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異世界で目立ちたい!

紫 ヤタガラス

魔の腕

振りかぶった剣をアムライが弓道寺に向けて下ろした時、弓道寺はアムライの攻撃を避けた。


「何故避ける?せっかく楽になれるチャンスをやったというのに」


「私を殺したいなら何で師匠は能力を使わないんですか?その気になれば私なんて一振りで殺せるでしょうに」


 弓道寺はアムライの能力を知っていた。弓道寺はレジスタンスのリーダーになる前はガイアラン皇国でアムライのもとで修行していた。その時に見せてもらったのがアムライの異能力。


「そう私の能力は発動すればガードされていようと何でも両断する能力、それは人体や物など関係なくね。私はねお前にやる気を出して欲しいんだよ。だから今の一振りで流石にやる気になるだろうと思って異能力を使わずに攻撃したのに」


「・・・分かりました。そこまでいうなら相手をして上げますよ。そして何でこんなことするのかを師匠を倒した後に聞きます」


 「倒す」と弓道寺が言った時、アムライは満足そうに声を上げて笑った。


「それでこそだよ。まぁ私は能力ははなから使う気はないがね。私の試運転相手になってもらうよ。その前にバウラム邪魔だな」


 横に倒れていたバウラムを、アムライは持ち上げて、皇国の方へとぶん投げた。


「!。それは見逃せないよ!」


 弓道寺が勢いのついたバウラムを止めようとすると


「炎拳!」


 アムライが魔の腕の方で弓道寺に襲いかかった。弓道寺はそれをガードするために両腕を使うと、バウラムを見逃してしまった。


「しまった!何とことだ!」


「さーて。これで遠慮なくやれるわけだが弓道寺!少しは私を楽しませてくれよ」


 そう言ってアムライはまた魔の腕で攻撃して来た。


「くらえ!炎拳!」


「くぅぅぅぅ!可笑しい。何故師匠が火の能力なんて使えるんだ!異能力は人1人にしか与えられぬはずだ!」


 アムライの能力は両断の能力なので火を扱う能力は使えないはずなのに、火を腕にまとって攻撃してくるアムライに弓道寺は驚いていた。


「何で私が火の能力を使えると思う?当ててみな」


 アムライは遊ぶ感覚で弓道寺に問題を出すように言った。


「どこからどう見てもだと思うがやはりその禍々しい腕のせいだろう」


 アムライは拍手しながら


「ピンポンピンポン!大正解!そんな弟子に師匠からプレゼントをあげよう」


 そう言ってアムライは魔の腕にまとっていた火を腕の前で小さなたまに変えた。


「これはささやかながら君にプレゼントだよ。火玉!」


 プシュン!と音を立ててすごい勢いで弓道寺のもとに火玉が向かってきた。


「ならば私の能力で、肉体強化!筋力三倍!」


 弓道寺の体が少し筋肉がはり、火玉にグーパンチした。


「無駄だ。そんなもので私の火玉は止められはしない。燃えるがいい!」


 アムライは火玉が弓道寺の腕を燃やすさまを見ていたが、次の瞬間弓道寺のグーパンチで火の玉はパンッ!と破裂していた。


「バカな!私の火玉を筋力だけで破裂させただと」


 そしてアムライに弓道寺は近づき


「あまり私をなめないでもらいたい師匠。ここまでさせたら私も止まれませんから死なないでくださいよ!ふん!」


 弓道寺はそう言ってアムライにパンチを放った。

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