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異世界で目立ちたい!

紫 ヤタガラス

改造魔獣

「やっぱり柳くんはスパイだったんだね~。少しはダーランマ様に本当に服従していると思ったんだけどね。」


「誰があんなやばい奴に服従するかよ。もうスパイだとバレたならあんただって容赦なく殺せるんだぜ」


「それはまずいな。私はか弱いただの研究者だからね。君の相手はこいつにしてもらおう。」


 アワリオはポケットから謎のカプセルを出した。


「なんだそれは?」


「これはガイアラン皇国に一度放った魔獣が保管してあるカプセルだ。これを開発するのに多くの時間を使ったがこれのおかげで前よりはハイテクになったんだよ。まぁ今のこいつならそういう気遣いはいらないかもしれないけどね」


 アワリオはカプセルを地面に投げ、カプセルは地面を一度跳ねる。その後、その場を回るように転がり、


「なんだ。何も起こらないじゃないか。失敗作か?」


 柳は何も起きないカプセルを見て、アワリオに聞く。


「そんなわけないじゃん。もうすぐ出るから楽しみにしていなよ。ハイテクになるにつれ少しは出るのにも時間がかかるのさ」


 柳はそれを聞くとカプセルの前まで行き、


「ならばこの小さなカプセル、今斬って無効化してやる!」


 柳は素早く光剣を作り、地面のカプセルを斬る!


「あっ。実は言ってなかったんだけどこのカプセルは使い捨てだから開けたり、斬り裂いたりなどの行為で中に入ってる魔獣は消滅しないよ。むしろ目覚めてくれるから好都合なんだよね~。」


「使い捨てにそんなに消費したのか時間を?」


「ああ。ごめんね。カプセルは使い捨てだから少し細工しただけだよ。時間がかかったのは魔獣の回復、そして改造だよ」


 柳が斬ったカプセルからやがて煙が出てその中から魔獣が現れた。


「ゴガァァァァァァァァァ!」


 出てきた魔獣は雄叫びをあげる。


「さぁ私の可愛い最初の成功作魔獣、ヘビガメ改!今まで暴れられなかった分暴れるがいい!っとその前にこのままじゃこの牢屋部屋が荒れるので」


 アワリオはまたポケットから何かを取り出す。


「なんだそれは?」


「これはダーランマ様が作られたキューブカプセルだよ。このカプセルを使えば周囲が見えない壁で守られて衝撃などが全てその壁によって防がれるからこいつが暴れても多少は問題ない。」


 カプセルを地面に投げ一度跳ねると、カプセルが発動し、牢屋部屋のどこまでかはわからないが壁のようなものができていた。


「これは障害物が破壊されないようだからな。壁ができた感覚などはあまりないと思うよ。では思う存分にやりたまえ。ヘビガメ改!」


「ゴガァァァァァァァァァ!」


 アワリオが言うとヘビガメはまた咆哮をあげた。



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