学校に通うハッカーは好きな人を救うために世界を変えるらしいです。

個性的

第23話

まずは一回席を立ち電車のほとんどが見える角のほうに行きメールを打つ。


「あんたは誰だ。なぜお前もTCTCテレビを狙った?」


送信した。


しかしここでは何も起こらなかった。


ここにはいないのか?


そうなると考えられるのはもう一つの車両かもしくは乗っていないか。


とにかく俺はもう一個の車両のほうに行こうと決めた。


そして俺はもう一つの車両に乗り移ろうとした瞬間、


ブーブー!


と音が鳴った。


そして携帯を見ると返信がきていた。


「僕を探してるんだね。無駄だよ。僕は乗っていないから。まあ探そうが探さまいが勝手だけど。」


そして俺はすぐに近くを見渡すもやはり怪しい人物はいない。


外から返信してきたのか。


しかしもしかしたら電車に乗っていて、俺から逃れるためにこのような返信をした可能性もある。


そうのようなこともありやはりもう一つの車両に行こうと考えた。


だがしかしもしかしたらこうやってうまくおびき寄せることも考えてるかもしれない。


例えば仲間を連れていて、向こうの車両で待ち構えてるついたりしたところを狙われるとかもある。


一人とは言い切れない。


だがしかし相手を捕まえたり有力な手がかりとかを手に入れられるかもしれないチャンスでもある。


俺はここで踏み込むか踏み込まないか考えまくった。


情報のために少しリスクは高いかもしれないがもう一つの車両に行くか。


しかしメールの最後の文がやはり木になる。


わざわざあんな感じの文を打つか?


いくらなんでもわざとすぎる。


そのようなことを考えてるとある一つのことが浮かんだ。


それは相手の返信だ。


確か奴は俺が奴を探していることを知っていた。


俺は角の方で向こうから見えないところで返信してた。


さらに俺はメールアドレスは教えない。


つまりこのことから考えられるのは一つ。


奴は俺の携帯をハッキングしている可能性がある。


ハッキングしていれば可能だからな。


ハッキングで俺の携帯からどこにいるかとかを見たりしてあの返信をしたという可能性も否定できない。


もしハッキングしていたとして俺に促そうとしていると言うことはあっちにはいない。


考えられるとしたら仲間がいて俺を狙おうとしていることだ。


だが俺の駅には田舎だけど二つの路線があるため登校ラッシュで生徒がいっぱいくる。


そのようなことを考えた俺は危ないと思い、向こうの路線に行くことをやめることにした。

コメント

コメントを書く

「恋愛」の人気作品

書籍化作品