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異世界で目立ちたい!

紫 ヤタガラス

カスマとアスラスの会話

「さて、いらぬ介入があったがバウラムは我がもらうぞダーランマ」


 アスラスとカスマが戦闘中の間、バウラムは1人研究室の端っこで戦闘を眺めていた。
 そのためバウラムとアワリオだけこの研究室で無傷であった。


「バウラムの件でしたねそういえば。しかしなぜ貴方にしか仕えないと?バウラムは喋れないはずですが」


 ダーランマは何故カスマにしか従わないのか、それについてカスマに尋ねる。


「我が使うと言っているのだからそれでいいだろう。それとも貴様らがこいつを今から手なずけるか?」


「それを言われると耳が痛いですね・・・。そうですね。どうせ我々じゃ扱いきれませんしカスマ様にバウラムをお渡しします」


「おう。それでいい。これでこの話は終わりだ」


 カスマはバウラムの方に手だけを向けて親指をグッとつきたてる。
 バウラムはそれをみて親指を立てて、つきたててかえす。


「それじゃ次にそろそろあっちでのびてるやつを起こしに行くか」


 カスマは吹っ飛ばしたアムライのもとまで移動する。


「おら、起きろ。あの程度でそれほど気絶するやつじゃないだろ。アスラス?」


 アスラスは動かない・・・。


「え、貴様マジな気絶してるのか?なまったもんだな貴様も」


 カスマがアムライの近くで笑っていると、アスラスは急にカスマの足をつかみ


「貴様、いくら私たちの仲だからといって言っていいことと悪いことがあるぞ」


 カスマは次第に掴まれている足が冷たく感じてくる。


「お、おい。冗談だぜ?貴様、我に本気の氷を使う気か?」


 カスマの片足が地面と完全に一体化する。


「これは罰だ。しばらくそうしていろ。アイス・ポール」


「くぅー。貴様、完全に地面と一体化してるではないか!早くあれで解除してくれ!」


「残念ながら謝罪の言葉を聞かないとカスマの言っていることは分からないな」


 アスラスはカスマの謝罪を聞くまで、片足を凍らせた状態で放置する気でいた。


「・・・。すまなかったな。流石にいいすぎたよ。だから頼む、我のこの足の氷をお前のもう一つの能力でといてくれ」


「・・・。いま近くにいるのは私とカスマだけだし構わぬか。では解除するぞ」


 カスマの凍っている足に触れると地面と完全に一体化していた足は自由に動くなるようになり氷も消滅する。


「しっかし貴様も目覚めていたんだなカスマ。まだ私だけかと思っていたぞ」


「ああ。我も最近目覚めたばかりだ。ほかの5人ももう少しで目覚めると思うからなそれまでは我らで頑張ろうではないか」


「そうだな。魔王将で唯一仲のいい貴様が目覚めていてくれて正直助かったよカスマ」

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