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異世界で目立ちたい!

紫 ヤタガラス

異能力強制強化薬

「お、音、壁」


「この程度・・・ふん!」


 弓道寺のかかと落としは見えない壁のようなものを破壊し、そのままテイクに攻撃は当たる。


「こ、ふっ」


「もう立てないだろ?降参しないか?」


 弓道寺はテイクに降参を勧めるがテイクは


「お、おいは、まだ、戦え、るで、やんす」


「そうかならば・・・うん?」


 弓道寺はもう一度かかと落としでとどめを刺そうとするがテイクはズボンのポケットに手を突っ込み薬の錠剤を取り出す。


「うん?なんだそれは」


「お、おいが今からお前、を倒すため、の秘策、でやんす」


 テイクは錠剤を口に含んで飲み込む。
 ゴクっ!


「それで?飲んで何か変わったか?」


 弓道寺はテイクに聞く。テイクは自分の体の変化がわからなかった。


「な、何も変わらない。そんなはずないでやんす!これじゃおいが何のためにこのリーダーにダメとまで言われた薬を隠し持っていたことさえ後ろめたいでやんすのに。意味がなかったら何のためにこんなことを」


「全くだ。時間の無駄だったな。潔く負けを認めるといい」


 弓道寺は義足でテイクに蹴りかかる。


「お、おいはまだ負けるわけには・・・。音壁」


 テイクは声を軽く出して音の壁をはる。
 

「3倍・・・ラァ!」


 バンッ!
 弓道寺の蹴りはテイクの前で止まる。


「な、なぜだ。さっきは簡単に破れたのに・・・。お前まだそんな強力な音を出すほどの力が余って」


 弓道寺はテイクに言うと、テイク自身が驚いていた。


「あ、あんた。おいに手加減してるでやんすか?あまり舐めないで欲しいでやんすよ」


「何を言っている。私は手加減などしていない。先ほどと同じくらいの威力なはずだ。お前が音の壁を強く張っただけだろう!」


「そ、そんなわけないでやんす。おいにはもうそんな力はないでやんす・・・。ま、まさか」


 テイクはあることを思いつき、実行する。


「音咆・哮」


 ワァァァ!っと吠えるテイク。テイクは今能力をそんなに強く放てないでいたが実際に音咆・哮を放つと


「ぐぉあ!」


 弓道寺はすごい勢いで後ろに吹き飛ぶ。


「ま、まさか。こういうことか。わかったでやんすよ。おいが飲んだ薬は能力が強くなる物。だから使わないとわからないのか。成る程」


 テイクは1人で納得し喜んでいた。


「これがあればおいはあいつに勝てる!」

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