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異世界で目立ちたい!

紫 ヤタガラス

ガイアラン皇国に集まる戦力

「ダーラス姉さん大丈夫?」


 過去を思い出していたダーラスにダークルンはいう。


「大丈夫よ〜。ダークルン。私はあの馬鹿兄貴に羽をむしられてから魔法が弱くなったの。上級魔法はまだ使えるけど詠唱に時間がかかるし、初級魔法でも詠唱が必要なくらい」


「え?姉さんなんで魔力を使えるの?僕たちの魔力の源は妖精の羽。これがなくなれば魔力がなくなるのも同然なのに」


 ダークルンは言うが、ダーラスは


「そうね。普通なら羽がなくなった瞬間魔力はなくなるわね。普通ならね」


 ダーラスは普通はと連呼する。


「そうだよ。いくら姉さんがすごい魔力の持ち主だったとはいえ魔法はもう使えないだろう」


「確かにね。私も最初はそう思っていたのだけどなぜかつかえたの。どうやら私の体の中に微量だけど魔力が残ってるらしいの」


「魔力が体に残ってるなんて姉さんすごすぎるよ。でも昔みたいに強力な魔法は使えないんだよね?」


「ああ。昔はそんなに詠唱に時間はかからなかったんだが今はな。昔は魔力が多かったからほぼ無詠唱で魔法を撃てたが、今は魔力が少ない分詠唱で補わないと強力な魔法が撃てないな。だから隙がかなりできるからあまり撃てないんだよな」


 ダーラスはダークルンに今の自分の状態を説明する。


「姉さんも色々苦労したんだね・・・。でも生きて会えて嬉しいよ僕」


「私もよ〜。ダークルン。あなたはあの時一緒に死んだものと思っていたからこうしてまた話せて私は嬉しいわ〜」


 ダーラスはダークルンの体に抱きつき頭を撫でる。


「姉さん!恥ずかしいよ!弓道寺さんが見てる」


「いいさ俺はそこにいる男と街に行くからお前らも出かけてきな」


「あら〜貴方もう退院できるの〜?」


「ふっ。なめるな。私はあいつのおかげでもう退院できる。鏡理人のおかげでな」


 弓道寺は片足をダーラスに見せる。


「なんなのその脚は〜?」


「前のアムライとバウラム襲撃の際片足をやられてな。義足に変えたんだ。義足に変えてから少しリハビリしてすぐ退院さ。今日ここにいたのはイナハルに会うためだ」


「あら〜。私たちにようがあるんじゃなくてイナハルに用があったのね〜。私たちと話して用は済んだの?」


「ああ。似たようなもんだし、それにダークルンをお前さんに会わせててよかったからな。じゃ私はあそこにいるアルダスと街に行くからダーラスはダークルンとしばらくいな」


「あ、明日の夜ガスタ一味って奴らと戦うから力を貸して欲しいのだけれど」


「ああ構わない。ではお前ら楽しんでこいよ」


 弓道寺はアルダスを連れて街へと向かい、ダーラスとダークルンはその場に残る。

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