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女勇者様が弱すぎるんだが

ふつ

序章 2〜勇者様との出会い


「ま、魔物がっ!」

 ぐでっとその場に座り込みながら必死にスライムを寄せつけまいと、もがいてる女の子。

「あの女の子...…ケガをしているみたいだ。でも あの魔物スライムだよな...…女の子でもケガを負うような相手じゃないぞ!?」

「助けて!」

 必死に助けを呼ぶ女の子にロレンは急いで炎の勇者の技を使う

「必殺、炎一閃斬り!」

 ロレンの放った技で、炎に包まれたスライムは、瞬く間に溶けるかのように消えていった。

「す、すごい! 一撃で魔物を倒しちゃうなんて。キミは……も、もしかして」

 よいしょと立ち上がった女の子は言う

「え?」

 女の子はロレンの元へ歩いたが、三歩ともしないうちに倒れ込んでしまった。ロレンは慌てて女の子の元へ行く

「おいっ! しっかりしろよ!」


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「ありがとねキミのおかげで助かったよ。よーし! これで魔王を倒しにいけるよ。がんばってくるね!」

「え?」

 ロレンは混乱したように言う。

「私...…こう見えて勇者なの。これから 魔王退治に行ってくるよっ!!」

「あ、あなたは...…勇者様だったんですか?」

「ふふっ。驚いた? 実はそうなんだー♪」

 女勇者はにこっと笑いながらロレンの部屋で窓の外を見ていた目をロレンに合わせる。

「......!? あ、あの、こんなこと言うのは 失礼かもしれませんが.…..どうして勇者様はそんなに弱いのですか?」

 言ったあとに悔いるような顔をするロレン。

「よ、よわい...…?」

 悲しげに言う女勇者。

「す、すいません! いきなり こんなこと言って...…でもさっき子供でも勝てるようなスライムに負けちゃってましたよね。ひとりで 魔王のところに行くなんてあぶないですよ」

 止めようとするロレン。

「そ、それでもがんばるよ! だって私は勇者なんだから!」

 そう言い女勇者は足早に部屋を出て行った。

「あ、行っちゃった...…あの勇者様本当に 大丈夫かな?」


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「この技を毎日練習してみんなを守ってあげるんだ。」


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「人を守るには力がいる..….圧倒的な力をを身につけて弱い人の味方になるんだ!」


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「『みんなを守れ』『弱い人の味方になれ』..….どの勇者様も そう言っていた。...…よし!」

女勇者を探しに行くロレン。だが探すまでもなく教会から少し離れた野原でスライムに追い詰めら女勇者を見つけた。

「うぅー…… こんなに強い魔物が いるなんて!」

 そこへ技を入れる。瞬く間に消えていくスライム。

「勇者様! 大丈夫ですか!?」

 足早に女勇者の元へ近づき、心配するロレン。

「キミは..….! どうしてここに?」

 目を見開いて言う女勇者は申し訳なさそうにうつむく。

「今まで会ったたくさんの勇者様達から言われたんてます。『弱い人の味方になれ』って。だからあなたを 助けに来ました。」

「よ 弱いって...…私 いちおう勇者なんだけどなぁ、それよりキミは どうして そんなに強いの?」

 少し落ち込んだ様子の女勇者は、首を傾げて問う。

「それは...…」

 ロレンはこれまでの勇者とのことについて話した。

「ええ!? 今までにあった勇者さん みんなから『必殺技』を教えてもらって 毎日 全員分の技を特訓してたの!? それは 強くなるはずだね! そっか...…」

...…

「あの、お願いが あるんだけど..….」

 何かを言いたそうにもじもじする女勇者。

「うん」

「よかったら...…魔王を倒すのを 手伝ってもらえないかな? つらい戦いになると思うし 怖いっていうのは わかってる..….でも...…」

「いいですよ。」

 ロレンは即答する。

「えっ? ええぇぇ!? そんな簡単に!? 死んじゃったりするかもしれないんだよ!?」

 女勇者勇者は驚き、飛び跳ねるようにロレンの元へ駆け寄った。

「勇者様の役に立てるなら。俺には...…生きる理由がないんですよ。俺は孤児でずっと一人でした。教会にひろってもらって育ててくれたシスターには感謝しています。だけど...…」

 どこか辛そうに話すロレン。

「...…そっか。」

……

「うん、わかった! じゃあ私がキミの生きる理由になってあげる!」

 満点の笑みで女勇者はロレンに向かってそう言った。









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