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異世界で目立ちたい!

紫 ヤタガラス

ガスタ一味との決戦前〜ダーラスとダークルンの場合〜

「姉さん、弓道寺さんたちは街に行ったし僕たちどうする?」


「そうね〜。貴方はレジスタンスに着くまでどう生活していたの?すぐに弓道寺と会ってかくまってもらったわけじゃないでしょう?」


「まぁそうだね。最初の頃は本当にひどかったよ。妖精の国がなくなって、飛んで行き残りを探しに人間の住むところにまで移動したけど」


「なぜ妖精の国をくまなく探そうとしなかったの?生き残りがいるかもしれないじゃな〜い?」


 ダーラスが言うとダークルンは首を傾げて


「それが僕にも分からないんだよ。ただ頭の中でよぎったのはすぐに妖精の国から出て人間の住む島に移動しろって」


「そうなのか・・・。私がおかしくなったわけではないのね。私は羽が無くなったからおかしくなったと感じる点があるんだけど聞いてもいいかしら?」


「僕なんかで役に立てるなら聞いていいよ」


 ダークルンはダーラスの質問を待つ。


「貴方今妖精の国に帰ろうとは思う?」


「いや僕はダーランマを倒すまでは国に変えるつもりはないからそう言ったことは考えてないかな。ところでこの質問は普通じゃないかな姉さん?」


「確かにね〜。でも大事なのは今からよ〜。今の質問は心意気を聞いただけよ〜。私と同じ気持ちで嬉しいわ〜。じゃ質問いくわよ!」


 ダーラスは少しためてからダークルをに聞く。


「貴方妖精の国に帰ろうと思えば帰れる?」


「もちろん帰れるとも!えーと・・・。うん?なんでだ。行き方が分からない?なぜだ!」


 ダークルンは頭をかきながら言う。


「・・・。やっぱり貴方もなのね」


「貴方もってどういうことだよ姉さん。説明してくれ」


「いい?心して聞いてね。今この大陸には妖精の国なんて存在しない。そういうことになっているの」


 ダークルンは呆れてはぁ?と言った顔でダーラスを見る。


「姉さん何言ってるんだい?それじゃ僕らはなんなんだよ。妖精族じゃなくなるじゃないか」


「そうよね。そうなのよね〜。おかしいのよだから。私たちを妖精族と認識できるのに妖精の国なんてない。そういうことになっているの。私は調べたわ。そんなことは有り得ないと思って。ガイアラン城の文献をあさったけど妖精の国については何も書いてなかった。それどころか魔王のことすら」


「な、なんだって!しかしなぜそれで僕たちが妖精族と名乗ると納得できるんだろう?」


「分からないわ〜。謎は深まるばかりね〜。私たちでしばらく話し合いましょう。何かおかしい点がわかるかもしれないわ〜」


 ダーラスが言うとダークルンが気を使い


「いいの?明日の夜に決闘が控えてるのに。体を動かさなくても」


「いいわよ〜。頼れる面子ばかりだし。いざとなれば夕方に少し運動でもすればいいわ〜。ダークルンも参加してくれるんでしょ?」


「もちろんだよ姉さん。じゃあ姉さんの言う通り今は話し合おうか」


 こうしてダーラスとダークルンは決闘の間までお互いの不可解な点について話し合うことにした。

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