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異世界で目立ちたい!

紫 ヤタガラス

真名

「その管理場はこの会場からどれぐらい距離があるのだアワリオよ?」


 アワリオにダーランマは聞いた。


「すぐにつきますよ。ほらもう見えて来ましたよ。」


 オークション会場から出て、数分ほどしかたたない場所に奴隷管理場はあった。


「もう着いたのか。しかし、反乱があったとは思えないほど静かだな」


 奴隷管理場に着くと、反乱があったと言っていたスタッフが嘘をついていたかのような静けさを奴隷管理場からは感じさせていた。


「こんなことならもう少しスタッフから詳しくなにが起こっているかを聞いてくれば良かった・・・。」


 アワリオが奴隷管理場の前でため息をついていた。アワリオは反乱があったと聞いていたからもう少しバタバタしているものだと思っていたが管理場はそんなバタバタした雰囲気でもなく、逆に外からは落ち着いているかのような雰囲気をだしていた。


「なんだアワリオ。ちゃんと状況を聞いてこなかったのか?」


「はい。反乱が起こったものだからもう少し騒いでいるものだと思い・・・。現にオークション会場のスタッフはどう対応するかで忙しそうにしていたので我々は混乱に乗じて中に入れるなと私は考えておりました。」


 ダーランマはアワリオの考えを少し甘い!いや違う、少しじゃない。かなり甘い、それにそのあと考えろよ!と心で思う。


「仕方があるまい。このまま管理場前でじっとしていても時間を取られるだけ。ならば正面から行くしかなかろうが」


 ダーランマは管理上の前に立ち、ドアをノックするかと思えば・・・。


「吹き飛べ!ストームー!」


 風の小さな強い竜巻が出る魔法を唱え、扉を壊した。


「さて行こうか。アワリオ」


「はい。」と言ってアワリオはダーランマの後に続いた。






 ダーランマたちが管理場に着く前、反乱が成功した後の奴隷管理場では・・・。


「では私がこの管理場の王になってまず最初にやること・・・。この管理場のルールを変える」


 新しく管理場の王になったパルディは言った。


「貴様らは自由だが奴隷という扱いは変わらん。だがこの奴隷管理場にいる間は自由にして構わない。抑制の腕輪も全て破壊した。これによりお前たちの自由がこの中だけでは約束されていると保障しよう。しかし、脱獄は今まで通り許さん。したものはこの中で公開処刑だ。わかったな。」


 周りでパルディの話を聞いていた奴隷たちは納得し、パルディは次の説明に入ることにした。


「ルールはこの二つだけで、次に私の参謀。そして、幹部たちを紹介する。3人とも上がってこい。尚、参謀はいまこの舞台の上にいるこいつだ。」


 パルディはそう言ってミンゴを指した。


「では簡単に自己紹介させていただきます。元奴隷ナンバー305、本当の名はアルディン・スラと申します。ここに来る前はガイアラン皇国にいました。」


 ミンゴこと、アルディン・スラは名前とここに連れてこられる前に住んでいた場所を言った。

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