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異世界で目立ちたい!

紫 ヤタガラス

弓道寺復帰デビュー戦

「さてそれじゃ後私しかいないから私が出ようかしら」


 ダーラスが三回戦めに出ようとした時、1人の男、弓道寺が遅れてやってくる。


「はぁはぁ。すまない遅れた」


「本当よもう〜。もう2戦めまで終わってるわよ〜。一体何してたの」


「いや〜。年甲斐もなく寝坊してしまった。申し訳ない」


 弓道寺は汗だくながらも顔を上げ、右手を頭の後ろにやり、かく。


「まぁいいわ〜。今更問い詰めても遅れたことは仕方ないわ〜。ただ今1勝1敗の状況なの〜。次に勝てばこちら側が有利だけれどもあなた自信はあるかしら」


 弓道寺はドヤ顔で


「愚問だね。もちろん自信はあるさ。まぁ見ててよ。遅れた分のもとはきっちりとるからさ」


 弓道寺は前に出る。
 口では余裕な態度でいた弓道寺だが頭の中はアルダスのことでいっぱいだった。


(アルダス、やられてないだろうな。闘将なら生きていろよ。お前には必ず朗報を届けるんだからな)


 心の中で弓道寺はアルダスの心配をし、ガスタ一味を仲間にすることを決めていた。


「ではこちらからはこやつをだそう。テイク!お前が出ろ」


 テイクと呼ばれた男はガスタ一味の陣地から離れて、弓道寺の前にまで向かう。


「お前がおいの相手でやんすか。お手柔らかに頼むでやんすよ」


「こちらこそな。それじゃヤルか」


 弓道寺は構え、テイクは顔を下に向けて棒立ちになる。


「ふ、まさか目の前にいる男にめを向けないで棒立ちとは。私のことを舐めているな?ならば先制攻撃させてもらおう」


 弓道寺は義足でテイクに蹴りを入れようとする。
 すると目の前にいる弓道寺に顔を向けて吠える。


「カァァァ!」


「うめき声ごときで私の足が止まるわ・・・」


 テイクの声が衝撃となったのか、弓道寺は後ろに転がり、地べたに這いつくばる。


「こ、ゴフゥ。お、おまぇ。一体何を」


「そう簡単に種明かしをするわけにはいかない。どうせすぐにバレてしまうでやんすからね」


 弓道寺は地べたで起き上がれない状態で考える。自分がどんな攻撃を食らったかもわからない状態で吹き飛ばされたので何をされたのか認識ができずにいた。


「仕方ない出やんすね。ほい」


 シャ
 テイクは縦線を入れるかのように、相手にチョップを入れるように綺麗な線を目の前に入れる。


「音撃・刃」


 スパァ!
 謎の斬撃が弓道寺の肩に当たり、弓道寺はテンパる。


「な、なんだ。やつは一体何をしたんだ!」


 弓道寺はテイクの攻撃が分からず、かなり慌てていた。

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