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異世界で目立ちたい!

紫 ヤタガラス

黒影異能力者の最後

「なるほど。お前は少しできそうだ。あそこはもう1人の仲間に任せてあるからお前の相手は私がしよう」


 理人に向かって黒い影の能力者は言う。


「俺も2人が心配だからな早急に片付けさせてもらう」


 理人は装備していた剣を抜く。


「では行くぞ!はぁ!」


 シュン!
 理人は黒影能力者に剣を一振りするが、能力者は


「ふっ。その程度。私には効かぬ」


 バックステップで理人の攻撃をかわす。


「まぁこれぐらいはかわすわな普通」


「余裕じゃないか。貴様の名前私に教えろよ。覚えておいてやるからよ」


「俺の名は鏡理人。お前は?」


 理人は自分の名を相手に名乗り、相手の名前を聞く。


「ふっ。この名を地獄まで持っていけよ。私の名はゲン。ゲン エイズという」


「そういうくだらない嘘やめようぜ。俺今は名前に突っ込むほどの余裕はないんだが。偽名か?」


「残念ながら本名だ。そしてバカにするな阿保。すぐに始末してやる!」


 ゲンは能力を使い理人の周りに黒影を出す。


「この程度!」


 シュゥー!
 回転斬りで周りの黒影を両断する。


「ならば一体ずつ向かわせるまでよ!」


 ゲンは黒影を一体出現させ、自分は後退する。


「なっ!逃げるのか!」


「戦略的撤退よ。俺は接近戦は向いてないんでね。あばよ」


 と言って、森の影の方へと走ると、急にそこでゲンは止まる。


「逃げても無駄だとわかって止まったか。今楽にしてやるから覚悟しろ!」


 ゲンのもとへ一直線に向かう理人。
 その時理人はおかしいと思っていた。接近しているのになぜ奴は異能力を使わないのか。
 しかし、それを思っていた時にはもう遅く、ゲンの背後に男が急に現れる。


「騒がしいから来てみればこれは上物に会えた。今君を私の手下へと変えてあげるよ。忠実なね」


 ゲンは苦しみながらもその男の頭を掴んでかまれている首筋にある顔をどかそうとする。


「やめろ!こ、の吸血鬼!」


「ほう。私のことを知っているのか。私を討伐でもしに来たのかな?」


 吸血鬼は言う。


「ああそうだ。お前を殺しに来たんだよ吸血鬼!」


 ゲンは吸血鬼の顔を剥がそうとするが剥がれず吸血鬼にあやつられるぐらいならと思い、最後の力を振り絞る。


「う、うぉぉぉぉ!」


 黒い影を能力で出現させ、吸血鬼とゲンの体を密着させ、近くにいる理人に言う。


「た、頼む鏡!俺ごとそいつをさせぇ!」


 理人は言われた後剣をゲンに向かって突き立て


「わかった。悪く思うなよ!」


 そう言って一直線に向かい、ゲンもろとも吸血鬼をさす。


「がはぁ」


 吸血鬼は意識を失う。
 ゲンは血を吐きながら


「ふっ。お前らを苦しめた俺の言うことを聞いてくれてありがとな」


「けっ。一石二鳥なだけだ」


 と理人はゲンに言い、ゲンはその場で生き絶えた。

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