学校に通うハッカーは好きな人を救うために世界を変えるらしいです。

個性的

第16話

なぜそのことを知ってる?


一体どうゆうことだ。


もしかしてあのテレビの犯人は…


俺は混乱しながら聞いた。


「お前があのTCTCテレビの第三者?」


「その通りさ。まあ君とやってることは同じだけどね。」


「なぜこんなことを?」


「君がそんなこと言えるの?愛する人のためにハッキングして愛する人を救おうとした君が。」


俺はさらに混乱した。


なぜだ。


なぜ俺が光のためにハッキングしたことを知ってる?


ハッキングぐらいならまだ気づくのも納得いくかもしれないが動機についてはなぜ知ってるのか意味がわからない。


そしてその姿を見て、男は言った。


「君を告発はしない。だがそれ以上のことをしてあげる。」


「なんだそれは?」


「君の愛する人を…」


なんだ。


なんて言った。


一体光に何をするんだ?


俺は焦りながら聞いた。


「待て一体光に何を?」


「ふーん光というんだ。」


「えっ?」


「名前は知らなかったからさ。」


「ま…まさかお前…俺の好きな人の名前を出すために…」


「そうだよ。じゃあまたね。檜山 技時君。」


そう言い男は走った。


「ま…待て!」


俺は追いかけるも足が早く追いつけない。


しかし俺は無我夢中で走り追いかけた。


俺はその男を見失った。


あの男はどこに行った?


どこに…どこに


そう思いながら


「はぁ…はぁ…」


と息をしていると


ブルブルブル…ブルブルブル


「!」


見ると携帯電話が鳴っていた。


着信元を見ると光と書いていた。


俺はお菓子のことを思い出し、電話に出た。


「もしもし…」


「檜山くん!何してるの!なかなか帰らないから心配したよ。」


「悪い悪い…少し寄り道してね。」


「も〜!早く帰ってきてね。私お菓子待ってるんだから。」


「ああ…わかったわかった。じゃあ切るよ。」


「うん」


そのあと俺は男のことを気にしながらも帰らなきゃいけないため急いで家に帰った。


「ただいま」


「お帰り」


「すまんな遅くなって」


「ううん。別に大丈夫。怪我とかもなさそうだし。」


「あっ…ありがとう」


そういうと光は俺の様子を伺い聞いた?


「ねえ何かあったの?」


「いや別に何もないよ。」


「ふーん。何もないなら良いけど。」


「まあお菓子でも食べような。」


「うん。そうだね。」


俺はそう言って居間についた。





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