詩集

ノベルバユーザー304556

秩序

世の中には
秩序があって

世の中には
平和があって

世の中には
戦いがあって

どっちも秩序。

そんなある日
秩序は崩れた

街に落ちた
一発の爆弾

街にあった
たくさんの魂

それは
秩序なんてものはない

秩序なんて
あってはならなかった

異常だった

あの8月の空。

芋の蔓のように
複雑に絡む記憶と

忘れようと
忘れたいと
忘れたかった、

そんな記憶。

忘れてはいけなくて
忘れたら
また明日
同じことをしてしまうから





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