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異世界で目立ちたい!

紫 ヤタガラス

吸血鬼

 ガブッ!


「くっ。離れろぉぉぉ!」


 ヴラドリオは吸血兵士となったゲンの相手をしている間に隙をつかれ、吸血鬼に肩を噛まれてしまう。


「離れないよ。君の身体をいただくまではね!」


 ガブッ!ガブッガブッ


「がぁ!こんの!離れろというのがわからんのか」


 ヴラドリオは身体から離そうと暴れるが吸血鬼は肩を噛み続ける。


「どけたいのなら貴様の異能力を使えばいいじゃないか。何故使わない。いや、もうわかっていることだからいいが。大人しく私を受け入れるがいい」


「ぐっ!くっあ、い、意識がぁ、ああ」


 吸血鬼に噛み続けられたことにより、ヴラドリオの身体は吸血鬼のものになりつつあった。


「もう貴様の身体に私の魂を流し込めば私はお前となる」


 吸血鬼は言うとヴラドリオが吸血鬼に聞く。


「私の身体を渡せばお前は大人しくマリアルから出ていくのか?」


「いーや。こいつには吸血兵士になって私のてあしとなり、働いてもらう」


 吸血鬼は言うと、ヴラドリオは懇願する。


「抵抗せずに受け入れてやるからマリアルからはもう手を引いてくれないか?」


「何を言う、仲良く私の身体と吸血兵士にしてやろうと言うのだ感謝しろ」


 吸血鬼は言う、するとヴラドリオは


「そうか。こんな愚かな行為はしたくはなかったが身体が乗っ取られるのが時間の問題であれば仕方ない」


 ヴラドリオは自分の胸の方に腕をおく。


「何のつもりだ?」


「お前に身体を乗っ取られるくらいなら自害する」


 ヴラドリオは吸血鬼に言う。吸血鬼は慌てて


「な、馬鹿な真似はやめろ。自殺など愚かな行為そのものだぞ!」


「ならばマリアルを娘を解放しろ。そうしなければ自分の能力で心臓に穴を開けて自殺する」


「くそっ。ならばお前が手を下す前に早く身体を乗っ取るまでよ!」


 吸血鬼は自分の魂を噛んでいる牙から直接流し込む!だがその前にヴラドリオは


「交渉不成立か。ならば仕方あるまい。ふん!」


 ヴラドリオは自分に向けて異能力を発動する。


「心臓に穴がない?」


 ヴラドリオは発動した後、心臓部に手を当てていた手を見る。
 いつのまにか手は上を向いており、杭は空に向けて放たれていた。


「はぁ冗談でもなく本当にやろうとするとは。兵士がいなかったらやばかったよ」


 吸血鬼は言うと、ヴラドリオは知らないうちに手が上に向いていた件について吸血鬼に尋ねる。


「ああ。お前が心臓を貫いてない理由か?それはあいつの異能力を使ってもらってやつの黒い影の能力ですんでのところで、攻撃をさせて、手を上に向けさせてもらった」


「くそ!全く気づかなかった!」


 ヴラドリオががっかりしていると吸血鬼は言う。


「お前、こいつを、この娘の体を返すなら、私に大人しく身体を渡すのだな?」


「ん?ああ」


「気が変わった。こいつは返してやる。だからお前の身体を大人しく渡せ」

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