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異世界で目立ちたい!

紫 ヤタガラス

師匠との再会

「バウラム・・・。初めてあった時は嫌なヤツだと思っていたが、お前の罪はよくわからないがきっと悩んでいたんだろうな」


 バウラムの死体をみつめながら理人は言った。


「それはバウラムなのか?しかしあまり名前を聞かない奴に殺されるなど帝国の恥さらしだな」


 理人は声の聞こえた方角を見ると、その男に驚愕していた。その男は理人に修行をつけた男であり、この世界で今のところ弓道寺の次に尊敬する男だったからである。


「アムライ師匠!」


 理人はそう叫んでいた。そして変わり果てた片腕をみつめ、さらに驚愕した。


「師匠、その腕は一体・・・。」


「あー。お前誰だっけ?思い出せない・・・。まぁいい。死にたくなければそこをどけ。その晒し者を今燃やすから」


 「燃やす」という言葉を聞いて理人はどうやってと思っていたが、アムライは次の瞬間、変わり果てた片腕で理人に対して攻撃してきた。


「くっ!何のつもりですか師匠!」


「お前など知らん!しかし今は気分がいい。さっきの弓道寺の片足を燃やしてから気分は悪かったがそれが嘘のように今は調子がいいよ」


 理人はアムライのある言葉を聞いて、一瞬で頭に血が上った。


「お前が・・・。弓道寺さんの足を燃やしたのか!このクソ野郎!」


「何だ弓道寺を見たのか。ご名答。私があいつの片足を燃やしてやった。この業炎でな」


 そう言ってアムライは変わり果てた腕を炎の形に変えた。


「師匠・・・。いやアムライ。あんたはオレが弓道寺さんの名誉にかけて殺してやるよ!」


「私を殺すだと?お前如きがか?バウラムを倒せたくらいで調子にのるなよ!」


 バウラムは片腕の炎を丸い玉に変えて理人に飛ばした


「くらえ!炎玉!」


 理人は炎玉と呼ばれた攻撃を自分の異能力で跳ね返した。


「何と・・・。私の炎を返す異能力だとは」


「かなり違うな。特殊攻撃・・・つまりは拳や固められた硬い弾丸のような銃の球は跳ね返せないがお前のその炎くらいは跳ね返せるさ」


 理人はアムライの炎玉を運良く地面に跳ね返し、アムライに自分の能力を説明していた。


「ほう。私の炎くらい簡単に跳ね返せるか。ちなみに何故炎玉を地面に跳ね返したのか参考に聞かせてもらいたい」


「何でそんなことを聞くのかは知らないが。それは教えられん」


「そうか。では何故私が何故こんなことを聞いたのか教えてやろう。それはな、当たったものは必ず燃え続けるから聞いたのだ」


 理人はそれを聞いてたまたまだったが地面に跳ね返せてよかったと心の中で思っていた。もしもバウラムの方向にでも飛んでいたらバウラムの死体が燃え続けるのを見続けなければいけなかったからである。


「それじゃ二発目行こうかな。さっきより火力を上げるぞ」


「こいや!」と意気込んでいた理人だが二発目の炎の塊を見て理人は「何と・・・」と思っていた。


「我が炎は全てを燃やし尽くす!完全に燃え尽きろ!業火炎砲!」


 でかい炎の玉を飛ばしてきた。理人は技の口上を聞いた時、能力を使うのに躊躇ってしまい判断が遅れてしまった。


「能力を使わないか。ならば燃えるといい!」


 理人は死を覚悟した。しかし、そこに1人の男が現れ業火炎砲を消し去った。


「何故能力を使わないんだ。鏡」


「うるさいよ。あんたは俺の能力知っているだろヴラドリオ」



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