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異世界で目立ちたい!

紫 ヤタガラス

アワルディア帝国潜入組

 カスマたちがガイアラン皇国に攻めようとしている中、理人達はアワルディア帝国の民に紛れてチリンについての情報収集とマリアルの回復のため、数週間やり過ごしていた。
 理人達はアワルディア帝国の一件、いわくつきの家を借りてガイ、実里、マリアルと理人の4人でやり過ごしていた。


「ふー。今日も働いた働いた。早く帰ってマリアルの面倒みねえと」


 理人はアワルディア帝国で仕事を見つけて、ひたすら毎日金を稼いでいた。
 マリアルはヴラドリオ、父親に吸血鬼の魂を入れさせてしまった罪悪感で塞ぎ込んでおり、理人以外には誰にも喋りかけず、家に閉じこもっていた。


「今帰ったぞー!」


 理人がアワルディア帝国で借りている家に入るとマリアルが抱きつこうとしてくる。


「おかえり、理人ー!」


「おうただいま。それで?先輩とガイは?」


「あー、種賀谷は仕事でガイは修行と調査だよ」


「そうか、でカルナクは来なかったのか?」


 理人はカルナクのことマリアルに聞くと


「うん。誰もこなかったよあの2人以外。まぁまぁせっかく2人きりなんだし、今は楽しい話をしようよー」


 マリアルは自分の体を理人に擦り付ける。


「・・・前から思っていたがマリアル。お前帝国に着いておかしいぞ。どうしたんだ?今まで父親であるヴラドリオを失った寂しさ、孤独感を感じていたからそれを無くすために、俺に好意を向けていたのだと私が思っていたが」


 理人が言うとマリアルは頰を赤らめながら


「私気づいたの。あの時、あなたに護衛してもらってから私の心はずっともやもやしていた。ずっとわからずにいたけど最近わかったの。これはそういう感情だと」


 マリアルは理人に言うが理人は意味がわかるず


「どんな感情なんだ!もしかして病気か!病気ならすぐに病院に行こう!あなたに何かあればヴラドリオに合わせる顔がない!」


 本気な心配をしてきたのでマリアルは呆れた顔をして


「ある意味病気だけど大丈夫よ。まぁ気にしないで。ただのスキンシップだと思いなさい」


 マリアルは理人に言うと理人は大人しく引き下がり、家の中にあるソファに寝っ転がる。
 そんな理人を見てマリアルは心の中で思う。


(いつかあなたを必ず振り向かせて見せるわ。理人!その時はちゃんと私の愛に答えなさいよね)


 マリアルは理人を熱い視線で見つめていた。
 マリアルが理人を見ている中、家に1人の女性がドア勢いよく開ける。


「た、大変だ!カルナクが捕まったらしい!」


 勢いよくドアを開けてそこにいたのは実里だった。

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