異世界で目立ちたい!
柳の奮戦
「とうとう使うか切り裂き魔!貴様の異能力を」
「ああ。使ってやるよ。お前はこの氷の技だけで倒すつもりでいたが、私は貴様を舐めすぎていた。それのお詫びに異能力を使ってやるよ。冥土の土産とするがいい。」
 ベルナは異能力を使うといい、柳に向けて構えた。
「くらえ!ふんぬ!」
 ドンッ!と地面が悲鳴をあげるような音がした。
 次の瞬間、柳は地面に伏せていた。
「何だこれは!?急に俺の体が重く・・・。貴様の仕業か切り裂き魔ー!」
 ベルナは柳の近くまでより、
「ベルナだ。もう野良でいた切り裂き魔などではない。先ほども言ったろう。ダーランマ7将が1人、切り裂き隊隊長ベルナだと。いい加減に覚えやがれ」
「そんなことはどうでもいい。この体の重たさは貴様の異能力か!」
「そう。これこそ我が異能力。ハイパーグラビティ。対象の重さを何倍にもできる。今の貴様は普段の体重の6倍くらいだ。足が支えきれなくてそうなっているんだろうよ。」
 柳は抵抗しようとしたが動けずにいた。
 ベルナの異能力は対象者の重さをあげる能力。最高で今のところは10倍にまで行うことが可能。
「さて、身動きの取れない君をどう料理しようかな?私はね、君みたいに身動き取れないやつや弱っている奴を見るとどうしようもなく切り裂きたくなるんだよ。」
「けっ。変わったやつだな。どうせ切り裂き隊とか形あるものになっても所詮はそういう奴の集まりなんだろうな。」
 シュッ!とひれ伏している柳の顔の近くにナイフが飛んできて柳の頬に切り傷ができた。
「今のは聞き間違いかな?動けない無様な奴が私に反抗するなど。そんなことあってはならないのに。普通のやつはここで悲鳴をあげたり泣き叫んだりするもんだがな」
「誰がお前の期待通りの反応なんてするかよ。だいたいこんなことするやつのいうことなんて決まっているからな」
「そうか。ならご期待通りに私好みに切り刻んでやるよ!」
 シュッ!シュッ!シュッ!
「くぅ・・・」
 柳は身動きの取れない状態でベルナのナイフ攻撃を何度も受ける。しかも趣味が悪いのかベルナはあえて刺さずに切り傷ばかり入れていく。
「はっはっはっ。やっぱり楽しいな!しばらく抑え込んでいた分久しぶりにやると本当に楽しいよ!」
「この・・・いい加減に・・・しやがれ!」
 柳は力を振り絞って何とかベルナの能力に抗おうとしたがまだ抗えず、片手がやっと扱えるようになったぐらいだった。
 (片手が動くなら・・・よし!)
「そらそら!抵抗できるもんならやってみなよ!」
 ナイフが飛んでくる中、ベルナの頬を光った小刀がかすった。
「なっ!」
 光剣の小さなもの、小刀がが当たったことにより驚いたのか、ベルナの能力は解けて、柳は身軽となった。
「貴様と争っている時間などないんだ。だからお前を今から一撃で仕留めて彼女を救ってみせる!」
 柳の反撃が始まろうとしていた。
「ああ。使ってやるよ。お前はこの氷の技だけで倒すつもりでいたが、私は貴様を舐めすぎていた。それのお詫びに異能力を使ってやるよ。冥土の土産とするがいい。」
 ベルナは異能力を使うといい、柳に向けて構えた。
「くらえ!ふんぬ!」
 ドンッ!と地面が悲鳴をあげるような音がした。
 次の瞬間、柳は地面に伏せていた。
「何だこれは!?急に俺の体が重く・・・。貴様の仕業か切り裂き魔ー!」
 ベルナは柳の近くまでより、
「ベルナだ。もう野良でいた切り裂き魔などではない。先ほども言ったろう。ダーランマ7将が1人、切り裂き隊隊長ベルナだと。いい加減に覚えやがれ」
「そんなことはどうでもいい。この体の重たさは貴様の異能力か!」
「そう。これこそ我が異能力。ハイパーグラビティ。対象の重さを何倍にもできる。今の貴様は普段の体重の6倍くらいだ。足が支えきれなくてそうなっているんだろうよ。」
 柳は抵抗しようとしたが動けずにいた。
 ベルナの異能力は対象者の重さをあげる能力。最高で今のところは10倍にまで行うことが可能。
「さて、身動きの取れない君をどう料理しようかな?私はね、君みたいに身動き取れないやつや弱っている奴を見るとどうしようもなく切り裂きたくなるんだよ。」
「けっ。変わったやつだな。どうせ切り裂き隊とか形あるものになっても所詮はそういう奴の集まりなんだろうな。」
 シュッ!とひれ伏している柳の顔の近くにナイフが飛んできて柳の頬に切り傷ができた。
「今のは聞き間違いかな?動けない無様な奴が私に反抗するなど。そんなことあってはならないのに。普通のやつはここで悲鳴をあげたり泣き叫んだりするもんだがな」
「誰がお前の期待通りの反応なんてするかよ。だいたいこんなことするやつのいうことなんて決まっているからな」
「そうか。ならご期待通りに私好みに切り刻んでやるよ!」
 シュッ!シュッ!シュッ!
「くぅ・・・」
 柳は身動きの取れない状態でベルナのナイフ攻撃を何度も受ける。しかも趣味が悪いのかベルナはあえて刺さずに切り傷ばかり入れていく。
「はっはっはっ。やっぱり楽しいな!しばらく抑え込んでいた分久しぶりにやると本当に楽しいよ!」
「この・・・いい加減に・・・しやがれ!」
 柳は力を振り絞って何とかベルナの能力に抗おうとしたがまだ抗えず、片手がやっと扱えるようになったぐらいだった。
 (片手が動くなら・・・よし!)
「そらそら!抵抗できるもんならやってみなよ!」
 ナイフが飛んでくる中、ベルナの頬を光った小刀がかすった。
「なっ!」
 光剣の小さなもの、小刀がが当たったことにより驚いたのか、ベルナの能力は解けて、柳は身軽となった。
「貴様と争っている時間などないんだ。だからお前を今から一撃で仕留めて彼女を救ってみせる!」
 柳の反撃が始まろうとしていた。
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