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異世界で目立ちたい!

紫 ヤタガラス

炎と氷

 奥の部屋からバウラムを説得したカスマが出てくる。


「バウラムは我の部下として扱わせてもらうが構わないか?」


「私たちの部下になるのではなく、あなただけの部下になるのですか?」


「そうだ。それでこいつを説得した。よってお前らの命令は聞かないが我の命令は聞く。そこらへんは覚えておけ」


 カスマはダーランマに言う。
 近くで話を聞いていたアスラスが横から入り、


「おい、この偉そうに我とか言ってるこいつは誰だ?」


 アスラスはカスマを指差す。


「これはこれは下々の者にはちゃんと挨拶せねばな」


 カスマが自己紹介の途中、あまりにも偉そうなので腹が立ったアスラスは


「傲慢が過ぎるぞ貴様。私を誰だと心得る?」


「弱者に興味などない。貴様が強いと言うのなら我に力を示せばいい」


 カスマとアスラスの前で言い合いが続き、どうにかしようとダーランマが間に入ろうとする。


「お互いに待ってください!貴方方は・・・」


「うるさい、どいてろ」


 アスラスはダーランマを突き飛ばし、ダーランマはよろけて少し吹っ飛ばされた場所で倒れる。


「貴様、我が認めた男を突き飛ばすとはいい度胸だな」


「あんな程度の男でいいのか。貴様もたかが知れているな」


「なんだと貴様!」


 カスマは腕に炎を纏う。


「ほぉ。貴様そんな芸当ができるのか」


「我をバカにしたことを後悔させてやる。そして二度と我に刃向かえないようにしてやるよ!」


 炎を纏った腕でアスラスに殴りかかる!


「くらえ!炎拳!」


「ふん、片腕だけなら当たらないよ」


 カスマの炎拳を軽々とカスマは避ける。


「片腕だけならか・・・。なら両腕ならどうだ?」


 カスマはもう片方の腕にも炎を纏う。


「ほう。これはこれは面白い」


「我が炎の拳とくと味わえ!炎拳・ラッシュ!」


 両腕の拳でアスラスに殴りかかる。


「こ、れは少し、避けるだけではしんどいな」


 カスマのラッシュを避けながらアスラスは何かをしはじめる。


「速度を上げるぞ!これで燃え尽きろクソ野郎!」


 カスマがラッシュの速度を上げる。
 アスラスは・・・


「そろそろ回避にも疲れたしな。私も抵抗させてもらうぞ」


 カスマのラッシュを受け始めたアスラス。


「どうした!諦めて俺の炎拳を受ける気になったのか?・・・うん?」


 カスマは一度拳を引っ込める。
 するとカスマの手は少し冷たかった。


「我の炎拳の上に強い冷気だと・・・お前まさか」


「私が少し本気を出せばそんなチンケな炎くらい凍らせられる。冷気だけで済んだのをありがたく思いな」


 アスラスはカスマに言うが、カスマの耳にはアムライの言うことは入っておらず、カスマはあることを考えていた。

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