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異世界で目立ちたい!

紫 ヤタガラス

アワルディア城潜入!?

 理人達と別行動をとっていたカルナクはチリンを探すためにわざとアワルディアの兵に捕まり、城の中に囚われていた。


「怪しいやつめ!貴様はここに入っていろ!」


 カルナクを捕らえたアワルディアの兵士は牢屋に連れ込み、カルナクを牢屋にぶち込む


「ふん、アワルディアの兵士如きが。もっと優しく出来ないかね。そんなんじゃ女はできんぞ」


「貴様に心配される筋合いはないわ!全く」


 バンッ!
 カルナクを牢屋にぶち込んだ後アワルディア兵士は牢屋の鍵を閉めて牢屋のある部屋から立ち去る。


「さてと。中に入れたはいいがこれからどうするかねー」


 カルナクは牢屋の中でこれからの行動を考えていた。


「まぁ、まずはこの腕の拘束具の解除からだな」


 腕にはもちろん拘束するものがつけられており、何もできない状態。


「しかし私にはこの能力、強化能力がある。これで拘束具を最大まで強化して破壊する」


 カルナクは能力を使い拘束具を強化する。


「く、うぉぉお、あ!」


 拘束具を強化したことにより拘束が高まり、一時的な激痛がカルナクを襲う。


「な、んのこれしきぃぃぃぃ!」


 パキンっ!
 拘束具は壊れて床に落ちるがカルナクの手には先ほどの拘束の痛みが残る。


「く、これは早く牢屋から出て秋月チリンを探さねばならないが手がこれじゃあな。少し休むとするか」


 カルナクはその場に座り込みしばらく休む、そして数分後、牢屋のある部屋から脱出し、
隣の牢屋を見る。


「調査のついでに牢屋の中に誰かいればそいつは使えるかもしれないからな。見ておいて損はないだろう。おーい誰かいるか?」


 シーンっ
 カルナクは牢屋に少し小声めの声で呼ぶが誰も返事などをしない。


「いないのかな?しかし、こちらの牢屋を開けて私がもしも殺されてしまっては元も子もないだろうからな。だが誰かいる気がしたんだかな・・・」


 カルナクは諦めて去ろうとすると牢屋の奥から音が聞こえてくる。
 ギィンギィン
 金属が擦れるような音が聞こえてくる。


「やはり中に誰かいるのか。もしかして声を出せないって可能性もある。ならば・・・」


 牢屋の檻の部分を能力で強化し、鍵穴の締め具合を強化して破壊する。
 バリッ!


「失礼しまーすと」


 カルナクは牢屋の中を歩く。すると牢屋の奥に女の人がいた。


「お、おいあんた!大丈夫か?」


「う、うあ、あ、うあ」


 女はやせ細っておりまともに喋られるような顔ではなかった。
 カルナクは服に隠している携帯食料を女に与える。


「そら、これでも飲み込んでくれ!」


「あ、あー」


 ごっくん
 女はカルナクの携帯食料を食べて、腹が少し膨れたのか喋りが少しまともになる。


「な、なん、で。わた、し、たすけ、た?」


「それは今から判断する。私に利用できそうならあなたを救うが使えないならおいていく。まず名前を教えろ」


「わ、わた、しは、きゅ、うどう、じ、お、みこ」


 カルナクは「え」と驚く。


「も、もう一回、もう一回教えてくれないか?」


「き、ゅうど、うじ、オミコ」


 カルナクはその名前を聞き驚いていた。

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