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異世界で目立ちたい!

紫 ヤタガラス

久々の再会

王の間の扉を開けるとすぐそこには騎士団長の死体とそれを見て首を傾げている実里がいた。
 しかし、チリンは実里に会うのは久々のため最初は実里かどうか半信半疑であった。

「もしも間違えていたらすいません。あなたは種賀谷実里先輩ですか?」

 実里はフルネームで確認されまさかと思い、

「あなた、本当に秋月チリンなの?」

 実里も疑いながらチリンに聞く。
 最後に見た服装と違うのはわかるがあまりにも違いすぎて本当に秋月チリンかわからないでいた。
 確かに見た目は変わらないが、服装は昔は黒のセーラー服だったのに今は汚れのないような純白のドレス、まさに女王といった服装、身なりであった。

「そうです!私です先輩!今でこそこんな格好をしていますが、根っからの私は変わりません。ある事情によって女王の座に君臨してはいますが所詮私は使い捨てです。とりあえず騎士団長の部屋に移動しましょう」

 チリンは実里に言うが、実里は騎士団長を殺した、正確にはダルキリアが殺したのだがチリンも関係しているのではないかと考え素直に従えずにいた。

「チリン。残念だけど今のままではあなたには従えないわ私は。騎士団長を殺した、チリンが直接殺したわけではなくても命令した可能性がある。それがある限り私はあなたを疑わざるを終えないわ」

「それでもいい。私はどうせあなたたちとは帰れないから。ただ騎士団長の死体とこの情報、ここを攻め落としてほしいの」

 チリンは実里に言い、実里は聞くだけならいいかと思うが騎士団長の死体についてはどうしようかと迷っていた。

「こんなところで喋っている暇はないし、ダルキリアの意識がいつ戻るかもわからない。だからお願い先輩。死体を渡して情報を受け取って」

「・・・わかった。ほらここに置いていくよ。何に使うかはしらないけど手荒な真似だけはしないでね」

「勿論だよ。ありがとう先輩。それじゃ私からの情報はこれだよ」

 チリンは実里にある紙を渡す。

「それにある情報が書いてあるからもし鏡くんと一緒なら一緒に対応してほしいな。それと言っておいてほしい。私を助けに来ないでと」

「・・・今のお前を私は助ける気にはなれないし一応理人には言っておく。で、このまま大人しく逃がしてくれるのか?」

「ああ。私が城の城門まで送るよ。もし見つかっても私には逆らえないだろうから。運が悪かったらあいつにあってしまうかもしれないけど。だから早急に出て行った方がいいから急ごう先輩。ほかにもだれかいるの?」

「騎士団長の部屋に連れが2人。では騎士団長の部屋に行こう!」

 実里はチリンに言い、2人は急いで騎士団長の部屋へ向かう。
 騎士団長の死体はチリンが担いで騎士団長の部屋まで運ぶのだった。

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