異世界で目立ちたい!
それぞれの休暇
「頼みとは何だ?余も暇ではないから手短に説明して欲しいのだが」
「実は今回の切り裂き魔騒動で行方不明になった秋月チリンの捜索をお願いしたいのです」
 理人は王にチリンの捜索をお願いした。
「秋月チリンが行方不明だと?そんな報告受けてはいないのだが、、、。アルダスのやつ何でそんな大事な報告を余にしないのだ。わかった、秋月チリンのことはちゃんと探そう。余があの作戦の為に秋月を利用したのだからな。責任はしっかりとる。だから安心せよ」
「分かりました。ありがとうございます」
 理人は王に礼を言うと、王は首を横にふり、更には王の間で座っていた椅子から立ちわざわざ理人の前まできて頭を下げていた。
「何を言う。こちらが迷惑をかけたのだから当たり前だ。約束しよう秋月がどこで見たかわかったら君に連絡する。今回は巻き込んでしまったあげく敵にまで奴をさらわれてしまって本当にすまない」
 そう王は理人に謝罪した。理人は王に
「そんな、、、頭を上げてください。王であるあなたがあいつを選んだのには理由があるからでしょう。秋月も言ってました。自分で決断したことだと。だから捜索してくれればそれでいいんです。では俺も失礼します」
 理人は王の間から去った。
 外に出た理人は休暇をどうするか考えていると、外では実里が待っていた。
「やぁ。謁見は終わったかい?」
「ああ終わったよ。お前も外で待つくらいなら一緒にくれば良かったのに。お前もちゃんと活躍したんだからアルダスは何も言えないさ」
 理人は実里にそう言った。実里は首を横にふり
「いや。私は何も出来なかったし、今はこれがないとうまく行かないからね」
 そう言って実里は自分が乗っているものを指した。実里は能力に見合ってないほどの強化を足にかけた為、病院に行って診てもらったところしばらく足はまともに動かすなと言われ、車椅子に乗っていた。
「こっちの世界にも車椅子あったんだな」
「?まぁよくわからないけどあったんだよ?」
 実里は記憶をとり戻していないのでそういう反応しかできなかった。
「ところでなんでここで待ってたんだ?なんか俺に用でもあるのか?」
「あるのよ。鏡あんたにあって欲しい人がいるの。病院まで一緒に来て。私一人で行くの辛いから病院までこれ押してちょうだい」
 理人は少しイラっときたが仕方ないと割り切り、とりあえず病院へ向かうことにした。実里の車椅子を押しながら。
 その頃先に城から出たアルダスは病院にいた。ガイの方はしばらく家で休むといって城を出た時に別れて、アルダスはイナハルのお見舞いに来ていた。
「イナハル、、、。死ななかったのはよかったがしばらく意識は戻らないなんて。クソ!もっと早く俺が間に合えばお前がこんな状態にならなかったのかもしれないのに!」
 アルダスはそう言って壁を病院殴っていた。ダーラスは軽い怪我で少し入院すれば治るらしいが、イナハルはしばらく寝たきり状態が確定していた。
「お前が寝ている間は俺が必ず皇国を守り抜いてみせる。また来るからな」
 そう言ってアルダスはイナハルの病室から出てダーラスの病室にはよらずに屋敷へと戻った。
「実は今回の切り裂き魔騒動で行方不明になった秋月チリンの捜索をお願いしたいのです」
 理人は王にチリンの捜索をお願いした。
「秋月チリンが行方不明だと?そんな報告受けてはいないのだが、、、。アルダスのやつ何でそんな大事な報告を余にしないのだ。わかった、秋月チリンのことはちゃんと探そう。余があの作戦の為に秋月を利用したのだからな。責任はしっかりとる。だから安心せよ」
「分かりました。ありがとうございます」
 理人は王に礼を言うと、王は首を横にふり、更には王の間で座っていた椅子から立ちわざわざ理人の前まできて頭を下げていた。
「何を言う。こちらが迷惑をかけたのだから当たり前だ。約束しよう秋月がどこで見たかわかったら君に連絡する。今回は巻き込んでしまったあげく敵にまで奴をさらわれてしまって本当にすまない」
 そう王は理人に謝罪した。理人は王に
「そんな、、、頭を上げてください。王であるあなたがあいつを選んだのには理由があるからでしょう。秋月も言ってました。自分で決断したことだと。だから捜索してくれればそれでいいんです。では俺も失礼します」
 理人は王の間から去った。
 外に出た理人は休暇をどうするか考えていると、外では実里が待っていた。
「やぁ。謁見は終わったかい?」
「ああ終わったよ。お前も外で待つくらいなら一緒にくれば良かったのに。お前もちゃんと活躍したんだからアルダスは何も言えないさ」
 理人は実里にそう言った。実里は首を横にふり
「いや。私は何も出来なかったし、今はこれがないとうまく行かないからね」
 そう言って実里は自分が乗っているものを指した。実里は能力に見合ってないほどの強化を足にかけた為、病院に行って診てもらったところしばらく足はまともに動かすなと言われ、車椅子に乗っていた。
「こっちの世界にも車椅子あったんだな」
「?まぁよくわからないけどあったんだよ?」
 実里は記憶をとり戻していないのでそういう反応しかできなかった。
「ところでなんでここで待ってたんだ?なんか俺に用でもあるのか?」
「あるのよ。鏡あんたにあって欲しい人がいるの。病院まで一緒に来て。私一人で行くの辛いから病院までこれ押してちょうだい」
 理人は少しイラっときたが仕方ないと割り切り、とりあえず病院へ向かうことにした。実里の車椅子を押しながら。
 その頃先に城から出たアルダスは病院にいた。ガイの方はしばらく家で休むといって城を出た時に別れて、アルダスはイナハルのお見舞いに来ていた。
「イナハル、、、。死ななかったのはよかったがしばらく意識は戻らないなんて。クソ!もっと早く俺が間に合えばお前がこんな状態にならなかったのかもしれないのに!」
 アルダスはそう言って壁を病院殴っていた。ダーラスは軽い怪我で少し入院すれば治るらしいが、イナハルはしばらく寝たきり状態が確定していた。
「お前が寝ている間は俺が必ず皇国を守り抜いてみせる。また来るからな」
 そう言ってアルダスはイナハルの病室から出てダーラスの病室にはよらずに屋敷へと戻った。
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