら人間のように自身に溜まった魔力を放出できるような生物ではないとこうして凶暴化、巨大化してしまうのだ。


「・・・・とれた。」


そう言いながらシエルは手に拳ほどの大きさの赤色の石を持って戻ってくる。
クロはそれを受け取るとカバンの中にしまう。


「また適当に人族の街に寄って売ろうか。さて、行くか。」


「ん。」


「はーい!」


3人はエデンへ向け、旅を再開する。
旅はまだ始まったばかり。
















エルラルド王国の謁見の間。
そこでは国を治める王族、貴族が集まって王の前に跪いていた。


「・・・・皆に集まってもらったのは他でもない。」


この国の王である、サードス・フォン・エルラルドは玉座に太々しく座りながら話す。


「害獣供の駆逐が終わらぬ。特に『金魔のフレイド』が悉く邪魔をしてくる。」


「・・・・はっ。理解しておりますが、彼奴の力は絶大です。」


「・・・・それは分かっておる!とにかく、我々は主神ラッシュ様から天命を受けておるのだ。それは分かっておるのだろう?」


睨みを利かすサードス。
一部の貴族らは彼の盲信的な信仰に違和感を感じる。
しかし、自身の保身を優先する彼らは王の命に従う。


「彼奴を始末する手段がいるのだ・・・・。お主らに提案はないか?」


そう問うが、貴族たちにそんなアイディアはない。沈黙が流れ、サードスが痺れを切らして怒鳴ろうとしたその時、1人の男が声を出す。


「王よ。僭越ながら・・・・1つご進言をお許しください。」


男の名はコークス・フォン・ガリスト。
この国の公爵でありながら宰相でもある、エルラルド王国の頭脳。


「おぉ・・・・さすがコークス。申してみろ。」


「っは。・・・・わたくしの提案は、禁忌を試してはみてはどうかと。」


「・・・・ほぅ。」


彼の発言に貴族たちは驚きを隠せず、騒めく。
それもそのはず、禁忌と呼ばれるその魔法は世界の理を一線外れた物。それ故に禁忌と呼ばれるのだ。
数百年前、人族が行った秘術。
異世界から世界の理から外れた存在、勇者召喚の召喚魔法だ。


「・・・・じゃが、アレは失われたのではないのか?」


勇者召喚はロストテクノロジーの一種であり、文献には残っていてもその実態は謎が多いのだ。


「それについては問題ありません。・・・・ユース。」


「はっ!」


1人の男が顔を上げる。
彼の名はユース・ミトロス。エルラルド王国の筆頭宮廷魔法士である、この国の最強戦力の一端を背負う者でもある。


「ご発言をお許しください。王よ。」


「申してみろ。」


「ありがとうございます。・・・・私の才能スキルは『召喚の才』と呼ばれるものです。」


ユースがこの国で筆頭宮廷魔法士の座に座ることができたのも彼のこの才能スキルがあってのものだ。
彼は様々な魔物を召喚することができる。その数は本気を出せば一個旅団ほど。
そして、彼は一般的な召喚魔法とこの才能スキルを組み合わせることを研究し始めたのだ。


「私の研究によれば・・・・勇者召喚、できないこともありません。」


「どのくらいかかるのだ?」


「長く見ていただいて・・・・3年ほどでございます。」


異世界から勇者を召喚することは簡単なことではない。
世界の理から一線外れた魔法なのだから。
サードスは顔を顰める。
しかし、最強と呼ばれるフレイドを葬り去る方法は他にはない。


「・・・・長いな。じゃが、仕方がないか。よし、ユースよ。お主に王命を与えよう。その研究を一刻も早く進めるのだ。」


「はっ!!承りました!」


ユースは頭を下げる。
世界は徐々に狂い始めていく。
















クロらがロックワームと戦闘して更に1週間ほど。
順調に旅は進み、魔物と遭遇してもすぐに倒すことができたため、苦労することはなかった。
平原を歩いているとティナが何かを見つける。


「・・・・クロ、アレは・・・・?」


クロはティナから言われ、目を凝らす。
氷のような、結晶?の様な透明の塊が見える。


「なんだアレ?」
 

クロらはそれに近づいて行くとそこには目を見張る光景が広がっていた。


「――――何これ?」


シエルの言葉はその通りの現状。
夥しい数の氷柱のようなものが存在し、その中には統一性のある鎧を見に纏った人族が入っている。
1つの塊に何人も入っているのも見える。


「・・・・冷たいね。氷みたいだけど、溶けないよ。」


ティナは氷柱の1つに手を当てながら確認する。
氷柱の数は夥しく、閉じ込められている人族は2000人はくだらないだろう。


『・・・・これは『魔氷結』だね。』


ぷかぷかと浮いていたケットがそう答える。


「知ってるのか?」


『あぁ。でも、安心してもいいよ。コレをやったのはキミ達の仲間だろう。』


仲間、ということは獣人が?とクロは考える。
獣人には人族のような自由度の高い魔法は使えないが、精霊を媒介とした精霊魔法は使える。
この様な精霊魔法があることはクロは知らなかった。


『・・・・こんなことできるのは彼女くらいだろう。触っても平気だよ。コレは恐ろしい精霊魔法だけど、外部に影響はないからね。』


「・・・・そうなの?コレはどういったもの?」


知識欲に駆られたのか、シエルはケットに説明を求める。


『コレは『魔氷結』。氷の精霊の力の一種さ。その中に閉じ込められた生物はその氷に魔力と生命力を死ぬまで吸収され続ける。吸収されたそれは術者の魔力として変換、吸収される。』


「・・・・エゲツないな。」


クロは若干の引いた表情を浮かべながら、氷柱を見る。


『ま、コレにも弱点はあってね。一定以上の魔力量を持つ生命体には通用しないんだ。簡単に抜け出せる。』


「ケット、詳しい。」


『こう見えても上位の精霊なんだよ?コレくらいは見たら分かるさ。』


「・・・・そうだったのか?」


ケットが上位の精霊ということをクロは初めて知る。


「・・・・見たら分かる。こんな魔力を纏ってる精霊はそんなに居ないはず。」


とシエルに言われ、クロは言い返す言葉も見つからず、苦笑いをする。
するとケットはクロの頭の上に乗り、丸まる。


『・・・・ボクからしたら、そんなことは些細なことさ。キミに会いたかった、また名前を呼んでほしかった。・・・・キミの元に顕現化されたのはそれくらいの理由さ。』


「ケット・・・・。」


クロはフッと笑顔を浮かべ、頭に乗るケットの額を指で優しく撫でる。
心地いいのか喉をゴロゴロと鳴らすケット。


「・・・・それにしても、こんなことできるのはフレイドさんだと思う。」


この現状を見て、シエルはすぐにあの最強の獣人の姿を思い浮かべた。


「じゃあ、近くに居るのか?」


「・・・・それはないと思う。フレイドさんは転移魔法が使えるから。次の獣人の村を助けにどこかに行ってると思う。」


「――――転移魔法だと?伝説の魔法じゃねぇか。」


クロは驚愕する。
過去に転移魔法が使えた存在は人族の英雄と呼ばれる勇者しかいない。


「フレイドさん曰く、正確には魔法ではないらしい。才能スキルが魔力をリソースに発動するらしい。だから、フレイドさんは転移魔法って自分で呼んでた。」


「・・・・ますます最強って呼ばれる理由が分かったよ。」


クロは見聞きした情報を元に仮説を立てる。
予想だがかなりの魔力を消費するであろうその才能スキルはフレイドのこの精霊魔法によって何度も使える。
戦いながら魔力を現地で補充しつつ、転移で相手の不意をついたり、背後に回ったりできる。
精霊魔法も強力だが才能スキルも強力だ。
その2つを上手く使いこなす彼はまさに鬼に金棒。
この数の軍隊を殲滅することなど容易いことなのだろう。


「・・・・フレイドさんは独りで獣人を守ってる。でも――――」


シエルは口篭らせ、悲しい表情をする。


「――――強すぎるからこそ、誰もフレイドの隣に立てないか・・・・。」


強者故の孤独。
彼は今もまだ獣人の為に戦い続けている。
助けようにも手伝おうと思っても誰も近づけない。
彼は独りで戦い続ける。
クロは自身もそうなのだろうか、と思った。
精霊を顕現化させることができるのはこの世界でクロとフレイドだけだ。
クロもその道を進むのだろうかと考えてしまう。
それを感じ取ったのか、ティナがクロの腕に抱きつく。


「・・・・クロは独りじゃないよ。私がずっと一緒だよ?」


「む、ティナ。私もついてる。」


そう言ってティナとは反対側にシエルが抱きつく。


「・・・・ありがとう。2人とも。」


『モテモテだねぇ・・・・でも、クロ。ボクを忘れるのはどうかと思うけどなぁ?』


そう言って、少し不機嫌そうな表情をするケット。
「悪かったな」とクロは一言言って頭に乗るケットに視線を向けるように上を見る。


『・・・・で、気づいているかい?』


ケットは真面目な表情をし、3人にしか聞こえないような小声で話しかける。
3人は小さく頷く。


「・・・・誰か居る。」


「気づいてたから、こうやって近づいたんだよ。」


2人はかなり成長している。
多少の気配ならばクロほどとは言えないが、察知できるようになっている。
もちろん、クロも誰かがこちらを監視していたのは気づいていた。


「・・・・俺が確認する。」


そう言われて、2人はクロの腕を離す。
クロは剣を引き抜き、気配のする方向に剣先も向ける。


「出てこい。10秒以内に出てこなかったらその氷柱ごと斬る。」


10歳の子供とは思えない殺気と魔力を放ちながら、クロはこちらを見てた人物が隠れているであろう氷柱を睨む。
『魔氷結』はそう簡単には壊れないが、クロが放つ魔力を全て乗せた『魔撃』を使えば切断することは可能だろう。


「ま、待ってくれ!!落ち着け!」


そう声を上げて1人の若い男が出てくる。
観念したのか、両手を挙げ出てくる。
その姿を確認したクロの耳がピクッと動く。


「・・・・獣人?」


若い男にはモフモフしてそうな立派な尻尾とピンと張った獣耳が見える。
だが、クロの猫センサーは反応しない。


「この先の森に隠れ住む、犬族のシアンってもんだ。敵意はない!」


「・・・・犬か。」


クロは明らかに落ち込む。
彼はどこまでいっても猫が好きなのだ。
これがクロの人生で初めての猫族以外の獣人との出会いであった。









































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