FreeWorldOnline~初めてのVRはレア種族で~

ナノレイ

4話


「おはようございます」

今何時だ?
6時か……
飯食って、寝癖なおすか

今日からまた、学校だからな
米食うか
そうだな……
卵かけご飯でいいか
楽だし
食いながら、今日の予定でもみるか
ん?
アップデート?
なになに、感情が表現されるようになったことにより一定以上の感情でエフェクトが発生するようになりステータスが少し上昇します。エフェクトは設定によりON/OFF切り替えれます。
へー、面白いじゃん
怒った時は体から電気のエフェクトがバチバチ飛び出たりするって言うのがな
まぁエフェクトはONでいいだろ面白いし


さてと食い終ったし
身だしなみ整えて着替えて
通話アプリでも確認しとくか
三連休、一回も開いてないからな
通知たまってそうで怖い
おぉ、これは見事な寝癖だ
髪の毛全部逆立ってんぞ
直すのめんどくさいな

よし寝癖直し終わり
制服着替えて登校するか



学校ついたな
あいつらはもういるかな?
「おはよう」
「「おはよう」」

黒岩と稲里しかまだいないか

「黒岩と稲里はFWOどうだった?」
「私はね、生産職で防具屋を始めたんだ」
「俺は最前線当たりで頑張ってたな」
「へーじゃあ黒岩、今、何Lvなんだ?」
「25だ、そういうお前は何Lvなんだ?」
「俺は30だ」
「はぁ!えっ嘘だろ!」
「嘘じゃないさ、ゴブリンとかコボルトとかを倒せばこんなもんさ」
「いやいやいや、ゴブリンもコボルトも見つかってねぇから」
「それこそ嘘だろ」
「街2つ越えた森にコボルトはいるし、ゴブリンも2つ目の街までの森にいたぞ」
「最初の街に森何てなかっただろ?」
「奥の方にあったぞ」
「エリアがまだ解放されてないだろ?」
「エリアとか知らないんだが」
「エリアってのはなボスを倒せばだいたい解放されるんだがな、ボスが見つからないんだよ」
「じゃあそういうのが関係ないんじゃないか?」
「それは考えてなかった」
「バカなのか?」
「バカだったわ」
「おはよう」
「おはよう猿飛」
「ねぇ東雲、あなたジャージ着てる?FWOでも」
「ん?そうだけど、どうした?」
「お前がネットで騒がれてたジャージ男だったのか!」
「いきなりどうした?黒岩」
「どうした?じゃねぇよ、知らねぇのか?ネットで話題になってること」
「知らんかったわ」
「マジかよ、じゃあボスがいないってのはな、ほとんど確定だなぁ」
「そうだ今日一緒にFWOやらないか?」
「別にいいけど何時からする?」
「6時からで、俺ができるのそんぐらいからだから」
「わかった、ログインしたら連絡して」
「そういや俺、ゲーム内でフレンドできたんだよな!」
「マジかよ!」
「凄いだろ、黒岩」
「あぁ、何て言うんだ?」
「なんてったっけな………そうそう、イナリだ」
「イナリ?」
「おう、女性だったぞ」
「あの」
「なんだ?稲里」
「それたぶん私」 
「えっ」
「ジャージで右目の上に角生えてるでしょ鉄の剣売りに来て」
「マジかよ、あってる」

イナリ=稲里
里の読み方変えただけか

「黒岩のプレイヤー名はなんだ?俺はアズマだけど」
「本当は、ロックにしたかったけど、すでにいるからってなったんでブラックにした」
「猿飛は?」
「俺はフライだ」
「じゃあ今日の6時に遊ぼうな!」


さぁ一時間目の授業だ
国語か………
筆者の気持ちを考えろとか、解るわけがない
まぁ、それ以外で点数稼ぐしかないか
テストの範囲の漢字、今回は難しいのが多いからな
その分、頑張らなくちゃ
ゲームする時間が減るなぁ


ふぅ、一時間目が終了か……

「おい、田中!今日は遅刻してたけど何があったんだ?」
「いや、昨日は遅くまでゲームしすぎてな」
「FWOか?」
「あぁ、そうだよ」
「FWOは楽しいけど、ほどほどにな」
「わかってる」

全く、ゲームのしすぎかよ
心配して損した


二時間目は情報か………
簡単だなぁ
パソコンを使うんだけど、やることもう終わっちまった

「田中暇だ」
「そうだなぁ」
「FWO今日6時から一緒にやらないか?」 
「いいぜ、名前何て言うんだ?俺はリュウだ」
「アズマだ、ジャージ着てるからたぶん一発で解る」
「わかった、ログインしたら連絡してくれ」
「あぁ、あと他のメンバーも誘ったから」
「あぁ、了解」


はぁ退屈だった次はなんだ?
英語かよ
俺の苦手なやつだ



数学か………
これも簡単だなぁ
貰った分の冊子、もう、終ったんだが?
だけど、寝たら平常点下がるしなぁ


終ったな食堂行こう

「おばちゃん、卵丼大盛!」
「はい、330円ね」

さてと、食うか

「結局、6時にギルド前に集合ってことでいいよな」 
「おう、それでいい」
「わかったわ」
「了解」
「一応、ログインしたら連絡する」
「じゃあ決まりだな」

さてと、食い終ったし教室に戻るか




よーし部活の時間だ!
今日は体育館で練習だな

まだ、誰もいないか
準備だけでもしとくか
………準備完了
部活のメンバーもきたし
練習開始だ
まずは軽く走る

「いーち、にー、いっちに!」
「「そーれ!」」
「いーち、にー、いっちに!」
「「そーれ!」」
「いっち!」
「「はい!」」
「にー!」
「「はい!」」
「さん!」
「「はい!」」
「し!」
「「はい!」」
「いっちにさんしー!」
「「にーにっさんしー!」」

「いーち、にー、いっちに!」
「「そーれ!」」
「いーち、にー、いっちに!」
「「そーれ!」」
「いっち!」
「「はい!」」
「にー!」
「「はい!」」
「さん!」
「「はい!」」
「し!」
「「はい!」」
「いっちにさんしー!」
「「にーにっさんしー!」」

「いーち、にー、いっちに!」
「「そーれ!」」
「いーち、にー、いっちに!」
「「そーれ!」」
「いっち!」
「「はい!」」
「にー!」
「「はい!」」
「さん!」
「「はい!」」
「し!」
「「はい!」」
「いっちにさんしー!」
「「にーにっさんしー!」」

「いーち、にー、いっちに!」
「「そーれ!」」
「いーち、にー、いっちに!」
「「そーれ!」」
「いっち!」
「「はい!」」
「にー!」
「「はい!」」
「さん!」
「「はい!」」
「し!」
「「はい!」」
「いっちにさんしー!」
「「にーにっさんしー!」」

「体操ー!」
「いっちにさんしー!」
「「ごーろくしちはち!」」
「にーにっさんしー!」
「「ごーろくしちはち!」」

「いっちにさんしー!」
「「ごーろくしちはち!」」
「にーにっさんしー!」
「「ごーろくしちはち!」」

「肩入れー!」
「いーち、にー、さーん、しー」
「「ごー、ろーく、しーち、はーち、きゅー、じゅ」」
「いーち、にー、さーん、しー」
「「ごー、ろーく、しーち、はーち、きゅー、じゅ」」

「いーち、にー、さーん、しー」
「「ごー、ろーく、しーち、はーち、きゅー、じゅ」」
「いーち、にー、さーん、しー」
「「ごー、ろーく、しーち、はーち、きゅー、じゅ」」

「いーち、にー、さーん、しー」
「「ごー、ろーく、しーち、はーち、きゅー、じゅ」」
「いーち、にー、さーん、しー」
「「ごー、ろーく、しーち、はーち、きゅー、じゅ」」

「ストレッチー!」
「「はい!」」

「いーち、にー、さーん、しー」
「「ごー、ろーく、しーち、はーち、きゅー、じゅ」」
「いーち、にー、さーん、しー」
「「ごー、ろーく、しーち、はーち、きゅー、じゅ」」




「足の運動!」
「ランジー、スタート!」

ラウンジは結構キツイ大変だしなぁ
膝が痛い

「バックー、スタート!」

また同じようにやるけど
ラウンジ系は結構だるい、かといって、サボる訳じゃないけど




「水分とって素振りー!」

ふぅ、疲れたな
しっかり水分とって素振りするか

「いきまーす!」  
「いち、にー、さん、しー、ごー、ろく、しち、はち、きゅう、じゅう」
「いち、にー、さん、しー、ごー、ろく、しち、はち、きゅう、じゅう」
「いち、にー、さん、しー、ごー、ろく、しち、はち、きゅう、じゅう」
「いち、にー、さん…………」

あぁぁぁ、腕しんどい 
肩がかなり痛くなってきたな
あと十回や頑張れよ、俺

「にー、さん、しー、ごー、ろく、しち、はち、きゅう、じゅう」

肩痛い、本当に、うまくなっているのか、不安になる

「上の回内!」
「一、ニ、三、四、五、六、七、八、九、十」
「一、ニ、三、四、五、六、七、八、九、十」

まだかよ、
もうそろそろ、腕が、限界なんだが

「横の回内、回外」
「一、ニ、三、四、五、六、七、八、九、十」
「一、ニ、三、四、五、六、七、八、九、十」

おし、まだまだいくぞ


次はノックか……
飛び付きが苦手なんだよなぁ
タイミングを合わせるの結構難しい
ダブルスの前衛でも、叩く場面は結構あるけど
いっつも、そこでミスって相手に点を取られるんだよな

俺の番か……
そい、そい、そい、そい、そい、そい、そい、そい、そい、そい
くそが、半分しか入らんかったし
甘かったしで、まだまだだなぁ


基礎打ちか

「ドライブ!」

ドライブはネットすれすれを真っ直ぐ狙った場所に飛ばさなきゃいけない
今回はバック側なんだよな
っ!
またミスった
足を出せ、足を!
ちゃんと、持ち変えて

「交代!もう一回ドライブ!」

今度はフォア側!
足を出して、打ったら、直ぐにラケットをあげる!
何回も繰り返しや

「交代!ドロップ!」

ドライブはノーミスだったな
ドロップはクロスでやるから、結構難しい
ネットの近くに落とさなきゃだめだし


 
「試合形式!」

試合か……

「先輩!打ってください!」
「ええよ」

「お願いします!」
「ラブ、オール、プレイ!」

さて、俺がレシーブで、先輩がサーブか……
ショートかロング、どっちでくる?
ロングか、ならバック側に返す!
ドロップ!間に合わねぇ!
くそ、打ったら戻る、基本じゃねえか

「ワン、ラブ!」

また、ロングか、さっきと同じくバック側に返す!
次は、バック側か、なら今度はフォア前にドロップ
そのままヘアピンは、バック奥に飛ばす
よし、甘い球は、スマッシュ!
レシーブもスマッシュ!
奥に飛ばされた球もスマッシュ!

「サービスオーバー、ワン、オール!」

これで、一対一
巻き返す!
サーブはフォア奥ギリギリ目掛けて飛ばす!
そのまま、フォア側のクリアは、バック前にドロップ
で、クロスのヘアピンをヘアピンで、
ネットか…………

「サービスオーバー、ツー、ワン!」

ッ!
ショートか!
くそ、後ろに意識向いてた
くそ、甘い球をあげてしまった
スマッシュ警戒、スマッシュ来るよな!
おし、クリア、飛んだぞ
あっ!

「アウト!!」
「スリー、ワン!」

飛ばしすぎたか!
気を付けなきゃな
行くぞ!




「フィフティーン、エイト、ゲームセット」

負けた、完敗だ………
もう、片付けか…………


   
    


「ただいま」
「おかえり」

くそ!悔しいな
次は、絶対勝つ!

6時か
連絡するか………
よし、ギルド前の広場に集合だ!


《アカウント名Ryota1080がログインしました》


なんだか、久しぶりな気がするな
さてと、ギルドは………
あそこか……
イナリはもう来ているのかなら
縮地!!

「うひゃあ!?」
「よう、イナリ、学校ぶりだな」
「そうね、いきなり現れないでよ!びっくりしたじゃない!」
「ごめん、ごめん、次から気を付けるから」
「わかったなら、いいわ」
「おーい、待たせたな!」
「いや、今来たところだ」
「そうか、改めて自己紹介するぜ!俺はブラックだ!」
「やっぱりか」
「面白くないなぁ~」
「いや、見ただけでわかるわよ、普通」
「後は、フライとリュウだけか……」
「そうね、あいつら、何してるのかしら?」
「俺達を!!」
「呼んだか?」
「おぉ、リュウとフライか!」
「そうだ!俺がリュウで」
「俺がフライだ!」
「いやぁ、皆、リアル基準で、ちょっといじっただけか?」
「そうだな」
「取り敢えずどうする?」
「フレンド登録とパーティー組むか!」

よし、これで完了っと
「これからどうする?」
「クエストでもいかないか?」 

クエスト?なんなんだそれは

「なぁ、クエストって何だ?」
「えっ、知らないの?」
「知らないが」
「ギルド登録した時に説明されるだろ?」
「ギルド登録してないからな」
「えっ、どうしてだ?」
「初日に混んでたから、後回しにしてそれから今まで、忘れてた」
「マジかよ、じゃあ最初にアズマのギルド登録だな」
「すまんな」
「別にいい、俺も忘れてて、昨日登録したところだ」
「じゃあ登録してくるわ」


「ギルドに登録しに来たんだが、どうすればいい?」
「はい、この書類の記入欄を埋めていただければ」

なになに、名前と性別、種族と職業だけでいいのか

「はい、書けたぞ」
「はい、確認しますね」



「確認しました、これがギルド登録の証です、何か質問はありませんか?ないなら簡単な説明を」
「質問は特にない、説明は知り合いに教えて貰えるから、必要ない」
「わかりました」

さてと、あいつらは………
いたな、少し後ろの方へ、縮地!!

「登録、終ったぞ」
「おぉ、速かったな!」
「まあな、それより、クエストは?」
「あぁ、取り敢えず、商人の護衛クエストにした」
「護衛か」
「あぁ、次の街までの間の護衛らしい」
「じゃあ、これでようやく次の街に行けるんだな」
「あぁ、おそらくな」
「じゃあ、早速いくか」


「すみません、護衛のクエストを受けて来ました」
「おぉ、君たちが、受けてくれたのか」
「はい!」
「では、早速ですまんが、馬車に乗ってくれ、出発するからの」
「わかりました!モンスターが出たら、倒すということでいいんですね」
「あぁ、そうじゃ、モンスターが出たら、馬車を止めるからの」
「わかりました!」
「じゃあ、出発するぞい」

おぉこれが馬車か……
風が気持ちいいな………
!モンスターか、この感じは、一角ウサギか………
なら気弾で十分か
そい!

「なぁ、アズマ、今のはなんだ?」
「あぁ、さっきのか?」
「おう」
「モンスターがいたから気弾で倒しただけだ」
「気弾?」
「あぁ、職業スキルだ!」
「そうか、ところで、お前の種族は何選んだんだ?」
「ランダムにしたら、鬼神が出た」
「えっ、お前、ランダムにしたのか?」
「あぁ、そうだが何かあるのか?」
「いや、特に何もないが、よくランダムにしようと思ったな」
「面白そうだったからな」
「それで、神になるだなんて、凄いね」
「そういうイナリは何選んだんだ?」
「私も、ランダムで獣人【狐】だったよ」
「へぇ、そういうのもあるのか、なら耳と尻尾が無いのは何でだ?」
「隠しているのよ、狐も鬼神とまではいかないけど、レアだからね」
「そうなのか、じゃあ、リュウは?」
「普通に竜人を選んだ」
「おもんな、フライは?」
「人間だ、面白味もなんもない」
「いや、逆に普通過ぎて笑える」

ん!またいるな
そい!

「もうそろそろ到着かな?」
「あれ?俺の種族は聞かないの?」
「そうなの?よくわかるわね」
「あぁ、気配感知っていうスキルがあるからな」
「えっ、何それ!」 
「気配で相手の攻撃を避けたらでたぞ」
「なぁ、無視か?無視なのか?」
「おぉ、肉眼でも見えてきた!」
「やっぱり、竜人は目がいいのか?」
「いや、これは鷹の目っていうスキルだ」
「そうなのか」
「泣くよ!そろそろ俺、泣くよ」
「チッ仕方ねえな、ブラック、種族はなんだ?」
「聞いて驚け!魔人だ!」
「あっそ」
「反応薄くない?」
「気のせいだ」
「絶対、気のせいじゃないよね!」
「ほら、ついたぞ!」
「おぉ、でっけえ街だ!」
「あれ?これって護衛クエストだよなぁ」
「俺達、なんもしてないね」
「アズマが馬車に近づく前に全部倒したからね」

「ありがとうございます、皆さんのおかげで、無事に街に着くことができました、これは報酬です」
「確かに受け取った」
「じゃあな!じいさん、元気でな」


「クエストも終ったし、取り敢えず解散だな、皆、また明日、学校でな」
「おう」

《パーティーが解散されました》

さてと、ログアウトするか………

《アカウント名Ryota1080がログアウトしました》





ふぅ、飯の時間だな

「今日のご飯は何?」
「今日はカレーだよ」
「おぉ、いっぱい食べれる!」
「じゃあ、いただきます」
「「いただきます」」

カレーは旨いな、レトルトのやつ、辛いから苦手なんだけど、今日のは手作りだからな
やっぱり旨い!
母さんの作るご飯は何でもうまいなぁ

「ごちそうさまでした」

腹も満たしたし、風呂入って、明日の用意したら寝るか


「おやすみなさい」


 













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コメント

  • ノベルバユーザー212769

    凄く面白くて読みやすかったです!

    3
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