異世界で目立ちたい!
吸血鬼の計画
 「はぁはぁはぁ。一体どこにいるんだよカルナク・・・」
 マリアルをおんぶしながら理人は森を走り続ける。
「あなた大丈夫?ずっと私をおんぶしながら走っているけど。少し休まない?」
 マリアルは走りつづける理人をかばって休まないかと提案する。
「そうだな。休憩していればあっちから探しに来るかもしれないしな。休憩も兼ねて少し休むか」
 近くにあった森の木の木陰にマリアルを降ろし、理人も隣に座って休もうとするがそこでマリアルは驚きながら
「ちょ!何私の隣に普通のように座ろうとしているの!」
 と理人を押す。
「いやだって俺は君を守らなくちゃいけないから離れていたら守れないじゃないか」
 理人はマリアルに言うが、急に隣に座られたマリアルは心臓がバクバクだった。
 先ほどのビンタの件以来から何故か理人を意識し、おぶられている間も気づかれていないものかとドキドキしていた。
 この感情が上手くわからず、マリアル本人ももやもやし、イライラしている。
「と、とりあえず私から離れて警備して!お願いだから」
「?どうしたんだ?そんなに慌てて?まさか具合が悪いんじゃ・・・」
 理人はそう言ってマリアルに近寄り、顔を見る。
 マリアルは顔が真っ赤になりまた理人を突き飛ばす。
「いいから!少し距離を置いて護衛について!お願い!」
 理人は何故そんなことを言うのか一ミリもわからないでいたが本人が言うのでその意見を尊重しようと少し距離を置いてマリアルを護衛していた。
 しばらく理人たちは休憩しているとそこに見知った顔の3人が現れる。
「や、やっとみつけたぞ鏡」
「カルナク!やっと、やっと合流できた」
 理人はカルナクに抱きつく。
「はぁ、はぁお前を探すので少し疲れたから休ませてくれないか?」
「あぁ。今俺たちも休憩しているところだから一緒に休憩してこいよ。ガイと実里は?」
 カルナクの後ろにいるガイと実里に理人は聞く。
 ガイは休ませてもらうといい、実理は
「私はいいよ。それより鏡は休憩しなくていいのか?誰かの護衛をしていたっぽいけど」
 と実里と話していると先に休憩しに奥の方へと向かったカルナクは驚きの声を上げる。
 まさかと思い、理人はマリアルのもとまで行く。
「カルナク!その人に何かあったのか!」
 驚きながら理人はカルナクに聞くが、カルナクが驚いた理由は・・・。
「あ、貴方の名前をもう一度お聞かせ願いますか?」
 何故敬語と思いながら理人は話を聞く。するとマリアルは
「私の名前はマリアル・バーラッシュ。ヴラドリオ・バーラッシュの娘です」
 そう聞いた瞬間、カルナクはマリアルの前にひれ伏し、
「ご無事で何よりです。マリアル様」
 何故かマリアルに忠義を示していて理人は驚いていた。
 マリアルをおんぶしながら理人は森を走り続ける。
「あなた大丈夫?ずっと私をおんぶしながら走っているけど。少し休まない?」
 マリアルは走りつづける理人をかばって休まないかと提案する。
「そうだな。休憩していればあっちから探しに来るかもしれないしな。休憩も兼ねて少し休むか」
 近くにあった森の木の木陰にマリアルを降ろし、理人も隣に座って休もうとするがそこでマリアルは驚きながら
「ちょ!何私の隣に普通のように座ろうとしているの!」
 と理人を押す。
「いやだって俺は君を守らなくちゃいけないから離れていたら守れないじゃないか」
 理人はマリアルに言うが、急に隣に座られたマリアルは心臓がバクバクだった。
 先ほどのビンタの件以来から何故か理人を意識し、おぶられている間も気づかれていないものかとドキドキしていた。
 この感情が上手くわからず、マリアル本人ももやもやし、イライラしている。
「と、とりあえず私から離れて警備して!お願いだから」
「?どうしたんだ?そんなに慌てて?まさか具合が悪いんじゃ・・・」
 理人はそう言ってマリアルに近寄り、顔を見る。
 マリアルは顔が真っ赤になりまた理人を突き飛ばす。
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 カルナクの後ろにいるガイと実里に理人は聞く。
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「私はいいよ。それより鏡は休憩しなくていいのか?誰かの護衛をしていたっぽいけど」
 と実里と話していると先に休憩しに奥の方へと向かったカルナクは驚きの声を上げる。
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 何故敬語と思いながら理人は話を聞く。するとマリアルは
「私の名前はマリアル・バーラッシュ。ヴラドリオ・バーラッシュの娘です」
 そう聞いた瞬間、カルナクはマリアルの前にひれ伏し、
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