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異世界で目立ちたい!

紫 ヤタガラス

怒りのテムルナ

「おっと。この人はやらせるわけにはいかないよ」


 カプセルから出て来た男のパンチがアワリオの顔に当たる前にベルナが横入りし、ナイフで受け止めた。男の攻撃を受け止めたナイフは砕けており、男の腕の方を見ると刃物を素手で殴ったのに血が出ていなかった。


「!お前なんで素手のパンチなのに刃物で受けとめたのに手から血が出ていないんだ!?」


 ベルナはかなり驚いた。普通は刃物を素手でも当たれば血が出るはずなのにその男は血が出る出ないどころか受け止めた手は無傷だった。


「お前まさか、、、体の中に血がないのか?」


「あるわ!全く。俺は攻撃じゃ手を手刀にして戦うからいちいちそんな刃物ごときで攻撃できないんじゃあれなんだよ」


 カプセルから出て来た男は最初は血がないのかとかわけのわからないことを言ったベルナに説明した。


「俺の剣はそんな安物じゃないんだぞ!まぁ切り裂き魔として相手を狩っている時に拾ったもんだけどよ。それなりに硬くていいけんだと自負している!」


 何故か今くだらない話をしているベルナだったがベルナがこんな今くだらない話をしているのには理由があった。ベルナはアワリオに「どこかに逃げろと!」と手でどうにか伝えようとしていたがアワリオはなんのことかわからずその手を見て


「ベルナ君!君は私に何を伝えたいんだい!」


 声に出して言ったアワリオだった。それによってベルナの行動の意味に気づいたのか男は


「成る程。そういうことか。自分の剣の自慢が大好きやろうかと思ってあんなこと言って他のかと思っていたが全部アワリオを逃がすための行動だったとはな」


 ベルナはバレたと思い、男に攻撃を仕掛けた。


「バレたなら仕方ない!くらえ!」


 ベルナは剣で男に攻撃したがさっきと同じで腕で剣を受け止められた。


「ちっ!硬い腕だな!」


「無駄だよベルナくん。その実験体、、、テムルナ君にはある別の死体の能力も上乗せしてあってね。まぁ手刀は彼自身の戦闘スタイルなんだろうけどね。何故もう1人のやつの能力を使わない?」


「使うわけがないだろう。親友の能力を使ってまで俺は戦う気は無い。強化してくれたのには感謝はしているが、奴を、、、パールのことを静かに眠らせてくれなかった貴様は許せん!アワリオ!」


 テムルナの肉体を強化はしたが強化にはパールの身体能力、異能力が追加されているはずだったが、テムルナは身体能力は仕方ないが親友の異能力までは使う気は無かった。


「成る程。ならば使うほどの強い人とやらせればテムルナ君は多分使うだろうしな。それにベルナ君ばかりの強さを見るのはな、、、そうだ!」


「いや待ってくださいよ!俺アワリオさんにまだ実力のほんの一部も見せてませんよね!?」


 アワリオが何故かベルナの強さを知っている風に言ったのでベルナは少し驚きまさか今の攻撃、テムルナ対してのものを見て実力が判断されてしまったのではないかと思ってしまった。


「俺の実力はこんなもんじゃないですよ!」


「いや〜君の実力は女王さん捕獲して来た時点で大体わかるから。本当の実力はまたの機会にそこにまだ2人いるだろう?ベルナ君の仲間の。彼らの実力を見たいな」


 アワリオはもう2人の切り裂き魔、ドントとテズルカを見た。


「ならば私が行こう。アワリオさん。切り裂き魔の元リーダーの力を見せてあげるよ」


「見せてね〜。後テムルナ君殺しちゃダメだよ〜。そいつは帝国で使うんだからね」


 テズルカは前に出て自分がテムルナとやると言い、テムルナは


「死んでも知らないからな」


「ご心配なく。小僧に大人の強さを見せてあげるよ」



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