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異世界で目立ちたい!

紫 ヤタガラス

大臣の意思

「あっしの相手はじじいか。これは舐められたものだな」


「若造。何故そう思う?」


 タルムのジジイ呼ばわりに何故そう思うかをイナハルは尋ねる。


「ジジイが一番最初に出張るってことは捨て駒だろ?あっしの実力を見るための」


「なるほど。そういう考えでいたのか君は。ならば私は君をがっかりさせることはないな」


 イナハルがそういうとタルムの前に瞬時に移動する。


「な、に?」


「ふん!」


 イナハルは距離を詰めて回し蹴りをくりだす。タルムは油断していたためもろに直撃する。


「ごふっ」


 少し後ろに吹っ飛ぶタルム。
 吹っ飛んだタルムにイナハルは言う。


「どうかな?これで君をがっかりさせずに済むかな?」


 タルムはイナハルの攻撃で仰向けに倒れたが、起き上がって言う。


「なかなかやるじゃないかジジイ。これならあっしも楽しめそうだ」


 タルムは笑いながら言う。


「おめがねにかないなによりだ。では次はちゃんと止めろよ」


 イナハルはまた距離を詰めようとするがタルムは


「飛脚!」


 と言って真っ直ぐ上に飛ぶ。


「アミ・堕とし!」


 飛んだタルムを能力の網で捉えようとする。


「飛脚・連破!」


 空中でイナハルの網に対して蹴りを連発し網がタルムの体にたどり着く前に撃ち落とす。


「ほう。ならばアミ・堕としィィィィ!」


 イナハルは連続して能力を使い、タルムを捉えようとするが


「無駄無駄無駄ァ!あっしにはきかないよう!」


 イナハルの異能力を蹴り落とすタルム。


「どうやらそのようだな。ならば少し手を変えようかな」


 イナハルは両手を後ろに下げる


「諦めたかジジイ。ならば今あっしが楽にしてあげるよ」


 タルムは飛脚を使いさらに上昇し、イナハルがみえなくなるくらいの距離まで飛ぶ。


「秘技!流星蹴り!」


 タルムは右脚を突き出し、かなりの高さからイナハルに向けて攻撃を放つ。


「こちらも準備はできた。私がただ寝ていただけではないということを今お見せしよう」


 イナハルはまた手のひらから異能力、網を出す。


「性懲りも無くまた網とはボケたかジジイ!」


 タルムはそのまま攻撃を止めずイナハルの網を破壊し、イナハルにまで攻撃しようと勢いを止めず流星蹴りを放つ。
 しかし、イナハルの網は


「ふん。そう言って若造はすぐに舐めるから負けるんだよ」


「貫け!」


 網に触れた瞬間、タルムは後悔する。
 何故技をやめて避けなかったのかと。


「今のわしの網は性質すら変化させる。これがわしの異能力を高めた末に生まれたもの。性質変化・粘着!」


「な、なんだこのネバネバは!だがあっしの流星蹴りはこの程度の網ごときで勢いが止まるわけなど・・・」


 タルムは流星蹴りを放っていた足を見ると、すっかり粘着にやられて勢いは無くなっていた。

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