異世界で目立ちたい!
吸血鬼の能力
理人とゲンの戦いに吸血鬼が介入し、ゲンごと吸血鬼を指した理人。
 しかし吸血鬼は
「んぁぁ!痛かったよ!いやぁ痛かった。死にはしないけど死ぬかと思ったよ」
 ゆっくりと体を起こす。
「ば、バケモノめ!ならばもう一度!」
 理人は剣を構える。
「私より君の後ろに注意した方がいいんじゃないかな?」
「なんだと?」
 理人は後ろを向くとさっき息が止まったはずのゲンの体が起き上がり、動き出す。
「なっ!や、やめろ」
 理人はゲンに言うがゲンは全く反応せずただ理人に向かって攻撃する。
「一体どう言うことだ?なんで死んだはずのゲンが」
「あっはっは。滑稽だね。私がただやつの血を吸っただけだと思っているようだがそれは間違いなんだよ」
 吸血鬼は理人に言いながら笑う。
「よくわからんが卑怯な手を使いやがって。死人を扱うとか外道のすることだぞ!」
「私の能力、血の契約。私が血を吸った者は死人だろうと体が残ればあやつられるんだよ。しかしあまりこの能力は使わないんでね。君で実験させてもらうよ」
「こ、このぉ!」
 理人はゲンと戦う。吸血鬼はそれを見ながら自分の能力のデータを取っていた。
 理人は吸血鬼の操るゲンと戦っている中、実里とガイは・・・。
「な、なんでガイ。私なんかを庇ったんだよ!」
 黒い影の攻撃を実里を庇ってくらったガイは致命傷とはいわなかったが足を少し切られて立てないでいた。
「男が女を守るのに理由なんているかよ。それにお前は理人の、女なんだろ?」
「いや、私は鏡の女じゃないよ。鏡は私にとって弟みたいな人だから」
 ガイと実里がしゃべっている間に黒い影が実里にまた襲い掛かる!実里はヤバイと思った。そこで
「武器強化。飛び道具、付与・雷!」
 飛んで来た飛び道具が当たり黒い影が消滅する。
「よう。無事だったか?」
 カルナクがそこに駆けつける。
「カ、カルナク。よかった。私を庇ってガイが怪我しちゃって」
 実里が言うとカルナクはガイを見る。
「だ、大丈夫だ。俺なら少し休めば大丈夫。だから敵を多分ここらへんにいると思うんだが。」
「わかった。ところで鏡はどうした?」
「理人は黒い影を出す能力者を探しに行った。多分もう1人敵がいると思うからそいつを倒してくれ」
「わかった。探してみよう」
 カルナクは森の木に向かって攻撃する。
 周りの木々は攻撃されるたび激しく揺れるが誰も出て来ない。
 
「誰も出て来ないぜ?」
「そんなはずは・・・。!カルナク後ろ!」
 カルナクは後ろを振り向くと、男が1人現れる。
「もらった!」
 男はカルナクをカルナクの投げた飛び道具で刺そうとする。
「甘い!」
 カルナクは男の攻撃をかわし、男はまた木の木陰まで走る。
 しかし吸血鬼は
「んぁぁ!痛かったよ!いやぁ痛かった。死にはしないけど死ぬかと思ったよ」
 ゆっくりと体を起こす。
「ば、バケモノめ!ならばもう一度!」
 理人は剣を構える。
「私より君の後ろに注意した方がいいんじゃないかな?」
「なんだと?」
 理人は後ろを向くとさっき息が止まったはずのゲンの体が起き上がり、動き出す。
「なっ!や、やめろ」
 理人はゲンに言うがゲンは全く反応せずただ理人に向かって攻撃する。
「一体どう言うことだ?なんで死んだはずのゲンが」
「あっはっは。滑稽だね。私がただやつの血を吸っただけだと思っているようだがそれは間違いなんだよ」
 吸血鬼は理人に言いながら笑う。
「よくわからんが卑怯な手を使いやがって。死人を扱うとか外道のすることだぞ!」
「私の能力、血の契約。私が血を吸った者は死人だろうと体が残ればあやつられるんだよ。しかしあまりこの能力は使わないんでね。君で実験させてもらうよ」
「こ、このぉ!」
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「男が女を守るのに理由なんているかよ。それにお前は理人の、女なんだろ?」
「いや、私は鏡の女じゃないよ。鏡は私にとって弟みたいな人だから」
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「だ、大丈夫だ。俺なら少し休めば大丈夫。だから敵を多分ここらへんにいると思うんだが。」
「わかった。ところで鏡はどうした?」
「理人は黒い影を出す能力者を探しに行った。多分もう1人敵がいると思うからそいつを倒してくれ」
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 カルナクは男の攻撃をかわし、男はまた木の木陰まで走る。
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