学校に通うハッカーは好きな人を救うために世界を変えるらしいです。

個性的

第12話

見てみるとそこには普通な感じの料理が並んでいた。


ハンバーグにご飯、味噌汁にキャベツ


まさに普通というのかもしれないな。


でも光が作ったのならそれはまさに高級な料理以上の価値がある気がする。


俺は家族とかもいたが寂しい事ばかりだった。


友達という人も特にいないし拒んで壁を作って生きてきたし。


でもそんな中に現れた光はまさに僕のゆういつの輝いて見える天使だったのかもしれない。


そんな光が作ってくれたハンバーグはまさに天使からの奇跡の救済に等しいくらいだった。


「ありがとうな光。いただくは。」


「大丈夫よ。檜山くん。じゃあ早く食べようよ。」


「いただきます。」


俺はハンバーグを一口入れるととても美味しかった。


俺は最近ろくなものも食べてなかったためかそれとも本当に美味しいか知らないがとても美味しかった。


俺は凄くがっつきそうだったがその行動を抑えた。


なぜなら目の前には光がいるからだ。


もしがっついてる姿を見せると会話がなくなり光に気を使わせたり引かれてしまうだろうと思ったからだ。


「美味しいよ光。」


俺がその一言を放つと光は少しの沈黙の後、ほおを赤らめた。


「そんなこと言わないでよ。恥ずかしい。」


「なにか隠し味とかあるのか?」


「ああ知らないのじつはこれ隠し味に氷を入れているのよ。」


「えっ!なんで氷を入れて美味しくなるの?」


「ハンバーグの中に氷を入れると溶けた水が肉汁になって美味しくなるのよ。」


「へえ。そうなのか知らなかったな。」


俺たちはそんなたわいもない話をしながら笑っていた。


その時間はまさに永遠を願う時間だった。


だが永遠に続くことはなく食事がおわりこの後はどうするかという話になった時に光が俺に話してきた。


「ねえお風呂どうするの?」


「風呂なら俺が洗うから大丈夫だ。」


「わかった。その間私は皿を片付けるから。」


「おう。ありがとうな光。」


俺は風呂を洗いおわると光はまだ皿洗いに苦戦していた。


それを見た俺は光を手伝おうと動き出した。


「なあ光今風呂洗ったから入ってきたらどうだ?」


「えっ。でもお皿残ってるよ。」


「それなら俺がやっとくから今日は色々やってくれてありがたいし風呂入ってきな。俺がやっとくからさ。」


「ありがとう。じゃあお言葉に甘えさせていただきますね。」


そう言って俺は皿を洗うことになった。



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