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異世界で目立ちたい!

紫 ヤタガラス

黒い炎

「我が黒炎を受けられること人生の誉れとするがいい」


 カスマはそう言ってテムルナから一度離れようとする。


「させるか!」


 テムルナは距離を置こうとするカスマに詰め寄って距離を離されないようにする。


「黒炎のツブテ」


 黒い小さな炎をカスマは接近してくるテムルナに連続でうつ。


「この程度俺の手刀で・・・」


 自慢の手刀で小さな黒い炎を切り裂き消滅させようとしたが黒い炎は消滅せず、テムルナは手に軽い火傷を負っていた。


「な、さっきの炎は簡単に切り裂けたのに何故・・・」


「さ、お前もマジでやらないと我の準備運動で死ぬぞ」


 そう言ってまた黒い炎のつぶてをテムルナに放つ。


「手刀がダメならこれよ!」


 ババババーン!
 黒炎のつぶてをテムルナは爆破で相殺する。


「まぁ貴様はそうせざるをおえないだろうな。だがこれで距離は開いた」


 テムルナがカスマの攻撃を爆破で相殺してる間に一気に距離を置くカスマ。


「さてと、それじゃ一発かましてみるかな」


 カスマは最初のような炎の鳥を目の前に出現させるが今度の炎の鳥の色は黒色に変わっていた。


「くらえ。黒炎鳥」


 黒い炎の鳥は凄まじい速度でテムルナのもとに放たれる。


「爆破!」


 バーン!
 思いっきり目の前を爆破しカスマの技を防ごうとしたテムルナだが煙が上がっただけで、黒炎鳥の威力は全然弱っていなかった。


「な、ならばもう一発・・・」


 テムルナがもう一度爆破を目の前で行おうとした時、手に黒炎鳥が触れる。


「爆・・・な、あ、暑い。て、手が燃える!」


 黒炎鳥にふれた瞬間ふれた手の部分が燃え続ける。


「ぐ、ぐぉぉ、あ、暑い。暑い暑い暑い暑い!」


「やはり我が黒炎までは防げぬか。さて」


 手を抑えてもがいているテムルナのもとまでカスマは寄る。


「さぁ手を出せ。今黒炎をけしてやる」


 テムルナはカスマに言われた瞬間、燃え続けている手をカスマにみせる。
 カスマはその手に触れると黒炎は消滅し、テムルナの手が燃えるのも止まる。


「な、何のつもりだ?これぐらい防げない私など用無しだろ?殺せばよかったものを」


「ん?誰も我が黒炎を消せることなど期待しておらぬから大丈夫よ。まぁ貴様はそこそこ腕が立つし、能力も使える。そんな奴を殺すほど我もバカではないさ。腕っ節はこれからあげれば良い。さて準備運動はやめてそろそろガイアラン皇国に向かうか。我はダーランマに通信するので貴様はそこで休んでおれ」


 テムルナはそうカスマに言われるとそこで倒れこみ休む。
 そしてカスマはテムルナから少し離れてダーランマに先ほどもらった連絡機でダーランマに連絡を取った。

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