異世界で目立ちたい!
皇国の完敗
 アムライを逃してからヴラドリオはその場で気を失い、理人は弓道寺を別のルートで助けに行き、背負って皇国まで戻った後、病院によった。
「急患だ!この人は片足燃やされて片足の骨すらないんだ。治せたり別の方法でこの足をどうにかできないか?」
 理人はやはり弓道寺のことになると自分よりも弓道寺のことを考えていた。
「いや急患だとおっしゃいますがどこからどう見ても貴方も急患だと思いますが?」
 理人のことを見た医者は言った。バウラム、アルダス戦で理人もそれなりにぼろぼろだった。
「今は俺のことなんてどうでもいい!こんぐらい唾つけときゃ治る。とりあえずこのお方を弓道寺さんの足を」
 弓道寺の片足は完全になくなっていたので正直に言えば医者もお手上げだったが
「なんとか頑張ってみましょう。ただ手を尽くしてダメだったら諦めてくださいね」
「・・・諦めたくはないが医者が言うのなら仕方ない。俺じゃ何もできないからな。ただし手を抜くことは許さないぞ。もしも手を抜くようであれば・・・」
 理人は医者を睨みつけたが、医者は
「全く。この私を誰だと思っているんだ。私はダーラス様の次に患者を治しているゼンタス様だぞ!手を抜くわけないだろう!」
「いや、ダーラスに劣るならダーラスのとこ連れてくわ」
 手のひらを返したように理人は病院から弓道寺を担いで出ようとするとゼンタスと名乗った医者は
「待って待って!お願い!その人見るのは私に任せてお願い!絶対治すとは約束できないけど片足どうにかなるようにするから!」
「・・・本当だな?足はどうにかなるんだな?」
「私に任せてください!この弓道寺というお方必ずどうにかなるようにしてみせます!」
 なぜか理人の方が頼む側なのに、ゼンタスと名乗るものが頼む方になっていた。
 ゼンタスに弓道寺を任せた理人は急いでアムライとまだ戦っているであろうヴラドリオのもとへと向かった。
「ヴラドリオ、無事でいてくれ!」
 ダッシュでヴラドリオのもとへと向かった。
 一方、ダーラスたちは・・・
「お前に話を聞いて、ヴラドリオが現場に向かうと言ってから向かったが、大丈夫なのか?」
「ヴラドリオさんなら大丈夫ですよ。それより早くアルダス様の治療を」
 カルナクはヴラドリオが向かう前に、ダーラスたちと合流し、「アムライから逃げてきた」と伝えてから、ヴラドリオが
「ならば私が時間稼ぎにアムライというやつのところへ向かおう。その間にお前とアルダスはダーラスに診てもらうが良い」
 と言って、ヴラドリオはアムライのもとへと向かった。
「確かにこの前のでヴラドリオが強いのはわかった。だがアルダスがこんな傷を負って帰ってくるなんて」
「まぁこの前戦ったときもこれだけ傷を負っていたじゃないですか」
 ダーラスはカルナクが冗談気味で言っていたのが分からなかったので、カルナクのアルダスが手を抜いたんじゃないかという感じで言ったことに対してイラついていた。
「いいか。アルダスはな、皇国を守るのに手は抜かない。何故だかわかるだろう?」
「それは闘将だからですか?」
 カルナクはそう聞いたがダーラスは首を横に振った。
「アルダスは皇国より王のことを考えている。だから王が困るようなことはあまりしないの」
 カルナクはそれは当然ではないかと普通に思っていた。
「急患だ!この人は片足燃やされて片足の骨すらないんだ。治せたり別の方法でこの足をどうにかできないか?」
 理人はやはり弓道寺のことになると自分よりも弓道寺のことを考えていた。
「いや急患だとおっしゃいますがどこからどう見ても貴方も急患だと思いますが?」
 理人のことを見た医者は言った。バウラム、アルダス戦で理人もそれなりにぼろぼろだった。
「今は俺のことなんてどうでもいい!こんぐらい唾つけときゃ治る。とりあえずこのお方を弓道寺さんの足を」
 弓道寺の片足は完全になくなっていたので正直に言えば医者もお手上げだったが
「なんとか頑張ってみましょう。ただ手を尽くしてダメだったら諦めてくださいね」
「・・・諦めたくはないが医者が言うのなら仕方ない。俺じゃ何もできないからな。ただし手を抜くことは許さないぞ。もしも手を抜くようであれば・・・」
 理人は医者を睨みつけたが、医者は
「全く。この私を誰だと思っているんだ。私はダーラス様の次に患者を治しているゼンタス様だぞ!手を抜くわけないだろう!」
「いや、ダーラスに劣るならダーラスのとこ連れてくわ」
 手のひらを返したように理人は病院から弓道寺を担いで出ようとするとゼンタスと名乗った医者は
「待って待って!お願い!その人見るのは私に任せてお願い!絶対治すとは約束できないけど片足どうにかなるようにするから!」
「・・・本当だな?足はどうにかなるんだな?」
「私に任せてください!この弓道寺というお方必ずどうにかなるようにしてみせます!」
 なぜか理人の方が頼む側なのに、ゼンタスと名乗るものが頼む方になっていた。
 ゼンタスに弓道寺を任せた理人は急いでアムライとまだ戦っているであろうヴラドリオのもとへと向かった。
「ヴラドリオ、無事でいてくれ!」
 ダッシュでヴラドリオのもとへと向かった。
 一方、ダーラスたちは・・・
「お前に話を聞いて、ヴラドリオが現場に向かうと言ってから向かったが、大丈夫なのか?」
「ヴラドリオさんなら大丈夫ですよ。それより早くアルダス様の治療を」
 カルナクはヴラドリオが向かう前に、ダーラスたちと合流し、「アムライから逃げてきた」と伝えてから、ヴラドリオが
「ならば私が時間稼ぎにアムライというやつのところへ向かおう。その間にお前とアルダスはダーラスに診てもらうが良い」
 と言って、ヴラドリオはアムライのもとへと向かった。
「確かにこの前のでヴラドリオが強いのはわかった。だがアルダスがこんな傷を負って帰ってくるなんて」
「まぁこの前戦ったときもこれだけ傷を負っていたじゃないですか」
 ダーラスはカルナクが冗談気味で言っていたのが分からなかったので、カルナクのアルダスが手を抜いたんじゃないかという感じで言ったことに対してイラついていた。
「いいか。アルダスはな、皇国を守るのに手は抜かない。何故だかわかるだろう?」
「それは闘将だからですか?」
 カルナクはそう聞いたがダーラスは首を横に振った。
「アルダスは皇国より王のことを考えている。だから王が困るようなことはあまりしないの」
 カルナクはそれは当然ではないかと普通に思っていた。
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