恋愛委員会!
049
 阿村と万田の関係についての調査に失敗した時夫は報告の為に屋上へ向かい、どう言おうかと思いながら歩いているとあっという間に屋上の扉の前まで着く。
「はぁー。先輩らにどう言おうか悩んでいるうちに屋上に着いてしまった。さてどう言おうか・・・」
 扉の前で考えながら立っていると、外側から誰かドアを開ける。
「おっ!なんだ時夫じゃないか。こんなところで何してんだよ。早く外に来いよ」
 外側から扉を開けたのは太だった。
「太か。あ、ああ。今外に出ようと思ってたんだ。わざわざ開けてもらって悪いな」
「いや。俺トイレに向かう途中だったから。じゃまた後で」
 そう時夫にいい、太はトイレに向かう。
「さて覚悟を決めるしかないな」
 時夫は剛と多羅、成尾のいる屋上に出る。
「おっ。やっと来たか。じゃ報告を聞こうか時夫」
「えっ?先輩が聞きに行ったんじゃないんですか?」
 成尾は剛に言う。剛は
「ふっ。人のことをバカにしておいてお前はセオリーというものをわかっていないんだな。リーダーは普通最後に行くもんだろ?」
「はあ?何言ってるの?リーダーなら普通最初に行くもんでしょ?チキンなのねえ?ビビリなの?」
 成尾は剛に言う。
「はぁ。人をビビリだのチキンだの言う前にならお前が行けばどうだ?」
「バカな先輩が行くと言うから譲ってやったんだありがたく思え」
「あぁん?テメェが言わせたんだろうが!調子のってるとマジでやき入れんぞゴラァ!なぁ多羅俺もう我慢しなくていいよな?」
 剛は多羅に聞く。
「ダメだよ。末くんは私が抑えるから剛は気持ちを落ち着けて古河から話を聞いて」
 多羅は成尾を引っ張っていき、屋上の端で剛と時夫に聞こえないよう小声で喋る。
 その間に剛は気持ちを落ち着けて、時夫に調査の報告を聞く。
「でどうだった?なんかいい情報聞けたか?どうやって付き合ったかとか馴れ初めとか」
「全く聞けませんでした。しかし、悪いことばかりじゃありません。阿村に話を聞くにはまず万田をどうにかするしかないと思います」
「ほう。それは何故だ?」
 剛は時夫に尋ねる。
「理由はですね、俺が阿村に話を聞こうとした時、万田の友人の邪魔が入ったからです。奴らが阿村を迎えに来るたびに調査はなんこうすると思うのでまずは万田をどうにかした方がいいと俺は思います」
「なるほど、少し多羅と相談するから待ってくれ」
 剛は多羅の方へと向かう。多羅のいる屋上端に向かうともう2人の話は終わってこちらに戻ろうとしている時だった。
「多羅、少し相談があるんだがいいか?」
 剛はそう言って時夫に聞いたこと、時夫の案をどうするかを多羅に相談し始めた。
「はぁー。先輩らにどう言おうか悩んでいるうちに屋上に着いてしまった。さてどう言おうか・・・」
 扉の前で考えながら立っていると、外側から誰かドアを開ける。
「おっ!なんだ時夫じゃないか。こんなところで何してんだよ。早く外に来いよ」
 外側から扉を開けたのは太だった。
「太か。あ、ああ。今外に出ようと思ってたんだ。わざわざ開けてもらって悪いな」
「いや。俺トイレに向かう途中だったから。じゃまた後で」
 そう時夫にいい、太はトイレに向かう。
「さて覚悟を決めるしかないな」
 時夫は剛と多羅、成尾のいる屋上に出る。
「おっ。やっと来たか。じゃ報告を聞こうか時夫」
「えっ?先輩が聞きに行ったんじゃないんですか?」
 成尾は剛に言う。剛は
「ふっ。人のことをバカにしておいてお前はセオリーというものをわかっていないんだな。リーダーは普通最後に行くもんだろ?」
「はあ?何言ってるの?リーダーなら普通最初に行くもんでしょ?チキンなのねえ?ビビリなの?」
 成尾は剛に言う。
「はぁ。人をビビリだのチキンだの言う前にならお前が行けばどうだ?」
「バカな先輩が行くと言うから譲ってやったんだありがたく思え」
「あぁん?テメェが言わせたんだろうが!調子のってるとマジでやき入れんぞゴラァ!なぁ多羅俺もう我慢しなくていいよな?」
 剛は多羅に聞く。
「ダメだよ。末くんは私が抑えるから剛は気持ちを落ち着けて古河から話を聞いて」
 多羅は成尾を引っ張っていき、屋上の端で剛と時夫に聞こえないよう小声で喋る。
 その間に剛は気持ちを落ち着けて、時夫に調査の報告を聞く。
「でどうだった?なんかいい情報聞けたか?どうやって付き合ったかとか馴れ初めとか」
「全く聞けませんでした。しかし、悪いことばかりじゃありません。阿村に話を聞くにはまず万田をどうにかするしかないと思います」
「ほう。それは何故だ?」
 剛は時夫に尋ねる。
「理由はですね、俺が阿村に話を聞こうとした時、万田の友人の邪魔が入ったからです。奴らが阿村を迎えに来るたびに調査はなんこうすると思うのでまずは万田をどうにかした方がいいと俺は思います」
「なるほど、少し多羅と相談するから待ってくれ」
 剛は多羅の方へと向かう。多羅のいる屋上端に向かうともう2人の話は終わってこちらに戻ろうとしている時だった。
「多羅、少し相談があるんだがいいか?」
 剛はそう言って時夫に聞いたこと、時夫の案をどうするかを多羅に相談し始めた。
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