不死鳥の恋よ、安らかに眠れ
クローチェの獣性
クローチェの触手が、ゼノーを捕らえた。
前教皇である老人の末路はあっけなかった。
六鬼に襲われるという恐怖だけで、ゼノーの心臓は持ちこたえられず、その動きを止めた。
だらりと首が落ちる。
クローチェは、ゼノーの体を揺すってみたが、なんの反応もしないので、呆れたような間を置いてから、ポイと捨てた。
「さて、お嬢さん。残るはおまえ一人だ。……なんだ、おまえも気を失ったのか」
すでにどこが口なのかわからない状態に変化していたが、クローチェはそう言った。
彼の体はブヨブヨに膨らみ、無数の触手か全身を取り巻いて、うねっていた。
ゼウシスの信者であった三人の男たちは死に、エイミーを守っていた三人の少年たちも、全員失神していた。
ゼウシスは、両手を閉じて、惚けたように突っ立ったままだ。
クローチェは、ゼウシスからも興味を失って、隣に立つ少女を向いた。
エイミーは、肩を抱いて震えていた。
クローチェの触手がエイミーに伸びた。
「な、なに? や、やめて!」
クローチェは、エイミーの四肢を捕まえて、宙に持ち上げた。
「また、その口から、奇妙な声を出されては困るからな」
「んぐっ……」
触手の先端が、エイミーの小さな口に入れられた。
強引に奥まで入れられて、エイミーは涙目になった。
その目は、さらに変化するクローチェの体に気がついて、大きく見開かれた。
触手の間から、棒状の突起物が現れた。
昆虫の触覚のように細長く、先端が三角に膨らんでいた。
三角は、汁気を帯びた海綿体で、ヌメヌメとしていた。
エイミーは、直感で、それが生殖器だと理解した。
クローチェは、さらに無数の触手を伸ばし、エイミーの着ている服を引き裂いた。
白い、美しい肌が露わになる。
触手の先が舌のように揺れて、ピンク色の乳首をなぞった。
不快な感触に、エイミーは空中で身をよじる。
三角の海綿体は、充血して太くなった。
「娘よ、おまえはキレイだ。オレも正気ではいられぬほどにな。我が獣性を慰めてもらうぞ」
「ん、んんんーーッ!」
エイミーは首を振って拒否を示したが、逃れようがなかった。
触手は、エイミーの口を塞ぎ、両手両足を引っ張った。
股が、裂かれるように大きく開かれ、腰が持ち上げられる。
無防備になった少女の割れ目に、クローチェの触覚が近づいていく。
まだ触れてもいないのに、触覚の先っぽから、ドクドクと濃い粘性の液体が垂れた。
クローチェの性器は、通常の男性のものと比べて明らかに大きく、鋭利だ。
クローチェは、躊躇なく侵入した。
「んーーんーー!!」
エイミーは、声にならぬ絶叫を上げた。
無理やり挿入され、激痛だったに違いない。
しかし、どうしようもなかった。
クローチェは、空中でエイミーを捕まえて、触手と突起物で、ねっとりと時間をかけて犯した。
エイミーの瞳は、だんだんと虚になっていく。
「やめろ」
ようやく、ゼウシスが目を開いた。
その目は、怒りに燃えていた。
「我が分身を傷つけるとは……貴様、容赦はしない」
ゼウシスの姿は、一見なにも変わっていたないように見えて、ただ一箇所だけ、異なる部分があった。
瞳から、蒼が消えていた。
彼女の双眸は、月のように丸く光る、白銀だった。
前教皇である老人の末路はあっけなかった。
六鬼に襲われるという恐怖だけで、ゼノーの心臓は持ちこたえられず、その動きを止めた。
だらりと首が落ちる。
クローチェは、ゼノーの体を揺すってみたが、なんの反応もしないので、呆れたような間を置いてから、ポイと捨てた。
「さて、お嬢さん。残るはおまえ一人だ。……なんだ、おまえも気を失ったのか」
すでにどこが口なのかわからない状態に変化していたが、クローチェはそう言った。
彼の体はブヨブヨに膨らみ、無数の触手か全身を取り巻いて、うねっていた。
ゼウシスの信者であった三人の男たちは死に、エイミーを守っていた三人の少年たちも、全員失神していた。
ゼウシスは、両手を閉じて、惚けたように突っ立ったままだ。
クローチェは、ゼウシスからも興味を失って、隣に立つ少女を向いた。
エイミーは、肩を抱いて震えていた。
クローチェの触手がエイミーに伸びた。
「な、なに? や、やめて!」
クローチェは、エイミーの四肢を捕まえて、宙に持ち上げた。
「また、その口から、奇妙な声を出されては困るからな」
「んぐっ……」
触手の先端が、エイミーの小さな口に入れられた。
強引に奥まで入れられて、エイミーは涙目になった。
その目は、さらに変化するクローチェの体に気がついて、大きく見開かれた。
触手の間から、棒状の突起物が現れた。
昆虫の触覚のように細長く、先端が三角に膨らんでいた。
三角は、汁気を帯びた海綿体で、ヌメヌメとしていた。
エイミーは、直感で、それが生殖器だと理解した。
クローチェは、さらに無数の触手を伸ばし、エイミーの着ている服を引き裂いた。
白い、美しい肌が露わになる。
触手の先が舌のように揺れて、ピンク色の乳首をなぞった。
不快な感触に、エイミーは空中で身をよじる。
三角の海綿体は、充血して太くなった。
「娘よ、おまえはキレイだ。オレも正気ではいられぬほどにな。我が獣性を慰めてもらうぞ」
「ん、んんんーーッ!」
エイミーは首を振って拒否を示したが、逃れようがなかった。
触手は、エイミーの口を塞ぎ、両手両足を引っ張った。
股が、裂かれるように大きく開かれ、腰が持ち上げられる。
無防備になった少女の割れ目に、クローチェの触覚が近づいていく。
まだ触れてもいないのに、触覚の先っぽから、ドクドクと濃い粘性の液体が垂れた。
クローチェの性器は、通常の男性のものと比べて明らかに大きく、鋭利だ。
クローチェは、躊躇なく侵入した。
「んーーんーー!!」
エイミーは、声にならぬ絶叫を上げた。
無理やり挿入され、激痛だったに違いない。
しかし、どうしようもなかった。
クローチェは、空中でエイミーを捕まえて、触手と突起物で、ねっとりと時間をかけて犯した。
エイミーの瞳は、だんだんと虚になっていく。
「やめろ」
ようやく、ゼウシスが目を開いた。
その目は、怒りに燃えていた。
「我が分身を傷つけるとは……貴様、容赦はしない」
ゼウシスの姿は、一見なにも変わっていたないように見えて、ただ一箇所だけ、異なる部分があった。
瞳から、蒼が消えていた。
彼女の双眸は、月のように丸く光る、白銀だった。
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