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異世界で目立ちたい!

紫 ヤタガラス

モンスターと人間

 理人はマリアルにガイを探す為にモンスター管理場の中を捜索すると説明し、マリアルは


「理人がいる場所なら私は快くついていく」


 マリアルが言うと、理人は少し照れくさそうにしマリアルの手を取って、モンスター管理場の中にまで入っていった。
 ちなみにアルディンは、武器をへし折るだけで放置された。


「しかし奴隷管理場とか言う割には人間が誰1人いないじゃないか。どうなってるんだ本当に。不気味だぜ」


 理人は襲ってくるモンスターを斬りながら奴隷管理場の中を歩いていた。


「本当に誰1人いないね。まぁ私は人は怖いからこれの方がまだ嬉しいけど」


 マリアルはこの理人と2人で手を繋ぎながら歩ける状態がとても嬉しかった。


(ああ。今のこの状態がずっと続けばいいのに・・・。モンスターには消えて欲しいけど、この状態が続くならもっとこい!弱いモンスター!)


 マリアルの心は昂ぶっていた。
 理人達は奴隷管理場を歩いて数分後、だいぶ奥まで進むと何かのうめき声が聞こえてきた。


「助けてくれー」


「ここから出してくれー!」


 ガンガン!


 なんと奥に進むと腰に布を巻いただけのような服装の人達が多く捕らえられていた。


「お、おい!みんな!外から人が来たぞ!」


 檻の中から1人の若者が言う。


「頼む!俺たちを、奴隷を解放してくれ!頼む!」


 奴隷達は牢屋の中で叫ぶ。


「なんで俺がお前達を助けなければいけない?俺にはそこまでの余裕はないよ。ところでお前ら金髪の青年?がここら辺に連れてこられていないか?」


 理人は奴隷達に聞くが奴隷達は答えようとしない。


「お前らを助けないと答える気はないか・・・。まぁ当然だろうな。ならもっと奥に進むしか」


 理人が奴隷達の牢屋の前で立っていると、奥の部屋から足音が聞こえてくる。


「なんだアルディンのやつ。侵入者を入れやがって。やはりあいつでは実力不足だな」


 理人の方に向かって1人の男が歩いてくる。
 男はモンスターの毛並みや人間離れした爪をしていた。


「な、なんだお前は!モンスタみたいに背中が毛だらけでしかも指の爪が長すぎるだろ!」


「私は人間とモンスターの融合体。我が王の手によって生まれ変わりし私の名はクウ。以後お見知り置きを」


「人間とモンスターの融合体?そんなの聞いたことない。なんなんだこの管理場は。不思議なことだらけじゃないか」


 理人がクウと名乗った男に喋ると、クウは理人に人間離れした爪で攻撃してくる。


「おわぁ!」


「君にはここでくたばってもらうよ。何故ならここの秘密をまだバラさせるわけには行かないからね」


 理人はまたマリアルを庇いながら戦おうとしていた。

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