学校に通うハッカーは好きな人を救うために世界を変えるらしいです。

個性的

第1話

あなたは、自分のために世界を捨てますか?


それはNOだろう。


だが好きな人を救うならどうですか?


これはそんな人間の物語です。


「俺の名前は檜山 技時(ひやま ぎじ)。」


この学校は、私立園山龍山高校という。


この学校のスクールカーストはわかりやすい。


金持ちが頂点二番手にイケメンなどだ。


まあわかりやすいこと。


俺は別にそこまで良くも悪くもない普通のエリア。


別にという感じだ。


俺の好きな人と違い。


俺の好きな人桜木 光(さくらぎ ひかり)は、スクールカーストの最下位にいる。


それは貧乏だからだ。


いつも嫌なことをされている。


そんなのを見て俺はどうすれば良いと考えていた。


そして今日もいつものようだ。


そいつは園山 竜介(そのやま りゅうすけ)。


名前の通り園山がついてる彼は園山龍山高校の御曹司だ。


すぐに100万のお小遣いとかをもらえてるらしい。


だからみんなに奢り友達もたくさんいる。


まあそんな奴らは金がなくなればいなくなるんだろうな。


それが人間の真理だ。


そして奴は、いつもいじめている人間だ。


「おい桜木なあお前金出せよ。」


「お金ないよ…」


「へっ。貧乏人が。」ドガッ


殴られた。


その後も何度も何度も殴られてた。


ビンタをされ殴られて蹴られていつものようにぼろぼろに。


俺は拳を握りしめ思った。


何でそんなことができるのか。


俺は思う。


あいつを許さない。


俺はあいつを救うため園山の全てを奪う。


普通の人ならどうするんだとか思うだろう。


実は、俺には裏の顔もある。


それは天才ハッカーだ。


小学生の頃からパソコンばかりで気づいたら余裕でハッキングなどもこなすぐらいの人間になった。


前には超大手の銀行をパニックにさせ、いくつかの会社を倒産させたこともある。


パソコンを利用していろんな情報を盗むのなど簡単だ。


今回の狙いを話そう。


最近園山の会社には脱税や隠蔽行為などの話題がある。


その証拠を掴んで公開しようと考えてる。


まあまずは下準備が必要だな。


園山の会社を調べてみよう。


ここで調べるのはセキュリティを主としている。


「んーなるほど。かなり良いセキュリティ使ってるのか。これだとすぐにばれそうだな。どうしようか?」


園山の会社のセキュリティはかなり強く流石の俺でもすぐに行く代物ではなかった。


何しろ対抗できるウイルスが存在しない無敵のセキュリティだからな。


それで俺は考えた。


そして思い立ったのは。


「そうだウイルスを作ろうか。」


俺はまずこのセキュリティのソフトを入手して仕組みなどを詳しく調べた。


そして12時間かけてウイルスを作り出した。


今日は土曜日。


明日の日曜日にかけて準備をする。


手口はこうだ。


まず俺が作ったウイルスを園山の会社のセキュリティに入れる。


その時間は、午前0時から2時までに全てを済ませようと考えてる。


なぜなら園山の会社は、どんなに遅くても11時には全社員を帰らせるらしい。


出社は早くても3時らしい。


実際その話は本当だった。


ただ一応のことも考え0時から2時までに済ませようと考えてる。


2時までじゃないと下手したらバレる可能性がある。


まあそれは良いとして。


そしてその24時間後日曜日から月曜日にかけての5時間かけて全ての情報を調べその中から証拠を集め盗む。


手口はこうだ。


そう言いながらもうすぐ0時急いで準備しないとな。


俺は必ずやり遂げる。


愛する光のを守るために。


そのためなら。

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