この世界を生きていく

黒田 雷

1話 プロローグ

 神様は10個の宇宙をつくった。その宇宙の中に無数の星をつくった。その星は集まり銀河と呼ばれるようになった。
この世界はいろいろな要素からできている。大地、水、炎、生物などそしてもう一つ大切なのが感情だ。感情は意志となった。意志は、心と結びつきその人の柱となった。その柱は、雰囲気として相手に伝わるようになった。いつしか雰囲気は力を持つようになった。それは、オーラと呼ばれるようになった。正しいオーラは正しい力を、邪悪なオーラは邪悪な力をその人に宿す。どちらが正しいかなんて誰にもわからない。もしかしたら俺はいや俺達はその答えを探すために生まれてきたのかもしれない。星空の下そんな当たり前のような、しかしそうとも言い切れないないような曖昧なことを考えているとランプの炎が強くたなびき、消えてしまった。月の明かりがかすかに視界を保つなかランプの焦げ臭い匂いとほのかな暖かさのみが残る。しかしそれもすぐに、テントの隙間から入ってくる冷たい空気が包み込んで消してしまった。

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